1. 春に散る
《ネタバレ》 ボクシング青春スポコン。撃たれても前進あるのみ、倒れても何度でも立ち上がる、必殺は重いカウンター。その泥臭いファイトスタイルはあのレジェンドと重なる。「和製ロッキー」の物語。コーチは難病を抱えた初老の元ボクサー。二人三脚で世界に挑む。そんな二人を温かく見守る人々と、手ごわいライバルたち。ボクシング映画としてだけでなく、人との交流に重きを置くヒューマンドラマとしても充分堪能できた。ラストのタイトルマッチは飄々として不敵なチャンピオンとのどつき合い。勝敗は関係なく、とにかく燃えた。傑作。 [映画館(邦画)] 8点(2024-01-03 04:04:47) |
2. パトリオット・デイ
《ネタバレ》 約2年ぶり2度目観賞。愛国者の日、ボストンマラソンでの爆破テロからわずか4年で映画化。主演マーク・ウォールバーグが熱演。事件現場の過酷な実録映像が映し出される。アジア人を拉致しての逃走から夜の市街地戦、ボート籠城、容疑者捕獲までは目を離せない緊迫感。悪の撲滅に至ったのはボストン市警と市民の勇気。反テロの意志が強くなるほどに排外主義が伸長しちゃう、あぁ虚し。傑作。 [映画館(字幕)] 8点(2018-01-22 19:53:56) |
3. ハドソン川の奇跡
《ネタバレ》 約1年4ヶ月ぶり2度目観賞。落っこちる航空機をハドソン川に不時着水し、乗客155人を救出。引き返せたんじゃねぇか??超ファインプレーにイチャモン付けられ、窮地に立たされるサレンバーガー機長をトム・ハンクスが好演。「ヘッダウン、ステイダウン、ほにゃらら~」、墜落中のシーンはものすんげぇ緊迫感。人的要因を方程式に入れてちょうだい。航空機操縦はゲームじゃねぇよ。スカッとしました。クリント・イーストウッド監督による、わずか96分にまとめられたムダのない構成。英雄サリーちゃんの奇跡、傑作! [映画館(字幕)] 8点(2016-11-12 23:23:03) |
4. パーフェクト・ワールド
《ネタバレ》 クリント・イーストウッド監督・出演。ケヴィン・コスナーが好演する、ワルには違いないけど潔い脱獄犯ブッチと少年フィリップの珍道中。互いに父親からの愛情を知らないからこそ芽生えた漢の友情。道中様々な地で多くの人と出会いながら、その絆はより強固なものとなっていきます。涙の少年に見守られながら思わぬ最期を遂げるブッチ。その瞳にはどのような“世界”が映っていたのでしょうか…純な感動を呼ぶ大傑作! [DVD(字幕)] 8点(2013-07-20 01:09:09) |
5. 博士の愛した数式
《ネタバレ》 数字の持つ神秘性のようなものを強く感じました。無限にある数字にはそれぞれ説明できないほどの深い意味があって、それらは全て限りない宇宙のような人の心に通ずるものなんですね。博士の愛した数式は<Eπi+1=0> [DVD(邦画)] 8点(2007-08-11 22:55:24)(良:1票) |
6. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 奇抜なストーリー設定、30年前の両親らと繰り広げられる人間ドラマ、ラストの稲妻シーンの緊迫感どれも一級品!映画館で観てたらおそらく9点獲得となったでしょう。 [DVD(字幕)] 8点(2007-02-11 01:17:40) |
7. バックドラフト
《ネタバレ》 父の遺志を継いで職務に奔走する消防士兄弟の熱き炎のドラマ。無鉄砲だが自らの職に対して無類の誇りを持つ兄・スティーブン、カート・ラッセルがワイルドに熱演。まだ未熟だが兄の背中を追い自らの使命に目覚めていく弟・ブライアン。USJでも再現された燃え盛る火事場のラストダンジョンで悲愴な死を遂げる兄、その魂は弟へと受け継がれました。究極の兄弟愛。3年半前のビデオ(吹替)観賞時とは大きく印象が変わりました。ストーリー、アクション共に高評価。炎の演出も迫力あり会心の総合2ポイントアップ!魂を揺さぶるテーマ曲。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-28 00:26:45) |
8. パトリオット
《ネタバレ》 数年前にビデオ観賞以来。アメリカ万歳映画、歴史大作の最高峰!主演メル・ギブソン、闘志を内に秘めた野性味あふれる熱演。憎たらしさと悪のオーラをその青い目にたぎらせた赤服の大佐を鬼神のごとく演じたジェイソン・アイザックス。若き日のヒース・レジャーは多感な長男を好演。戦場へ赴く父に後ろめたさのにじむ幼い娘が心を開く別れのシーンは感動的でした。力の入る壮絶な戦闘シーン、大迫力。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-19 00:12:58) |
9. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
海の陽気な男たちが繰り広げる最高の海賊映画。コメディ要素も満載ですごく楽しめました。七変万化の名俳優ジョニー・デップ扮するジャック・スパロウいいね! [ビデオ(字幕)] 8点(2007-01-08 01:55:49) |
10. PERFECT DAYS
