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1.  お熱いのがお好き 《ネタバレ》 
何かで読んだが、B.ワイルダー映画は良質な脚本が肝。あらためて得心。観る側になめらかな「話」と的確な「絵」で心を掌握してしまう。名匠たる所以だ。ただ、主役2人がどうみても余りにも「男」でね。
[DVD(字幕)] 7点(2013-08-24 14:04:24)
2.  大人は判ってくれない
ヌーヴェルバーグの面倒な定義は置いといて、簡単な解釈「新しい波」と捉えたなら、この映画は分かりやすいと思える。ゴダール等なぜ同時期に存在したのか。映画史的に1章割けるだろう。(読まないでしょうが・・)
[DVD(字幕)] 8点(2013-07-24 16:06:46)
3.  お引越し 《ネタバレ》 
田畑智子がこのとき何歳だったかは知らない。この年齢で、映画の出番が終わって自分自身に戻れるのか、その後何らかの影響はないのかと心配になるくらい彼女はこの役どころを完全に理解していたように感じた。水に浸かりながら「おめでとうございます」を連呼する顔が強烈に残る。なるほどなあ。相米監督さすがです。
[DVD(邦画)] 8点(2013-05-20 23:40:39)
4.  お茶漬の味 《ネタバレ》 
佐分利信を誤解していた。こんなに細かく表情を使い分けできる人とは思わなかった。地味な扱いを受けているこの作品。予定調和を匂わすタイトルと最後の科白が若干のあざとさを感じさせるような気もするが、親と子を映し出す「晩春」「東京物語」のベクトルを夫婦に置き換えた傑作に思えた。妻を怒らすあの食事が最後のお茶漬けに効いてくるとは。自分の環境も多分に影響するでしょう(笑)
[DVD(邦画)] 9点(2013-03-08 00:48:08)
5.  女の園
敗戦後10年も満たずにこんな内容で映画が撮れたことに、今更ながら現代女性史を学びまた、「やはり日本は凄い」と妙に感心。
[DVD(邦画)] 7点(2013-01-17 02:05:28)
6.  オーケストラ! 《ネタバレ》 
生い立ちに秘密を抱えるヒロインとラストのオーケストラ演奏、これがすべての映画。楽団員、プロモーター等のいいかげんな展開、ラストにたどりつくまでのご都合主義はコメディということで強引ながらクリア。まあ、必ずもう一度聴きたく(観たく)なるくらいの演奏です。それだけで大成功でしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2011-05-03 19:11:05)(良:2票)
7.  大いなる陰謀 《ネタバレ》 
三つの進行に馴染むまで、若干時間が掛かった。見終えて消化不良と捉える向きもあろうが、観る者への問題の預け方が上手い。相反する二つの流れをメリル・ストリープと共に検証していかねばならぬ。
[映画館(字幕)] 8点(2008-04-19 01:16:03)
8.  大奥(2006)
欲張りすぎてすべてが薄い。焦点を絞り、それを肉付けするような展開にしたほうが確実に良かったはず。これだけ贅沢に役者を使うと、製作側がそっちに気をとられてしまって・・・。そんな感じ。
[地上波(邦画)] 5点(2007-12-23 20:13:05)
9.  踊る大捜査線 THE MOVIE
楽しかった学生生活、何かそんな雰囲気を学校から警察に変えたような設定。調子にのって作ってしまったこれ以後は、余りに安直で話が酷いが、ここまでは楽しめる。
[地上波(邦画)] 5点(2007-10-20 22:48:11)
10.  男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 《ネタバレ》 
ラストにリリーと会う。リリーだからこそそれが名シーンになる。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-03-18 16:52:55)(良:1票)
11.  オデッサ・ファイル 《ネタバレ》 
とても面白い話。ただ、最後に明かされる主人公の秘密が際だった効果を得ないのはどうしてか。そこに至るまでにスリルが無いから、それに尽きる。
[DVD(字幕)] 6点(2007-02-06 00:55:07)
12.  オーロラの彼方へ 《ネタバレ》 
この種の話は、整合性を保つため多少強引な流れになりがちだし、一旦それを意識してしまうと、観る側もとても疲れるものだと思う。この映画も例外ではなく、首を傾げながらという部分もあったが、オーロラの影響で30年前の父親と無線交信してしまう、そしてその有り得ない状況をあっさりと双方が信じてしまう、というところがそもそも荒唐無稽なのである、些細なことを気にしていても仕方がない。それ以上に父子ドラマの筋がしっかり通っていて、全体のバランスは満足いくものと感じた。
[DVD(字幕)] 8点(2007-01-11 23:44:25)
13.  男はつらいよ 幸福の青い鳥 《ネタバレ》 
葛飾区役所のシーンで一点上乗せ。「男はつらいよ」における寅と源公の完成された形。脱帽。
[地上波(邦画)] 6点(2006-11-08 19:23:51)
14.  男はつらいよ 寅次郎恋愛塾
ちと辛いが「年に二回の風物詩」としてだけの存在作品。
[地上波(邦画)] 4点(2006-10-22 21:19:54)
15.  大いなる休暇 《ネタバレ》 
二時間ドラマ枠でも充分ありそうなお話。ただ、もし日本で作ると安っぽいドタバタ風味仕立て必至なような展開が、フランス語圏カナダの小島が舞台という縁遠い設定であるためも手伝って、小賢しい笑いの強要が無く、細かいこともまったく気にならない。たまには観たいねこういう作品。
[DVD(字幕)] 8点(2006-10-14 01:30:01)
16.  男たちの大和 YAMATO 《ネタバレ》 
「死ぬ覚悟は出来ています」このセリフで泣かすのなら、そこまで思い詰める十代半ばの子供達をどうしてもっと掘り下げて描かないのか。残念ながら散漫な印象しか受けなかった。やはり自分にはこの監督を理解できないようだ。あと序盤と最後の「タイタニック風」味付けは無用!
[DVD(邦画)] 5点(2006-09-22 21:06:54)
17.  ALWAYS 三丁目の夕日 《ネタバレ》 
高評価を否定するつもりはない。でも、この作品は自分の琴線に触れたと多くの人に錯覚させることに長けた作品に過ぎぬ。それは「映画」として感動を享受しているとは自分には到底思えない。昭和33年、この時代はこうだった、ああだったというような表現(映像・小芝居)に終始し、掃いて捨てるほどある話の羅列がベタで恐ろしいほど貧弱であることに裏付けされている。これほど評価が高い割に内容が無い作品も珍しい。この映画の「話」で錯覚感動を認めるほどの度量を自分は持ちあわせていない。それでいい。
[映画館(字幕)] 2点(2005-11-30 19:01:48)(良:1票)
18.  男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け
逆に言えば、ここまでシリーズが続いても寅さんでこんなに素晴らしい作品が出来たなんて、本当に凄い。ラストの東京へ向かって手を合わせるシーン、最高です。
[DVD(字幕)] 9点(2005-11-23 00:17:25)(良:2票)
19.  男はつらいよ フーテンの寅 《ネタバレ》 
シリーズ化を意識しだした頃なのかな、まだキャラクターが固まっていなかったのだろうが、後の寅さんとはやはり別人格が多少ある気がする。序盤の公衆電話のギャグは秀逸だが、なぜあの場所から寅さんが電話をかけているのか、この作品ではまだそこらへんの説明を求めていない。こういうところの肉付けで寅次郎が確立していったのだろう。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-16 01:52:53)
20.  男はつらいよ 寅次郎物語
マドンナとの関わりの描き方が少々あざとい。
[DVD(字幕)] 5点(2005-07-09 23:10:19)
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