1. パニッシャー(2004)
テンポがゆるく長すぎる。冒頭妻子が惨殺された事で観客は主人公のどんな復習も許す 気分になっているのだからその期待にこたえなければダメだ。これは監督の責任だろう。 この映画で一番気になったのはキャストの微妙さだ。T・ジェーンは本当に華が無い。 (この役は現役ならシュワちゃんがやるような役だが迫力もスケールも不足している)。 トラボルタは数年前まではもっとカリスマのある悪役を演じてじていたのに、この役は ただの愚かな悪役で、良くこんな下らん役で出たものだ(もうこんな役しか来なくなったか?)。ロイ・シェーダーはもっと酷くてこんな端役しか仕事が無いのだろうか?。 レベッカ・ローミンが地味な役で出ているが彼女の様なスーパーボディが場末のウエイトレスというのもうそ臭い。ローミンもファムファタールやX-MENシリーズでブレイク したかと思ったが、こんな映画のこんな役をやっている様では彼女の女優としての ステイタスも大した事は無いのかも知れない。最後はもろに続編に続く・・だったが 多分・・・続編は無いと思う。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-03-30 21:27:14) |
2. バッドボーイズ2バッド
まず長すぎる!あと30分はカットできる筈、特にキューバに上陸する場面以降は余りにもあり得ない話で不要。パート1に較べるとローレンスが膨らんじゃって別人。 その点スミスの方はほとんど外見が変わっておらず、節制なのか体質なのか知らないが ある意味すごい。今回のヒロインは全く魅力なく白ける。パート1のすぐ殺されちゃう ガールフレンドの方が遙かに美人で魅力的だった。カーチェイス・シーンの迫力は出色。 「マトリッククス・リローデッド」のハイウエイ・チェイスを遙かに凌ぐ迫力だった。 しかしパート1に較べ大幅に金が掛かっている割に中身はスカスカで二人の怒鳴り合いと 下ネタ、血まみれスプラッターに終始しただけと言う印象。出てくる悪役がキューバ人、 ハイチ人、ロシア人とマイノリティばかりで、この映画はアメリカの黒人層をターゲット にした作品の様に思えた。この種の映画にしてはあまり後味の良くない映画だ。 5点(2005-03-15 10:16:29) |
3. ハンテッド(2003)
この映画は結局ジョーンズとデル・トロの二人が居れば良い映画でそれ以外の全て の人々(警察、FBI、恋人etc)は全然必要性が無い。 最初の密林でジョーンズとデル・トロが殺し合いをすれば出演者2名で済んだ映画だ。 デル・トロがなぜ殺人マシンと化したが最後迄はっきりしないし、ジョーンズはもう この種のアクションをやるには痛々しい。黒髪・ショートも似合うコニー・ニールセン のFBI捜査官など取って付けた様な役でもったいない。 久しぶりのフリードキン作品だったが、すごーく期待はずれな作品だった。 5点(2004-11-22 14:22:59) |
4. ハイ・クライムズ
《ネタバレ》 テンポも有り、そこそこ面白いが軍事法廷の場面が少ない上に内容が表面的。 又、最後にやはり夫が犯人だと分かった時にあれほど瞬間的に愛情が冷めてしまう と言うのも若干白ける。出演者ではM・フリーマンは相変わらずの役どころで安定感抜群 (ややマンネリ気味?)だが最近少し汚くなったかな。A・ジャッドはこの人の映画で いつも感じる体調の好不調が表情に出てしまう欠点がこの映画では特に強く感じられた。 しかし挫けそうに成りながら懸命に頑張る弁護士役はジャッドのはまり役で見事。 ある人はジャッドは青あざが似合う女優№1と書いていたが、今回も特大の青あざメイク でがんばったA・ジャッドの熱演に+1点。 6点(2004-08-24 11:18:06) |
5. バガー・ヴァンスの伝説
美しい風景・映像でゴルフに詳しくなくても楽しめる映画ですが、その分インパクト には乏しく淡々と物語りが進んでいく感じです。 出演者ではW・スミスのタイトルロールに違和感有り、あの顔で蘊蓄に富んだ哲学的 な言葉を言われても全くリアリティが有りません。M・フリーマンなら似合うけど。 シャーリズ・セロンは現在のハリウッド若手女優の中で1920年代ファッションが一番決まりますね、彼女の癖のない古典的美貌の賜物でしょう。特に眉毛の描き方ひとつで顔の印象が全く変わるのには驚きます。この映画でも勝ち気な南部の富豪の娘をコミカルに演じていて出演者の中で一番輝いていました。 マット・デイモンは悪くなかったが若干地味でした、当初予定されていたB・ピットで 見てみたかった気がします。 6点(2004-06-16 10:23:13) |