1. ピクセル(2015)
緩ーい感じで楽しく観れた。吹き替えの主人公が違和感がいっぱいだったんだけど、それでも吹き替えは楽しい。もうちょっと達者な人だったらもっと笑えたかもしれなかったのだが、そこも柳沢さんの持ち味か。棒読みが逆に個性となって面白さ増したかも。最初は南キャンの山ちゃんかと思ってしまった。見せ場はパックマンのシーンだろうなあ。街の道路交差点を画面に見立てて、4色のミニで追いかけ追いかけられる。食傷気味なカーチェイスシーン多い中で、なんか面白かった。しかも普通の作品は逃げるシーンばかりなのに小型のミニで追いかけてるというシュールさ。良いなあ。 [DVD(吹替)] 7点(2017-07-03 14:07:52) |
2. ビッグ・アイズ
《ネタバレ》 ティムバートンらしいファンタジーぽさに加えた鮮やかな色彩の画とブラックユーモアもあって、らしい作品だなあと興味深くみれた。エイミーアダムスもやはりの素晴らしい表現だったけど、ウォルター役のクリストフヴァルツも調子のいい男っぷりの描き方も見事だった。実社会だとあんな奴いるんだよね。軽蔑されてはいるがそれでも結構儲ける人。胡散臭い人って万国共通。どうしても直近の佐村河内事件を連想せずにはいられなかった。事実内容よりマーガレットが支配されていく過程が興味深い。現代のDV夫とかが精神支配していくモノ関連として。実話とふってあったけど、ほんまかいなというビックリ事案もあったなあ。画家と言い張っているのに全く描かずに乗り切れるのか、裁判で一人二役とか、この裁判で誰もがこうであって欲しいと考える決着「ほれ、書いてみなはれ」が実際あったこととか。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-01-11 17:08:47) |
3. ビッグ
思春期の子供の背伸びと大人と子供のギャップを目一杯描いた感じで、トムハンクスが見事に演じ切った。主人公のジョッシュの友人役の子役が良いアクセント。ほのぼのします。空き地で二人の男の子がノックしてる光景でこっちもせつなくなっちゃった。無意味そうにみえる遊びでも子供にとっては大事な成長過程なんだよね。自分もしてたなあとしみじみした。良作。織田裕二の「お金がない」を少し連想した。ここから取った? [DVD(字幕)] 7点(2015-11-01 13:09:29) |
4. 評決
《ネタバレ》 とりあえず法廷ものとしては面白かったんだけども、逆転の一手はひねりが少なかったかな。82年製作となると、製作側の伝えたかったことが、法廷の現実なのか、ニューマンの哀愁なのかあいまい。あの正体不明の美女の扱いが謎。ラストの沈黙も。余韻ということなのかな。元看護士ケイトリンの吐露の場面が迫力が有った。ニューマンに免じて、いや敬意を表して7点。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-01 19:11:14) |
5. ビューティフル・マインド
《ネタバレ》 ジョンの人生につきまとう困難と、アリシアの絶望感を凌駕する献身。やっぱりジョンが障害を乗り越えて、学生に指導してるところをみつめるアリシアの場面が一番の感動の場面だった。それはそうと前もっての知識なかったら、あの映画の導入から統合失調症につながるのはビックリするだろうなあ。パーチャーもチャールズも、自分はこんな分野で才能を発揮したい、こんな友人が欲しいと願った末生み出してしまった妄想なんだろうなあ。チャールズの幻想と手を切れを言われたら、たとえそれが自分を不幸にしている源であったとして自分だったらつらいだろうなあ。それにしても、きれいな画作り穏やかな音楽、主人公、ヒロイン、エドハリス、ポールベタニーいずれも素晴らしく、賞獲りは当然だと思った作品でした。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2013-05-31 19:45:23) |
6. ヒューゴの不思議な発明
《ネタバレ》 映画への愛を描く作品でした。どことなくニューシネマパラダイスを思い出しました。題名やジャケット、配役見た時には最初パリーポッターの類の子供向けかと想像してたけどかなり大人向けでしたね。スコセッシらしい画でそれを素晴らしく高品質に仕上げた映像にはため息が出るくらいですが、あまりに良すぎてまた人工的に見えてちょっと鼻につくというかくどい感じもしないではないです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-02-15 17:21:11) |
