1. パラドールにかかる月
《ネタバレ》 肩の凝らないコメディとして作りつつ、国家や政治家に求められるものは何なのか、というテーマもしっかりと描いている作品。さらに、それを大げさに声高に叫ぶのではなく、むしろ抑制された方向で示しているところに感心する。 ソニア・ブラガが最後に大統領になっても納得できるようなエピソードがいくつかほしいことと、脇役の何人かの人物造形がすこし薄いように感じられることが、ややマイナス点だが、良作であることには間違いなし。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-01-22 22:48:12) |