1. π(パイ)
天才数学者・・・の設定のわりには、喋っていることが中学校の教科書レベルなのはどうしてでしょうか。数学的な内容の密度がもっとあって、無駄なシーンを排除すれば面白くなったとは思うが・・。数学者としてはとりあえず非凡なところの全く見えないコーエン、ただ薬物中毒であることだけが前面に出て、それ以外の人間的な特徴・魅力が見えてこない。鍵をたくさん付けているシーンがくり返し出てくるのは何のため?また、体力の無いときに見てはいけない。不快な金属音が全篇に渡って鳴り響き、粒子の粗い白黒画像はむやみに神経を尖らせる。また、ユダヤ組織の登場の仕方も中途半端。母+父=子供の話だとか、あれではよくテレビでもやるような似非オカルトのネタではないか。巷にあふれているものをわざわざああいったテーマの映画の中で出されましても。 2点(2003-06-24 18:40:24) |