Menu
 > レビュワー
 > 由布 さんの口コミ一覧
由布さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 163
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  ビルとテッドの大冒険
アメリカのコメディは日本人に受けないという例に洩れず、面白いことは面白いけど、作品そのものはバカ受けするほど面白いとは言えなかったかな。ただ、本作が、何故、全米で未だにカルト的な人気を博しているのかは、テッドの在り方なんだろうな。テッドって、全編弾けているビルの横で、間抜けているんだけど、どこかそわそわと落ち着きがなく、どこかおどおどとぎこちない。自分のやりたいことはあるけど、厳格な父親には逆らえ切れない。勿論、テッドが何故こうなのかは、本作終盤で、名のある心理学者が語ってくれるが、このテッドの在り方が、当時のXジェネレーションズの反映であり、今も尚、当時の年代、あるいは今の年代すらも抱える問題を代弁していたのかも。本作は、言わばキワモノのコメディだけど、厳格な父=社会規範に逆らえ切れないけど、迷路の中で爆発寸前の出口を探しているテッドが出口もなく成長したら、それは例えば「ファイト・クラブ」の僕であり、「アメリカン・ビューティ」のビデオ・マニア&薬の売人の彼にもなりうる不安定さ、あるいは危険性を孕んでいる。本作のカルト的人気を支えた人は、そんな匂いを嗅ぎ取ったんだろうな。無論、当時のキアヌが、そこまで考えて役作りをしたとは思えないし(撮影時期を思えば、これがハリウッド映画のほぼ初作品のはず)、監督も、そこまで考えて撮っていたとは思えないけど、テッドの、どこかおどおどとした雰囲気が、空気の中で呼吸が出来ないようなXジェネレーションズの感性を掴んだのだと思った。それがあまりにも絶妙だったおかげで、キアヌ=テッド=Xジェネレーションズの代表としてしまうんだろうな(苦笑)。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-16 00:34:54)(良:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS