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1.  緋牡丹博徒 仁義通します 《ネタバレ》 
「緋牡丹博徒」シリーズ最終作。一作目から脚本に参加していた鈴木則文監督が参加しておらず、今回の監督である齋藤武市監督も外部からのシリーズ初参加ということで、いささか不安な面はあったが、ラスト作らしい盛り上がりを見せていて面白く、そんな不安は一気に吹き飛んだ。これまでもこのシリーズにお竜の周辺にいる登場人物のひとりとして何度か登場し、「鉄火場列伝」ではとくに印象に残る役回りを演じていた待田京介が今回もお竜の仲間のヤクザ役と思わせておいて、敵側のヤクザに寝返るというのは捻った展開で面白かったし、クライマックスの殴り込みも異常なほどに盛り上がっていて見ごたえじゅうぶん。(若山富三郎演じる熊寅が殴り込みに参加するのってこれが初めてのような気がする。)その中でお竜を殺そうとした待田京介の刃が一転して自分の仲間に向けられるあたりは分かっていてもグッとくるものがあるし、ここらへんがこの後の実録ヤクザ映画とは違い、まさに任侠映画らしいところ。片岡千恵蔵(時代劇以外で見るのは初めてなので、初めて登場したときは一瞬、誰だか分からなかったが。)はラストシーンでさすがの貫ろくでお竜をねぎらう。このシーンがお竜とそれを演じた藤純子へのねぎらいのように見えるのはおそらくそう見えるよう意図的に演出しているのかもしれない。最初のほうの菅原文太と松方弘樹の会話は見ていてつい「仁義なき戦い」の一幕のように思えたが、「仁義なき戦い」のシリーズはこの翌年の開始。偶然かもしれないが、なにやら藤純子の引退とともに勧善懲悪の任侠映画も終焉を迎えてしまったように感じられるのが少し興味深い。これでこのシリーズすべて見終わったわけだが、どの作品も水準が高く、娯楽性にも富んでいて面白いシリーズだったと思うし、富司純子としてしか馴染みのなかった藤純子の魅力に改めて気づかされたシリーズでもあった。そんな藤純子とお竜さんに心からありがとうと言いたい。
[DVD(邦画)] 8点(2013-04-24 14:59:19)
2.  緋牡丹博徒 お命戴きます 《ネタバレ》 
シリーズ第7作。今回は冒頭にいつもの主題歌が流れないので、このシリーズとしてはちょっと異色なオープニングだ。前作「お竜参上」に引き続いて加藤泰監督が登板しているが、さすがに3本目ともなると平凡な印象で、どちらかといえばオーソドックスな仕上がり。公害問題を絡めているのは実際に公害が社会問題化していた時代背景を取り入れた結果だと思う。同じ年に東宝も公害問題をテーマにしたゴジラ映画「ゴジラ対ヘドラ」を製作しているが、本作は公害問題はあくまで背景にすぎず、シリーズ作品として見た場合、さしたる違和感もないのだが、なにか中途半端に当時の社会問題を取り入れてしまった感があり、そこがちょっと残念。先にも書いたように加藤監督のほかの2本と比べて平凡な出来ではあるのだが、殺された鶴田浩二の遺体を目の前に組の者たちが泣き崩れるシーンの長回しや、そのシーンの最後で突然始まるお竜の独白のシーンは加藤監督らしいこだわりが見え、印象に残る。お竜が陸軍大臣と会うシーンは、陸軍大臣のキャラクターがテンション高くて思わず笑ってしまった。クライマックスの立ち回りの場所が鶴田浩二の初七日法要の場というのもある意味強烈だが、喪服姿で啖呵を切り、立ち回りを演じるお竜のかっこいいこと。やはりこのシリーズを見るたびに思うが、お竜というのは藤純子いちばんのはまり役で、彼女以外のお竜は考えられない。鶴田浩二の幼い息子との交流はもう少しドラマを持たせたほうが良かった気がするが、それでも二人が抱き合うシーンはとても感動的でまさに名場面と言っていいくらい。たとえ凡作であっても印象に残るシーンやセリフがあるだけで見て良かったと思えるから映画というのは不思議だ。好きなシリーズなので次回が最後の作品になるのがちょっと惜しい気がする。
[DVD(邦画)] 7点(2013-04-16 14:28:21)
3.  緋牡丹博徒 お竜参上 《ネタバレ》 
