1. バートン・フィンク
どこまでが現実で、どこからがフィンクの夢なのか。結局自分にはわからなかった。解釈に関しては諸説あるけれども、そうした議論の中で作品の世界がさらに拡がっていくという面白さがあるし、それだけのネタを提供してくれる作品であることは間違いない。好き嫌いの問題はあるけれども、「わかる」「わからない」という接し方というよりは、どうせ答えなど出ないのだから、無理に分かろうとせず曖昧な立ち位置で観るくらいのほうが、よりフィンクの追体験ぽいという意味で面白いかもしれない。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-13 16:18:05) |