《ネタバレ》 T、O、T、O、トト便器…。明けても暮れても、来る日も来る日も便所掃除。そんなベンジョンソンな毎日のオイラ。こんな仕事だけど、仕事は仕事。後輩が呆れるくらいに全力投球なオイラ。そんなオジキの姿にゾッコンな姪っ子。だけど、妹には蔑みを通り越して憐れみの眼差しを向けられて、何だか哀しくてちょちょ切れちまう。住まいは風呂なしのぼろアパート。細やかな楽しみは銭湯と缶チューハイと就寝前の読書。まるで必殺仕事人。だけどやっぱり我が人生、ちょっぴり物足りねえ。念願の妻はさゆりちゃんでキマリじゃい。秘めた想いとは裏腹に、多くを語らねえ便所掃除職人の仙人道。何の保証もない、賞与もない、職歴にもならねえ仕事。とても真似できねえしやってらんねえ。だけど、良作。 [映画館(邦画)] 7点(2023-12-24 02:19:43)(笑:1票) (良:1票) |
11. 花束みたいな恋をした
《ネタバレ》 ごくフツーのオイラとアタシ、今どきの庶民的ラブストーリー。決して美男美女でないどこにでもいる若者二人が、共に人生を生き、恋愛を育む4年間。ほのぼのして飾らずに描いているんだけど、ヤマ場の泣かせ所がお上手。さすがは「イマアイ」の土井泰裕監督。良作。 [映画館(邦画)] 7点(2021-02-14 01:29:25) |
12. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 自分の書いた日記を介して過去と未来を行ったり来たり、SFサスペンス。過去を書き換えれば書き換えるほどに悪くなっていくわが人生。結局一番良かったのは、愛しの彼女と出会わなかったようにしちゃうコト。何という悲しくてほろ苦い結末。数パターンあるエンディングの中で、すれ違いざまに面識のない彼女に語りかけるタイプが良いんじぇねえか。良作。 [DVD(字幕)] 7点(2020-04-12 01:54:34) |
13. パラサイト 半地下の家族
《ネタバレ》 異色の韓流ドラマ・コメディ、サスペンス。雨も雪も降らへん薄暗い半地下に住む4人家族。高台に佇む大豪邸はおいらたちの憧れ。金持ちは脇が甘え…そこの従業員になって大豪邸乗っ取り計画発動。半地下に潜むヘンな住人。最後にカマしちゃう血祭り。バイオレンス展開は予想してなかったぜい。良作。 [映画館(字幕)] 7点(2020-02-02 00:55:31) |
14. ハイジ アルプスの物語
《ネタバレ》 名作童話の実写映画。ハイジとクララの友情が健気だね。「歩けたよ、お父ちゃん」「クララぁ~」今や神格化したような名場面。おじじにペーター、ロッテンマイヤーさんにテーデ叔母さん。お馴染みの脇役たちもよく描かれていたと思う。アルプスのお山がすんごくきれい。物語も美しくて正統的。良作だね。 [映画館(字幕)] 7点(2019-05-25 23:04:40) |
15. バンブルビー
《ネタバレ》 トランスフォーマーシリーズのスピンオフ映画。少女とお茶目な「黄色い蜂」のラブコメが、SFロボアクションと融合。仇敵のおクルマに生卵をペイント、上からプレスしてカーエッグの出来上がり。ばかウケ。イタズラ好きのボクちゃん。戦友プライムくんと並走のラストショット。壮大な本シリーズと比較して、スケールは小さくなったけど中身は濃ゆい。良作。 [映画館(字幕)] 7点(2019-04-14 00:08:53) |
16. 運び屋
《ネタバレ》 トシを重ねるごとに、その風貌、口振りが渋みを増すクリント・イーストウッド主演・監督。悪いコトをしたからこそ家族との絆を取り戻す。皮肉な実話。良作。 [映画館(字幕)] 7点(2019-03-24 00:27:32) |
17. ハクソー・リッジ
《ネタバレ》 誰より臆病で優しい兵隊さん、太平洋戦争の凄惨な沖縄最激戦地を駆ける。その武器は銃ではなくて、もやい結びの命綱とモルヒネ針、地をはう絨毯。ベホマ…ドラクエの僧侶的存在。あと一人、もう一人助けてたもうせ。優男は米軍一勇敢な衛生兵。良作。 [DVD(字幕)] 7点(2018-02-20 18:57:15) |
18. バンク・ジョブ
《ネタバレ》 トーシロ無線強盗集団がモグラになってドリルで地面をガリガリ。銀行の金庫からパクったのはカネとマル秘プリント(笑)。お陰様でサツとマフィアの両方から追われるハメに。緊迫の交渉戦。結局、銀行強盗はヤり遂げちゃったんだね。良作。それにしても、マネカネ煩せぇエンディングのテーマソング。 [DVD(字幕)] 7点(2018-02-07 22:19:13) |
19. パシフィック・リム
《ネタバレ》 続編公開に向けて約4年5ヶ月ぶり2度目観賞。近未来、地球存亡を懸けて人型巨大兵器「イェーガー」と“裂け目”から這い出た“KAIJU”が激突。ドラマ性は低いものの、メガトン・バトルの映像・音響・迫力の完成度が高く盛り上がりました。迫る“KAIJU”をなぎ倒し“裂け目”を爆破してハッピーエンド。ヒロインに菊池凛子、芦田愛菜。 [映画館(字幕)] 7点(2013-09-08 22:45:30) |
20. ハナミズキ
《ネタバレ》 名曲「ハナミズキ」を基にした青春ラブストーリー。波乱万丈の人生を送る2人が織り成す恋愛。少し青臭い青春ドラマから成長して徐々に大人のドラマになっていき、思わず引き込まれてしまいました。「いま、会いにゆきます」の土井裕泰監督、泣かし所を心得ています。世評に反して意外な良作。「ナマラ」、「ダベヤ」…道弁がチャーミングです。 [DVD(邦画)] 7点(2012-09-09 01:41:42) |