1. プリンセス・ブライド・ストーリー
この「モンティ・パイソン」のような馬鹿馬鹿しさが好きです。超ご都合主義なストーリー展開に、個性豊かな登場人物たち。物語の途中で入る子供の茶々とピーター・フォークとのやり取りがこれまた絶妙で、テレビゲームと中世というミスマッチさが頗る良いです。アンドレ・ザ・ジャイアント等の脇役もハマっていました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-13 18:18:51) |
2. ブラインド・デート
いや~、なかなか面白かったですよ。相変わらずブレイク・エドワーズは日本人を馬鹿にしていますが(苦笑)。この手の一昔前のコメディはひたすらに馬鹿馬鹿しく、それほど深いことを考えずに楽しめるので好きです。ブルース・ウィリスのコメディ演技も、映画デビュー前のTVドラマ「こちらブルームーン探偵社」で既にこなれている気がします。その後「ダイ・ハード」で一躍大ブレイク、今は「シン・シティ」。人生って分かりませんね。 [地上波(字幕)] 7点(2005-11-05 21:25:02) |
3. ファニーとアレクサンデル
初めはひどくお上品で優等生的な作風にいまいち馴染めなかったけど、後半の子供たちがヘルハウスに連れて行かれてからは文字通りファニーとアレクサンデルの物語になり一気に引き込まれました。このグロテスクさが良い、前半と後半の対比はお見事!ただ今回観たのは残念ながら三時間バージョンの短い方で、いつの日か五時間完全版(長いなぁ…)も観たいです。何はともあれベルイマンさん、どうもお疲れ様でした! [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-21 18:11:31) |
4. ブロードウェイのダニー・ロ-ズ
《ネタバレ》 良いですねぇ~、これ。全編モノクロ映像の中に終始サングラスを掛けているミア・ファローがカッコ良い。語り口は毎度ながらのウディ・アレン調で、残忍な殺し屋が出てきても安心して観れてしまいます。まるで「例え落ちぶれてもハッピーならそれで良いじゃないか!」というアレンの声が聞こえてきそうです。そもそも物語自体がレストランに集まった芸人たちの嘘か真かも分からぬ回想話というのがこれまた効果的。観終わった後には心がポッと温かくなります。しかし本作の前には『カメレオンマン』を、後には『カイロの紫のバラ』を撮っているってやっぱりウディ・アレンって凄いなあ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-15 21:15:18) |
5. フェリスはある朝突然に
作品自体の面白さは別にしても、主人公の身勝手な行動に共感できるか否かと訊かれたら僕の場合は断然できると答えます。まず何よりも自分が主人公たちと同年代ということもあるし、「大人を舐めた小生意気なガキ」と考える方もいるでしょうが、自分にはそれが何より痛快でなりませんでした。そもそもあんな生徒も教師もやる気のない学校だったら、そりゃ誰だって逃げ出したくなるわな…。大人になってから見返したら「何だ!こんな馬鹿馬鹿しいもの」と思うかもしれませんが、とりあえず今の内はこれで良いのです。フェリスの言う「人生は短い、思う存分楽しまなきゃウソだ」という言葉にも納得できましたしね。おそらくPTAの方々は大激怒でしょうけど(笑)。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-05 14:16:26) |
6. 笛吹き男
これは凄い!ある意味ティム・バートンの「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」と共通しています。ドイツ表現主義のような街並みのデザインに、極度に屈折した世界観が気持ち悪い…。今まで観たイジー・バルタ作品の中では最も分かり易く気合が入っていて、そして好きです。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-09 09:41:57) |
7. 不思議惑星キン・ザ・ザ
ぶわはははははは~、こりゃ最高。何が最高って「クー」この一言に尽きる。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-02-02 15:42:31) |
8. プランサー
《ネタバレ》 プランサーってサンタのトナカイのことなんですね、初めて知りました。物語はある田舎の村に住むクリスマスが好きな少女の話で、クリスマスが好きな人なら主人公の少女に共感して楽しめるかと思います。かくいう僕もクリスマス・ファンですが、観終わった後にはなかなか心が温かくなりました。登場人物もやたら現実的な主人公の友達や、一見冷たそうに見えて実は心優しい大人たちのキャラクターも良かったです。ただ物語全体があまり盛り上がらないのと、あくまで子供向けの域を出ないのがちょっと残念なところ。それでもプランサーを脱走させるシーンには結構ハラハラしました。 6点(2004-12-24 23:01:42) |
9. 不射之射
日本・人形アニメーション界の巨匠、川本喜八郎監督による弓を巡る師と弟子の物語。とにかく演出効果が面白く、人形の他にも燃え盛る炎やシラミの幻像、吹き荒れる強風などのイメージが様々な形で表現されていきます。物語の展開がやや少年漫画のノリなのは御愛嬌で、「おいおいウソだろ」「いくら何でもそれは有り得ない」などと突っ込みを入れながら観るのがまた楽しい(自分だけ?)。 8点(2004-10-01 19:00:43) |
10. ブルーウォーターで乾杯
海辺の寂れた酒場、ブルーウォーターに集まる人々の人間模様を描いた人情ドラマ。妻を亡くしてしまったことから失意の状態にある酒場の店主演じるジーン・ハックマン、この人も相変わらず良いのですが、個人的には"大将"こと車椅子の老人を演じたバージェス・メレディスがお気に入りです。ちょっと切なくも至るところでクスクスと笑える素敵な映画でした。 6点(2004-01-03 21:32:31) |