1. オープン・ウォーター
《ネタバレ》 上映時間は80分程度だけど、飽きる。1998年、グレートバリアリーフで実際に起こった、ロナガン夫婦の失踪事件がベースになっている。最初に出てくる『実話を基にした』とは、ヒジョーに微妙な言い回しだと思う。人によっては、『実話そのもの』として解釈するだろうし、またある人は『実話がベースになってるんだな』とも思うだろう。まぁどちらにしても、ある程度の脚色は認められる。ただ本編前にそういうテロップが流れると、観客としては、前者(実話そのもの)として、捉えてしまいますね。だってこれ、実話風の作りになってますけど、『(実話の事件をヒントにした)、ドキュメンタリー風フィクション』ですもん。この演出は酷過ぎる。だだっ広いだけの大海原と、2人だけの出演者。役者の演技力と、プロットに緩急がなければ、これはちょっとキビシーっす。あまりに起伏のない展開に、絶望感や焦燥感、また恐怖も感じられなかった。360度の海。海水は冷たく、助けもない。連絡もできない。足が地についていない。自分の首から下さえも見えない。そういう状況に陥った時の怖さっていうのは、ちょっと伝わる。ただですね、フィクションならフィクションとして、そのへんをもっと煽ってもらいたかった。自分としては、後半にかけて盛り上がりのあった『ブレアウィッチ』の方がまだ良かった。(まぁあれも、偽ドキュメンタリーだから)どっちにしろ、これはかなり不服。ラストはそれなりに衝撃的。でもがっかり。10点満点中、頑張っても2点留まりっす。 [DVD(字幕)] 2点(2006-10-08 13:42:08) |
2. 落ちた偶像
朝っぱらに見たせいか、最後まで事件の真意が判らなかった・・。序盤のシーンから既に、「あぁ、この人殺されちゃうんだろうなぁ・・」って読めちゃったし。やたらと大人の話に首を突っ込むガキに、感情移入出来なかった。この作品の原作&監督コンビは、やっぱり「第三の男」の方がずっと良い。 6点(2004-07-16 02:02:12) |
3. オースティン・パワーズ
ここまで自分がコメディ映画で笑わなかったのは、逆に貴重。辛い時間でした。 0点(2004-06-29 02:34:03) |
4. オーシャンズ11
個人的には嫌いじゃないです。ただあまりに都合良過ぎないかい?って感じ。この手の映画で楽しみなのは、用意周到な計画がほんの些細なことで歯車が狂いだしてく展開だったりする。それだとサスペンスフルだし、11人それぞれの活躍だって見れるはず。あまりにスムーズ過ぎて、もったいない。-4点の原因は、ジュリア・ロバーツの歩き方がカッコ悪いのと、11人も必要ないのと、本当のリーダーはブラット・ピットなんじゃないか?というのと、身内まで騙す意味がわからない・・・。ブラッド・ピットのジャンク・フードと音楽は○。 6点(2004-06-18 21:17:52) |
5. おばあちゃんの家
ガキの時分、僕を喜ばせ楽しませようと、色々気を遣い構ってくるばあちゃんがウザいと思ってた。僕はそんなばあちゃんに構われたくなくて、ずっとTVのヒーローものの雑誌を見てた。ある日、僕が電子ジャーの使い方を誤り、足に大火傷をした時、一生懸命に手当てしてくれた。そのお陰で僕の足には、傷一つ残ってない。そんな事を思い出してた。思い出して、「もう少し、ばぁちゃんに優しくしてあげれば良かったな・・」って反省しました。聞こえないし、話せない。文盲だけれど、どこまでも優しいばあちゃんと、都会の冷たい空気で、何不自由なく育ったサンウ。次第に心を開き、おばあちゃんを大事に思うさまは見ててとても微笑ましかった。大らかな自然とゆったりしたテンポ。それとおばあちゃんの暖かい懐が良いですね。せわしない現代人の忘れかけてるものがここにありました。 9点(2004-06-12 23:27:59) |
6. 俺たちは天使じゃない(1989)
リメイクといっても、前作とは全く違いますね。作品に漂う雰囲気は、ほのぼのとしていますが。最初は戸惑ったけど、いきあたりばったりに次々の問題に挑む2人のさまが滑稽でした。ショーン・ペンの演説、良かったです。何を話せば良いか戸惑ってたけど、僕はその言葉に充分感動しましたよ。ちょっと強引だけど、ラストも良いです。過去のネームバリューに拘らなくても、見終わった後は、ちょっと朗らかな気持ちになれます。 6点(2004-06-12 16:07:55) |
7. お熱いのがお好き
《ネタバレ》 DVDジャケットのレモンの笑顔はとても恐いです・・。内輪ごとですが、僕の彼女はこの映画の話をしただけでもう思い出して笑ってる。僕も彼女もJ・レモンが大好きだから、どうしても彼を中心に見てしまうけど、(HNを「ダフネ」にしようかと思ったくらい)やっぱり女装が楽しいんだか、哀しいんだか、めちゃくちゃ節操のないレモン君でしょう。シュガーに逢って女装を後悔してたのに、エロじじいにプロポーズされてベッドで嬉々とマラカス振ってやがる!!有り得ねぇ~!!って感じだけど、ラストで罰が当たったってことなのかなぁ。(婚約解消する気、一切ないし)でもただのどたばたコメディにならず、とても良くしっかりと出来た映画だと思います。やっぱりワイルダーってスゴいんだなぁって思った。某TSUT○YAさん、この映画を「ギャング系アクション映画」の段に置くのはどうかと・・・・ 10点(2004-06-03 04:28:10)(笑:1票) |
8. おかしな二人2
老人のロードムービーってところからして、もう既に怪しい。老体には厳しいだろうによく頑張って撮影したもんだ。レモンの登場シーンで「フンナァ!!」の炸裂からもう爆笑した。マッソーは、相変わらずズボラでカードやってるし。気心の知れたコンビならではで、二人ともノビノビと演技してる感じがしました。何度も出る警察署のシーンがちょっとくどく感じるけれど、「バディ・バディ」を含めたこのシリーズで一番好きです。 8点(2004-06-03 04:07:47) |