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プロフィール
コメント数 542
性別 男性

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1.  女は女である 《ネタバレ》 
この映画を観る前は、ゴダールにアンナ・カリーナにベルモンド、音楽もルグランだし面白くないわけがない!といった感じだったのですが、「気狂い~」よりも「シェルブールの雨傘」よりも前に作られた映画だったんですね~。 映画の中の登場人物や映画を作っている人たちが本当に心底楽しんで映画を作っているのが画面の中から伝わってきました。凄く明るく飛びっきりポップな映画。見ていると、こっちまで楽しくなってきます。 クスクス笑うようなフレンチコメディはあまり好きではないけど、これは面白い。ゴダールが映画で遊んでいる感覚だけでも十分面白くて、さらに主役3人の個性が抜群に光り輝いています。「ホテル代払え」や、本のタイトルで喧嘩するシーンも面白いけど、一番好きなのは、アンナ・カリーナがお腹にぬいぐるみを詰めて妊婦の格好をするシーン。よく考えると、子供を欲しがってる女って結構かわいいかも、などと変な勘違いをしてしまいそう。 前作の「勝手にしやがれ」で主役をはったベルモンドは今回は脇役として登場し(降格?)、衣装も「気狂いピエロ」で見たときのそれと比べるとやや地味目の印象なのがちょっと不満だけど、ここでまた主役をやれば、後の「気狂いピエロ」が作れなくなってしまうからと解釈し、勝手に納得しときます。
[映画館(字幕)] 7点(2006-12-28 18:51:01)
2.  泳ぐひと 《ネタバレ》 
ビデオ屋であの裏表紙のあらすじを頭っから信じ込んでしまった。確かにあの裏表紙の解説通りに見ると、ネッドの周りの友人たちが時の流れとともに変わってしまったことに絶句し、家に着いたらそこはもう寒々とした廃墟で、時代の流れの悲しさをこのシーンで一気に押し出したといった感じの、時の流れの虚しさを訴えた映画として見ることが出来るかもしれない。ただ、この見かただと結末が凄く悪いと言うか、不条理極まりないと言う感じに見えてしまう。 次のような見かたも出来る。この映画、悲しむべきはネッドの周囲の人間達の変貌ぶりではなく、むしろネッド本人の境遇なのではないかと。ネッドは既に破産しておりネッド本人がその事実と向き合えずにいるが、すでに廃墟化した自宅に着いてようやく現実に戻され号泣する。この後者の見かたの方がつじつまが合っていると私は思う。この見かたで面白いのは、自己の破産を隠し通そうと躍起になっているのではなく完全に以前の上流階級のままであると思いこんでいる所、少しづつネッドの正体が知れてくる所、そして、ネッドが最初のダンの家のプールにどこからともなく現れたことであると思う。結末がわかってからオープニングのシーンを思い出すと非常に面白い。 〔追記〕この映画は、ある意味、自分を映画の世界に入り込ませたきっかけとなった映画かもしれない。 というのは、この映画を自分が初めて観たときの解釈(上記前半)と他のサイトでのこの映画の解説(上記後半)とが大きく食い違っていたから。自分の余りの理解力のなさに愕然としてしまい、その悔しさがそれ以来映画を観続ける原動力になっているような気がするのです。 戒めの意味も込めて、ちゃんと残しておきます(笑)
[ビデオ(字幕)] 7点(2004-06-27 00:25:39)(良:1票)
3.  オー!
フランス映画は大好きなのにフランスの犯罪映画フィルムノワールはちょっと苦手意識がありまして、この映画もその例に漏れずそんな感じ。 ストーリーはまぁ分かるんですが、共感も感動もできないし更に言えば鮮やかな犯行トリックもないしということで、どうしても物語に入っていける要素が見出せないままだった気がします。 オープニングのタイトルのフォントも映画の雰囲気に反して妙にポップな印象だし、スタッフ・キャストのクレジットの出し方もセンスがイマイチ。 組織のボスが銃で腹を撃たれたシーンの描写とか目ヤニを取る仕草とか色々と鼻につく演出が気になってしまい低評価にしそうなところでしたが、ここはベルモンド主役作品という事でオマケして6点。
[映画館(字幕)] 6点(2022-09-09 01:54:40)
4.  女と男のいる舗道 《ネタバレ》 
ヌーヴェルヴァーグとかは勿論のこと、予備知識はなるべく入れずに観るようにしているのですが、この映画の一番最初でキャストとスタッフのクレジットがアンナ・カリーナの横顔の上に載せられているのを見て、何て斬新なオープニングなんだと衝撃を受けました。 ストーリーが章ごとに区分されて進む形式やこのオープニングクレジットなど、これがヌーヴェルヴァーグ的な表現なのかどうかはわかりませんが、今のこの時代に観ても十分に驚きを与えうる映画だと思います。 必見はアンナ・カリーナが「裁かるゝジャンヌ」を観ているシーンで、劇中で涙を流すジャンヌをアンナ・カリーナにオーバーラップさせる演出。このセンスはもう最高。 また、手紙に自身の特徴を書いているときに立ち上がって身長を測っていた姿がとても可愛らしく、手を広げて測っているときに顔が指で押されてフニャっとなってしまっている時の表情がたまらなく好きですし、「右を向くのも自分の責任、不幸になるのも・・・」と、哲学的な会話が展開されるのもゴダールらしい味が出ていていいです。 最後に銃で撃たれて悲劇的な結末を迎えるところや、全体的なストーリーが自分好みではないところが残念でしたが、客を楽しませるために「面白いストーリーを作ってみました」みたいなわざとらしい話を聞かされるくらいなら、こういうストーリーの方が何倍も楽しめると思います。
[映画館(字幕)] 6点(2011-08-11 23:03:48)
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