1. ヒューゴの不思議な発明
《ネタバレ》 やたらスケールのデカい舞台設定とカメラワークでありながら、物語は結局売店のおじさんが偉い人でした、という所に完結してしまい、どうもちぐはぐな作品。実のところ、大した事件も起きないしなぁ、と言いつつも初期の映画を皆で一生懸命作る姿には、映画好きとしては涙を誘われます。 [DVD(字幕)] 5点(2012-10-17 14:59:25) |
2. 127時間
凄まじかったです。大自然の壮大なカット、ハンディカム、ドキュメンタリータッチ、コマーシャリズム……ダニーボイルはあらゆる映像表現を用いて主人公の葛藤を描きだしてゆく。オープニングのシークエンスが完璧にエンディングに繋がるというカタルシスも抜群。劇場を出たとき、自分の吸い込む空気の味が少しだけ変わっていた。こんな経験は年間何度もできるものではない。9点。 [映画館(字幕)] 9点(2012-07-21 03:10:21)(良:2票) |
3. ヒミズ
《ネタバレ》 去年の12月、早稲田大学の某自主映画祭で、学生が監督した「砂の島」という中編作品を鑑賞した。311を受けて一から脚本を作ったというその作品では、その災害を受けて変容してしまった人々の心の動きや生活がリアルに描かれ、深く胸を討たれる作品に仕上がっていた。それに比べ、「ヒミズ」のなんと“取ってつけた”ことか! 大体、一人の中学生の個人的なレベルの悩みと、被災地の映像を“がんばれ住田”で結ぶことなど、あんまりではないか。監督が真摯に取り組んだつもりでも、こうも随所で物語の“取ってつけた感”が出てしまっては、嫌な感じしか残らない。所詮、テーマに中途半端に取り組んだ作品は、そこに真っ向から勝負した作品に敵うものではないのだ。 しかし、そうした致命的欠陥が存在してもなお、主人公2人を取り巻く過酷な環境を、観客に体感させるように描き出した監督の手腕は評価されるべきであり、物語の輪郭を鮮やかに切り取った染谷将太・二階堂ふみの瑞々しい演技の素晴らしさは言うまでもない。その頭を痺れさせるようなテンションの高さは「ハート・ロッカー」に通じるものがあり、主人公が生きる“戦場”さながらの日常という舞台設定がひしひしと伝わってきた。 [映画館(邦画)] 6点(2012-01-23 19:47:15) |
4. 非情の罠
《ネタバレ》 なんだかんだ言ってマネキンのシーンは引きつけられます。が如何せん、登場人物が2人の男に追い詰められるシーン(?)が全然怖くなかったです。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-02-02 02:23:43) |
5. ヒッチャー(1985)
《ネタバレ》 怖い、怖いって……本当に怖いね。序盤は近づいたり離れたりし過ぎてちょっと緊張が途切れたが、警察署での皆殺しから一気に引き込まれた。L・ハウアーの怪演はJ・ニコルソン、K・ベイツ、R・デニーロ、H・レジャー、J・バルデムと並ぶ物凄いインパクト。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-01-26 02:11:34) |
6. ヒドゥン(1987)
ハードロック好きな悪玉宇宙人という設定が気にいった。ちょっと時代も感じるけれど。ただ、クライマックスまでイマイチ盛り上がりきれなかったのが残念かな。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-16 19:46:20) |