1. ビルとテッドの地獄旅行
キアヌ主演、SFバカコメディです。 前半にビルとテッドが殺されるまでのどこかで見たような、と言うか 「ターミネーター」を能天気にしたような2人が殺されるまでの展開といい、 あまりにも陽気な死後の展開といい典型的バカ映画です。 やたらハイテンションなだけでイマイチ笑えないのが痛いところですが、 もう1度生き返ることをかけて死神とどんな勝負をするのかと思っていたら、 ボードゲームやツイスターというバカバカしさには参りました。 (死神が案外話の分かるいい奴なのは笑えましたが・・・。) 見終わってから本作が続編であることを知りましたが、 第1作を見ていればもう少し楽しめたのかな? [CS・衛星(字幕)] 4点(2021-12-28 16:34:01) |
2. 必殺! 主水死す
CSで必殺の映画を一挙放送していたので、本作と「必殺4恨みはらします」の2本を見てみた。 必殺4よりは作品のスケールや世界観は必殺シリーズらしかった。 「主水死す」というタイトルがついているので、結末は想像がつく。 あの中村主水にどんな散り際を用意しているのかと思っていたら、えっ!?というほどあっけなかった。 これなら主水死すというタイトルは無かった方が良かったですね。。 それであの最後なら、あの中村主水が・・・。というそれなりの衝撃があったと思います。 今回は勇次と秀が登場しますが、やはりその登場シーンはごく僅か。 しかも2人の殺しのシーンがショボい。毎週やっていたTVの方がもっと華麗で決まっていました。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-02-29 19:11:52) |
3. 陽だまりの庭で
TV用に製作された90分程度の小品ながら、いい映画を見たとしみじみと思える良作。 邦題の通り、祖父と孫娘がベンチに腰をかけ語り合う。その庭に差し込む陽の光のような温かみ感じます。 祖父と孫娘が夜の地下でレジスタンスのように”任務”を遂行する。 孫を悲しませまいと必死の祖父と、あまりにも可愛らしい孫娘の姿。 全編に渡り、そんな2人の姿が微笑ましくもあり、悲しくもある。 この監督さんは「まぼろしの市街戦」にしても本作にしても、 優しさや明るさ、ファンタジー的要素や笑いに包み込み、独特の話術で戦争を語ります。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-01-23 15:33:25) |
4. ビッグムービー
フランク・オズ&スティーブ・マーティン。僕の大好きな名コンビです。やっぱりこの2人が組んだ映画は楽しいですね!日本未公開なのが残念ですが、まあ仕方無いのかな・・・。 そこに2役を演じたエディ・マーフィーまでが絡みます。何度もコンビを組んでいるオズ監督とスティーブは息もピッタリという所ですが、エディも本当に上手くはまっています。様々なシーンで恐怖に怯えるエディの演技(特に駐車場とハイウェイのシーン!)には本当に笑わせてもらいました。 更にこんな映画に何故かテレンス・スタンプが出ていて、一人大マジメに硬い演技を披露しているのですが、これもまた作中のいいアクセントになっていたりします。 映画のノリとしては典型的スティーブ・マーティン映画で、好き嫌いが分かれるノリの作品ですが、スティーブとエディ、二大コメディアンの楽しい競演とコメディ職人フランク・オズの手綱さばきも冴えるアメリカン・ドタバタバカコメディです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-12-21 22:26:08) |
5. ピアノ・レッスン
多少説明不足でも独特な雰囲気がある映画は嫌いではない。作品の雰囲気に流されやすいタチでもあります。でも、本作に関してはエイダとピアノにまつわる過去など彼女の心の闇をもう少し感じたかった。ハーヴェイ・カイテルの「君のことがよく分からない」という台詞がありますが、それに関しては僕も全く同意見で・・・。 主人公の心の闇、雨、曇天、泥濘、鬱蒼とした森・・・暗い雰囲気が支配する作品の中で、本作のMVPは映画初出演のパキンちゃんでしょう。ハーヴェイ・カイテルもいいキャスティング。何をやっても味がある人ですが、よく分からない人物像やヘンな奴とがよく似合う俳優さんです。オールヌードになった時は「またか・・・」と思いましたけどね。 [映画館(字幕)] 6点(2012-07-04 21:41:05)(良:1票) |
6. ビヨンド・ザ・マット
《ネタバレ》 2000年頃まで僕はこの作品で描かれているWWF(現WWE)というアメリカの世界最大のプロレス団体の大ファンで、スカパーで毎週欠かさず見ておりました。週2回、2時間番組(現地のアリーナでの中継)が放送され、そこで繰り広げられる男と男、男と女、女と女、様々な人間模様の決して最終回の無い連続ドラマの面白さはケタ外れ的な面白さだった。WWFを見ていた人はお分かりだと思いますが映画にも登場するビンス・マクマホンという人、本当にWWFの社長なのですが、その辺の俳優じゃ太刀打ちできないほどの演技力の持ち主で、レスラーではなく、この人がWWFの真の主役でした。リング上で演説を始めれば、あの映画界の演説王、パチーノも真っ青になるほどのド迫力の大演説をブチかましてくれるし、レスラーでもないのに自らもリングに上がって試合までやってのけます。で、これらにはシナリオライターがいるのは当時から既に常識でした。当時アメリカでは社会現象になるほどの人気だったのでみんな脚本家がいることを知っていました。ビンス自身も「我々がやっているのはスポーツではない、スポーツエンターテイメントだ」と公言していましたしね。でも、あれだけ面白ければ関係ないと言うほど毎週よく練られた脚本で僕たちファンを楽しませてくれていました。映画のレビューではなくこの頃のWWFが面白かった!という以外何も語ってないよう無いような気もしますが、当時WWFに胸を熱くしていた私には特別な作品なのです。 [映画館(字幕)] 8点(2009-03-06 13:57:58) |