1. バグダッド・カフェ
しみじみとよい映画。ところどころに入るユーモアや、いい味出してるキャラクター、物語冒頭のもの悲しい雰囲気と、後半のはしゃぐような幸福感がとても好き。これでもかというくらい日常的な映像が、ひとたび「コーリング・ユー」が流れたとたん、どこか非日常的な空間に変わるのも印象的だった。ラスト近くで二人が交わす「(部屋に)入ってもいいかい?」「画家として?紳士として?」「男としてだ」って会話は、最高にいかしてると思うけど、いかにも恋愛してますふうの美男美女が言ったら、意外につまらないセリフだったかも? コーヒーとバッハが好きになる。 8点(2003-02-15 21:09:02) |