シリーズ第6作。今回は「花札勝負」を手がけた加藤泰監督が再登板し、ストーリー的にも「花札勝負」の続編的内容となっているが、なんといっても加藤監督の映像美学が冴えまくる映画になっていて、全篇にわたって美しい映像が多く、中でも雪の降り積もる橋の上でのお竜(藤純子)と青山(菅原文太)のシーンはこれでもかというくらいに美しく、もはやこれは任侠映画を超えて芸術的な感じさえするし、このシーンだけでこの映画が只者ではないことが伝わってくる。ほかには、お竜が探し求めていた娘・君子と再会するシーンも普通ならカットを割ってしまうであろうところを長回しで捉えており、あざとさがなく逆に印象的な名場面となっていて、いずれにせよ最近の映画にはない質の高さを感じることができる。君子と島の銀次との恋もスパイスとして効いている。「一宿一飯」では凄みのある悪役として登場しながら、ラストの殴り込みでいいところもなくあっという間に倒された菅原文太が今回はお竜の味方となる流れ者を演じているが、その描き方もよく、ラストシーンも印象的だ。山下耕作監督の一作目の美しさも印象に残っているが、今回はそれ以上に美しさという点では秀でていて、映画としての質の高さも相まってシリーズ最高傑作との呼び声が高いというのも納得できる完成度の高い作品で、もちろん個人的にも今まで見たこのシリーズの中ではいちばんの傑作だと思う。あえて難を言えば熊虎(若山富三郎)の登場が唐突で、しかもその登場にややムリヤリ感があることぐらいだろうか。
[DVD(邦画)] 8点(2013-04-11 18:29:26)(良:1票)
4.  びっくり武士道 《ネタバレ》 
野村芳太郎監督は松竹でのコント55号の映画シリーズも手がけていて、これもそのうちの一本なのだが、原作は松田優作主演の時代劇「ひとごろし」と同じ。「ひとごろし」は松田優作の喜劇俳優としての側面がよく出た映画だったが、本作は主演がコント55号ということもあって「ひとごろし」よりもコメディー色の強い映画になっているが物語自体は「ひとごろし」と同じく、犬が嫌いで甘党で臆病な侍である双子六兵衛(萩本欽一)が上意討ちを買って出て、力では到底かなわない武芸の達人である仁藤(坂上二郎)を奇想天外な作戦で追い詰めるというもので、テーマやメッセージ的にも「ひとごろし」と同じなので普通に時代劇としても楽しめる。ただ、仁藤に対して六兵衛が「この男はひとごろしだ。」と周囲に吹聴して回り、驚いた宿屋や茶屋があわてて店を閉める展開が「ひとごろし」以上にコミカルに描かれ、かなり漫画的になっている印象。「ひとごろし」を見た時には思わなかったことだが、ひとごろしという噂だけで上意討ちの相手を追い詰めるのはどうなのとか他人の噂をすぐ信じてしまうのはどうなんだろうと思えてくる。だからだんだん仁藤のほうが哀れに思えてくる。コント55号の映画を見るのはこれが初めてだが、原作があるためか思ったよりは真面目な映画だった。(おそらく一連のシリーズでは本作は異色作かも。)しかし先に見たせいか「ひとごろし」のほうが面白かった。ただ、終わり方は本作のほうが良い。いろいろ書いたが、見ていて退屈はしなかったので、また機会があれば野村監督のコント55号映画は見てみたい。
[DVD(邦画)] 6点(2012-08-29 22:35:44)
5.  秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン 《ネタバレ》 
「秘密戦隊ゴレンジャー」の劇場版で、テレビシリーズのブローアップではないオリジナル作品。それだけあって舞台である四国・松山でロケをしているなどテレビシリーズと比べて少し豪華な印象。キレンジャーが二代目だったり、火の山仮面マグマン将軍の次の幹部であるゴールデン仮面大将軍が出ていて製作時期も分かりやすいものの、今まで見たテレビシリーズのブローアップ版に比べてそれほど楽しめなかった。登場する怪人に必殺技であるゴレンジャーハリケーンがきかないという設定なんだけど、タイトルの爆弾ハリケーンの繰り出し方も普通で別にタイトルに持ってくる必然性がないように感じた。二代目キレンジャー 熊野大五郎はテレビシリーズでは初代の大岩に比べてあまり印象に残っていないキャラだが、この映画ではメンバー中でいちばん存在感が薄いように思う。好きな人には悪いんだけど、やっぱりキレンジャーは初代の大岩がいい。
[DVD(邦画)] 5点(2010-02-15 00:07:29)
6.  秘密戦隊ゴレンジャー 火の山最後の大噴火 《ネタバレ》 
黒十字軍の幹部である火の山仮面マグマン将軍とゴレンジャーとの最終決戦を描いたエピソードの劇場用ブローアップ作品。今まで声だけだった総統が顔を出しており、声を演じていた安藤三男がそのまま引き続き演じてるのだが、これに関してはこれ以前のエピソードを完全に覚えていないのでなぜこうなってるのかよく分からずちょっと違和感を感じた。ゴレンジャーが挑む黒十字軍の要塞の名前がナバローンというのは明らかに「ナバロンの要塞」のもじりで、そのまんまのような気もするけど面白かった。「そんな技は通用しない。」とゴレンジャーを追い詰めていた火の山仮面だけど、最後はあっさりしすぎな上に間抜けすぎて唖然。まあ、そんなバカバカしさが「ゴレンジャー」らしくもある。
