1. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 開始からハードな展開に驚いた。 画面や役者はいい感じでB級テイストを感じさせるんやけど展開はかなりよくできたSF。 土着的な病んだアメリカの雰囲気も良く出ている。 アメリカの負の部分をSFやラブストーリーで調理しつつも運命という大きな話に流れていく展開はたまらない。 [DVD(字幕)] 8点(2018-11-11 18:08:44) |
2. ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
《ネタバレ》 前評判がとてつもなく悪かったのですが、なかなかどうして悪くない。 ベタベタなB級ウェスタンをスターウォーズにスライドしてきたなという印象。 スターウォーズのコンセプトがもともと古き良きウエスタンや戦争映画をルネサンスするなので問題なし。 ただ上映時間が長すぎたかな。アクションがくど過ぎた。 もっとスピーディーにしてもよかった。 この映画は演技陣は非常に良かった。 ハンソロは似ていなかったが、若く無鉄砲な夢見がちな青二才らしさがよくでていた。 ヒロインは美人でソロと対極でリアリストという立場をよく演じていた。 しかし個人的にはランド役の人が今回のMVP。オリジナルのランドよりランドらしい。素晴らしい。 奇をてらってグダグダになり過ぎた最後のジェダイよりこちらを評価します。 [映画館(字幕)] 8点(2018-09-06 02:37:38) |
3. バグダッド・カフェ
《ネタバレ》 凝ったカメラワークや演出がどうにもいただけない。凝ってるだけであまり効果がない。音楽の使い方はなかなかよかった。 この映画の見どころはありそうやけどちょい異様なバクダットカフェという「場」が主人公なんやろうね。 ゆるい展開でなんとなくバクダットカフェにいる気分に。 異文化同士の融和とか色々テーマあるのかもしれないけど、それはちょっと弱かった。 [DVD(字幕)] 7点(2018-02-10 21:01:37) |
4. バクマン。
《ネタバレ》 原作は単行本一巻、二巻をよんで「なんやこのジャンプヨイショ漫画は?」と思って読むのをやめました。 今回時間つぶしで観たのですが思ったより悪くなかったです。原作より良いくらいです。 メイン二人よりも担当と編集長の配役がハマってましたね。 山田孝之は原稿の締め切りを催促しに追い込みかけるかと思ったら逆でした。 そっちは小学館やし無理か・・・。 リリーフランキーが編集長のジャンプってのがシュール。 漫画が原作で漫画制作がテーマの作品とはいえ、漫画的な演技や演出が鼻につきました。 おもしろい題材なんだから普通に撮って欲しかった。 ラストはエンドロールも含めてニヤリとさせられました。 なんだかんだいって俺はジャンプっ子だったんだなぁと。 そう思わさせる映画だったのか?。 [映画館(邦画)] 6点(2015-10-30 23:48:03) |
5. バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
《ネタバレ》 バートン版バットマンを小さい頃に観てカッコイイの基準を作られてしまった私にとってはなんとも複雑な映画。 もともと喜劇役者とはいえバットマンを揶揄した映画でマイケルキートンをブリーフ一枚で街を疾走させるとは。 いや大いに笑わせてもらったんですがね。 映画が終わった後バットマン マイケルキートンで画像検索して在りし日の雄姿を見返してしまいました(その中にブリーフ一枚で走る画像はしっかりありましたが)。 実際の役者に合わせた役柄やってことは途中から気づいたけど、マイケルキートンってそんな落ちぶれてたかなぁ。 地味やけどいいポジションでキャリアを重ねてる気がするんやけど。 擬似ワンカット手法がもてはやされてるけど映画館でものすごく疲れて、体調が悪くなった。 音楽のドラムとマッチしてる点はよかったけどもうこの手法はこれっきりにして欲しい。 カット割りは重要やね。 [映画館(字幕)] 7点(2015-08-15 02:57:29) |
6. 白蛇伝
《ネタバレ》 ディズニーアニメにも所謂ジャパニメーションにも属さないアニメ。 絵が本当にきれいなんですよ。 一枚絵としても雰囲気があるのがいいですね。 中国の民話を子供向けにマイルドにしてるんですが、白娘の見返りを求めない愛が丁寧に描かれています。 日本のアニメは美人の白娘よりも可愛い小青を見本に発展したんじゃないかなーとか思ったり。 [DVD(字幕)] 7点(2014-11-24 00:36:44) |
7. 博奕打ち 総長賭博
《ネタバレ》 仁義なき戦いをはじめとする実録路線からヤクザ映画を見始めたので、戦前の関東ヤクザものには苦手意識があったんですが、さすが笠原シナリオ。 談合ばかりで爽快感こそないものの、絶妙な人間関係が織りなすドラマにすっかりヤラれました。 三島由紀夫が絶讃するわけです。 悲劇的な展開によくある不自然さがない。 そして、笠原シナリオに注目されがちやけどオールスターによる演技合戦も素晴らしい。 鶴田浩二のなにを考えてるのか分からない抑え目の演技。 「誰かが絵図描いてやがる」と言っても視聴者にはまるわかりの金子信雄。 金子信雄が出てるだけで安心してしまいますね。 まぁやっぱ松田こと若山富三郎だな!この人がいる、いないでは緊張感が違う。 演技とわかってても怖い。 任侠を否定する任侠映画。 素晴らしい! [DVD(邦画)] 8点(2014-04-30 20:43:30) |
8. バンビ、ゴジラに会う
《ネタバレ》 こんなの見せられてもどう反応していいやら・・・。 嫌いじゃないんで6点。 [インターネット(字幕)] 6点(2013-04-07 01:52:15) |
9. バットマン リターンズ
《ネタバレ》 破綻つめこみすぎ状態ギリギリセーフな作品。 前作よりもよりバットマンをバートン色に染めていてそれがまた大成功をおさめている。 こんなに胸をうつアメコミヒーローモノは他にない。 ペンギンもキャットウーマン(セリーナ)もバットマン(ブルース)も異常者でありどこか欠落している同質の存在である。そんな彼らが犯罪者になったり英雄になったりする違いはなんなのか? ペンギンの演説はデフォルメしてるけどやけくそになった被差別者の心理をよく捉えているのではないだろうか? とかそんな2,3のテーマをチラリと匂わせつつ基本的はバットモービル暴走させたり、ペンギンを大行進させたり娯楽映画しているのがいい。 ブルースとセリーナの狂った愛もなかなか。 「ブルースもうわけがわからないわ」 って観てるこっちもわけがわからんがな。 ダークナイトも好きやけど真面目に狂気に取り組んだあっちよりもちょっとふざけが入っているこっちのほうが狂気を感じた。 う~ん語り尽くせない。 [DVD(字幕)] 9点(2009-07-30 23:06:00)(良:1票) |