1. 陽だまりの彼女
《ネタバレ》 前半、松本潤と上野樹里がとにかくカワイイ このカワイイ二人を見てればそれなりに楽しいが、いささかオヤジには気恥ずかしい展開だ しかしおしゃれな風景と優しいカメラワークでそれなりに見ていられる 後半はヒロインの出自がわかって来て話が暗い方にスイッチすると、オシャレな二人と最先端な職場などの背景がむしろ見飽きた韓流ドラマのような展開になって、イマイチ見ているこちらのトーンをダウンさせた やはり今時イケメン、オシャレ、悲恋は同時に描くべきでは無いな というか韓流ドラマとかが好きな層に向けて作ったのなら、がっかりするのはお門違いと言われてもしかたがないのか(笑) ヒロインの秘密とかの伏線はドラマ初頭からわかり過ぎるくらいでまったく意外性が無い なので、思った通りの悲恋に哀しみは無い あまりに想像通りなので以外なドンデン返しとかを用意してくれているのかと思ったが、それも無し しかもエンディング間際でキーエピソードの「腕の傷も無くなってしまうのかな?」というセリフが入る これはだめだろ このセリフが入っただけでオチが見えてしまった せっかくオーディエンスが腕の傷のエピソードを忘れかけていたのに 案の定、ヒロインの存在がすべて消えても腕の傷が消えてなくて、もしかして主人公はヒロインの事を忘れて無いのかも、というオチになる その直前の腕の傷うんぬんのセリフがなければ、もしかして印象的なラストになったのかもしれないのに、毎度のことだが演出がクドすぎる しかもそこで終わればまだ余韻のあるいいラストシーンだったのに、さらに再び二人が出会うラストまでが用意されていてイラッとした以上にハラが立った 思わせぶりにカメラがヒロインの顔を避けてパンする安いカメラワークに心底げんなりさせられる 何の為にヒロインの顔をタメるのか これで別の女優が出て来たら驚くが(笑) またまたなんでも解説して終わりたい余韻もクソも無い日本人監督特有の悪いくせが出たと思った 心底、観客をバカだと思ってるのだろうか この余計な付け足しが無ければいい年をしてても充分カワイイ松潤と上野樹里に1点プラスしても良かったのに残念だ [ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-07-28 23:34:04) |