[DVD(邦画)] 5点(2010-02-14 03:00:31)
7.  秘密戦隊ゴレンジャー 真赤な猛進撃! 《ネタバレ》 
キレンジャーといえば何年か前にその名を冠したレトルトカレーが発売されて未だにキレンジャーといえばカレーを思い浮かべる人が多いのだなあと思ったものだが、この作品はそんなキレンジャーこと大岩大太の魅力が詰まった一本と言えよう。ゴレンジャーのメンバーの中では大岩キレンジャーがいちばん好きなのでこの話はなかなか楽しめた。助けた女性に恋をしてそれが敵のスパイだと分かっても組織を抜けるようにと説得するあたりに大岩らしい優しさがあふれていていいなあ。
[DVD(邦画)] 6点(2010-02-14 01:53:30)
8.  秘密戦隊ゴレンジャー 青い大要塞 《ネタバレ》 
黒十字軍に奪われたバリブルーンを取り戻そうとするゴレンジャーの活躍を描いたテレビシリーズのエピソードのブローアップ劇場公開版で、中でもバリブルーンの操縦者であるアオレンジャー・新命明(宮内洋)の活躍が目立つ一篇。この頃の宮内洋はどうしても「仮面ライダーV3」の風見志郎のイメージしかないのでどうもキャラがかぶって見えて仕方ない。ナレーションが田中信夫から大平透に代わり、やはりこっちのほうがしっくりくる。それに作風もややソフトになった印象。「なぜ新命は摑まっている?」「手を離せば落ちるから」という問答にはつい笑ってしまった。幹部の怪人である日輪仮面が「ハーヒフーへホー」と言いながら逃げていく場面も声をやってるのが増岡弘だったので、ジャムおじさんがばいきんまんのまねをしているように見え、思わず笑ってしまった。黒十字総統も声を演じているのが安藤三男だから一瞬プロフェッサーギルがしゃべってるように聞こえた。
[DVD(邦画)] 5点(2010-02-13 03:00:34)
9.  秘密戦隊ゴレンジャー
「秘密戦隊ゴレンジャー」のテレビシリーズのエピソードを再編集して劇場公開したもの。小学生の頃に再放送で見ていたので懐かしく見たが、再編集版ゆえかシーンがいきなり飛んだりして違和感を感じる部分もけっこうあった。このシリーズはシュールなコメディー色が強いという印象が小学生の頃からあったが、本作はまだ放送初期のエピソード(ナレーションも大平透でなく田中信夫だし。)だからか、ゴレンジャーの関連施設が破壊されるとかけっこう正統派なヒーローものという感じ。ところで、アカレンジャー役の誠直也はいかにも東映系の強面で昨今のイケメンヒーローブームから考えると確実に現在ではあり得ないが、今見ると逆に最近のイケメン若手俳優にはない味があって新鮮かも。
[DVD(邦画)] 5点(2010-02-13 01:38:09)
10.  ひとごろし
松田優作を時代劇で見るのは黒木和雄監督の「竜馬暗殺」の右太役に続いて二度目。「竜馬暗殺」では助演ながらギラギラした存在感を見せていてとても印象に残っているが、時代劇初主演となった本作では、臆病者の腰抜け侍をコミカルに演じている。日本テレビの「探偵物語」でも主人公・工藤俊作をコミカルに演じていたが、本作ではダンディーさが全くない分すごく新鮮に感じた。丹波哲郎とのやりとりもかなり笑えて、「ひとごろし」という物騒なタイトルなのに軽く楽しい映画になっていて面白かった。見るからに低予算な感じの映画だが、スタッフがほぼ大映のチームだからだろうか全体的に作りが丁寧で、その面でも安心して見ていられた。しかし、やはりラストが唐突すぎて何の余韻も感じられなかったのは残念だったかな。ちなみに本作と同じ原作はこれ以前に野村芳太郎監督がコント55号主演で映画化しているらしいので機会があれば見てみたいなあ。
[DVD(邦画)] 7点(2009-12-03 13:47:27)
11.  ビッグ・ウェンズデー
今は全国的に梅雨だけど、僕の住んでる地方は今年も去年に続いて空梅雨で、もう真夏のように太陽がギラギラ輝いて暑い日々が続いている。こんな状況だと涼しい気分になれる映画が見たくなり、コレを見た。正直言ってストーリーはやや退屈に感じた。でも、サーフィンのシーンはすごい迫力で、とくにタイトルにもなっている大波「ビッグ・ウェンズデー」に乗るクライマックスは想像以上に巨大な波とそれに挑戦する主人公たちに感動さえしてしまった。これだけでもこの映画を見て良かったと思えた。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-20 02:03:12)
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