1. ビーキーパー
ジェイソン・ステイサムが元工作員として圧倒的な強さで復讐を果たす、爽快感あふれるリベンジアクション映画だ。 その強さったらこれまで以上でもはや芸術的と言えるほどか。 養蜂家として静かな日常を送る主人公が、恩人の老婦人を死に追いやった詐欺組織を徹底的に追い詰める姿は痛快そのもの。 一方で、その行動を追うFBI捜査官が、正義と法律の狭間で葛藤する視点も描かれ、単なるアクション映画を超えた深い余韻を残す。 物語はシンプル過ぎるほど善悪がはっきりし過ぎる感があるが 最後には正義とは何か、法律とは何かを問いかけるような切なさも漂い、不思議な物悲しさと共に胸に響く。 ステイサム映画の中でも、最も味わい深い一本だった。 [インターネット(吹替)] 7点(2025-03-16 03:36:02) |