1. 花とアリス〈劇場版〉
《ネタバレ》 冒頭のただアドリブだけのようなシーンは二人(特にアリス)の自然な姿を印象つけるため。アリスは自分の本意でない行動や言動をする時(嘘を付いているかどうかではない)は表情が硬く、台詞も棒読みの大根役者になってしまう。それを象徴するシーンは繰り返し落ちるオーディションの日々だが、ハナに頼まれて宮本先輩を騙す時など他の場面でも大根役者になる時がある。それでアリスの本心を察することができる。 話はハナが片思いする宮本先輩の“記憶喪失”を軸に話が進むが、実は自分の記憶を喪失したのはアリス。久しぶりに会った大好きな父に海辺でのトランプ遊びの想い出をはぐらかされ、別れ際に勇気を出して気持ちを伝えたのに応えてもらえず、すっかりアイデンティティを失い、ハナに騙された宮本先輩を利用して過去の想い出を辿り始める。 それが偶然にも無くした記憶の証拠を宮本先輩から渡されたことで、アイデンティティを取り戻し、過去の感傷に浸っていた自分と宮本先輩に決別する。 そして、演技では落ち続けたオーディションで自分を一番表現できるバレエを踊り合格する。美しいアラベスクを決めて踊りを終えた時の、アリスの表情がとても清々しい。 蒼井優の演じ分けも見事だし、映画化に際して重きを蒼井優において再構成した岩井俊二監督の手腕にも見事だ。 [DVD(邦画)] 9点(2007-10-16 23:22:30) |
2. ハチミツとクローバー
《ネタバレ》 櫻井翔:なぜ嵐なのか…ぢゃなくて主人公なのかわからない(-2点) 蒼井優:可愛い。守ってあげたい。気分は堺雅人(10点) 伊勢谷友介:なぜ人望があるのか全然わからない(-1点) 加瀬亮:なぜ山田から想われているのか全然わからない(-1点) 関めぐみ:良い感じで5点あげたいが、最近厚化粧でブスなので(3点) 堺雅人:可もなく不可もなく何もない(0点) 西田尚美:真山に慕われる理由が全く全然見えない(-2点) 嵐のエンディング:余韻(ないけど)ぶち壊し(-2点) …さらにアニメ観て監督や脚本が何をしたかったのかが全然わからなくなった(-2点) [インターネット(字幕)] 3点(2007-10-01 22:11:29)(良:1票) |
3. パトリオット・ゲーム
原作は血縁関係も意に介さない非情のテロリスト、映画では兄弟愛から恨みに固執した三流テロリスト。この設定の違いだけで評価は決まったと言っていい。ジャックの若き日の物語にハリソン・フォードを持ってくること自体間違っている。確か契約ではシリーズ3作主演だったはずだが2作で降りたのは当然の帰結。 4点(2003-12-13 23:37:38) |
4. バトルランナー
ま、どーでも良いのだけど、せめてこのときに原作に忠実なラストシーンで製作しておいて欲しかったね。もしリメイクで「ランニングマン」を作ろうにも、もうアメリカでは原作に忠実なラストはありえない 3点(2003-12-13 20:51:36) |
5. パニック・イン・スタジアム
SWATの活躍(?)と樹脂手錠が出てきて、当時のポリスおたくにはたまらない逸品(笑)冗談はさておいて、個人的にはパニック描写よりも犯人と警察の対決の方が数段面白いと感じた。そういうわけで邦題は失敗だ。しかし防犯という意味では犯人を逮捕して動機を聞き出すべきなんだろうが、最終的には逮捕できそうな場面でもあったのに口も聞けないような致命傷を与えて形だけの尋問で終わるというのはアメリカらしいとも言えるが...。 8点(2003-06-02 15:37:18) |
6. パール・ハーバー
「トラ!トラ!トラ!」は正義も悪もなく、止むに止まれず戦争に突入した日本の苦渋の決断が良く表現され、ジーンとくる内容でした。マイケル・ベイは「ザ・ロック」や「アルマゲドン」みたいな娯楽に徹すれば良し! 0点(2003-04-14 16:40:05) |