7. ヒート
《ネタバレ》 男の哀愁の映画だった。もう、デニーロもアルパチーノの渋くてその演技を堪能。二人がお茶してる場面なんてしびれる。どんどんテンポアップしてく演出は見事だった。逆に見せ場の銃撃戦だけじゃないよね。哀愁の感じが良いよね。みんな背負って。無関係に近い黒人のくだりも心にズンと沁みる。展開結末は容易に読めるけど、でもなんとかデニーロに計画達成させてあげたかった。好演だからこそ。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2012-05-02 20:20:51) |
8. ヒア アフター
良い作品だったんだけど、3人の人生が交差するであろう場面にもう少しドラマ性が欲しかった。3名個々ののエピソード自体はとても興味深く丁寧に作られている。ラストは余韻のあるつくりだったんだけど、説明も不足していてちょっと唐突だったかな。本編とは別に、お料理教室の場面は秀逸でしたね。あれで1本ラブストーリー物が作れそうなくらい。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2011-12-14 17:45:12) |
9. ヒトラーの贋札
なかなか緊張感あっていい作品。主人公のアウトロー的な存在感もよかった。ナチスものはその凄惨さを伝える意味でも存在理由をもつね。絵作りもいい雰囲気出していたと思う。 [DVD(吹替)] 7点(2010-03-24 17:59:59) |
10. ビッグ・フィッシュ
最初観ていた時から苦手な映画だなあと思いながら観ていたけど、最後の最後で涙。ファンタジーをうまく料理したなあと実に感心した。ユアンマクレガーは楽天的な人格を好演。ビッグフィッシュ、題名を含めて示唆に富むね。複数回観たほうが味わいが深くなると思う作品。 [地上波(吹替)] 7点(2010-01-11 11:11:30) |
11. HERO(2007)
テレビ版の大ファンなんで退屈せずに楽しく観賞できました。私は記号的な所謂キムタクのキャラとしては久利生公平が最もマッチしていると思っているのでこの映画においても彼の演技に全く不満はありません。良かった思います。ただいくらなんでも尺が長すぎると思う。明らかに無駄なシーンも多いし。映画版西遊記でも思ったんですが何故だろう。テレビ放映された時のCM料に関係あるのかしら。出来としてはSPと思えば平均的。いつも思うのはフジテレビは1時間枠の通常ドラマや、たとえ2時間SPにしても地上波では素晴らしい作品創る力量あるのに、映画になると途端に駄作を作る。これもある意味謎。 [地上波(邦画)] 6点(2009-12-12 23:33:11) |
12. ビルマの竪琴(1985)
名作は時代を超えんだなと実感。上映当時感動した思いはあるが、改めて観たが惹きこまれるものが十分あった。クライマックスはやはり弾き語りの場面。月並みだけど蛍の光にはやはり涙。まあ粗い面もある。でも中井貴一は当時の芸暦のわりにはかなり頑張ったんじゃないか。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-08-14 23:33:06) |
13. 羊たちの沈黙
10年以上ぶりに再見。メチャメチャ緊張感のある仕上げに大満足。ジョディフォスターの演技はとにかく光る。もちろんAポスキンスもだけど。二人の掛け合いのクライマックス場面は息を呑むほど。足りない頭でストーリーを完璧には追えなかったし、伏線も見逃したかもしれないけど、極上のサイコサスペンスのひとつであることは間違いない。なら何故マイナス1点なのか。初見時は完璧な満点それ以上だったが、今回は現代基準とってしまったから。脚本謎解きに解り易さとか特にサプライズが欲しかったかな。贅沢だけど。目が肥えてしまったのかな。演出演技に関しては18年たった今でも全く文句なし。 正真正銘の傑作です。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-08-11 18:00:52) |