1. ブリジット・バルドー/恋するレオタード
先生に女生徒が恋するというのはよくある話だけど、この映画の舞台は音楽学校。ソフィとエリスの迫り方もなかなかだし、個人レッスンと称し自宅に呼び寄せるエリックもまたなかなかのもの。歌の部分の吹き替えはしょうがないが、もっと歌っている表情がほしい。(口を開けているだけに見える) [DVD(字幕)] 5点(2015-01-29 22:35:57) |
2. 風雲児 織田信長
主役がりりしく格好良い、いかにも東映時代劇という映画だ。こういう名だたる強い武将を描くにはその方が良いのかもしれない。しかし人間ドラマとしてみると同年の大佛次郎原作、市川雷蔵の「若き日の信長」の方が好きだ。4千の手勢で4万の敵とどう戦うのか期待して見たのだが、何と言うことはなかった。それに中村賀津雄の木下藤吉郎も百姓出には到底見えない立派すぎ、錦之助の弟だから仕方ないのだが・・・。 [DVD(邦画)] 5点(2013-11-08 08:42:25) |
3. 風船
あまり好きになれない物語だが、芦川いづみだけは断然良い。 [DVD(邦画)] 6点(2013-10-22 15:31:33) |
4. プーサン
当時の社会情勢を風刺したブラックユーモアの世界。方や中年ルンペンの首つり、此方若い女の服毒自殺、女性が下着姿で美人となると・・・ こうなると笑って良いのかどうかも迷ってしまうほどだ。こういう場面がしばしば現れる。暮らしはそれほどでもない官吏の帳簿で踊る数字、夜遅くまで働かされる女子銀行員の鮮やかな札裁きなどなど、数え上げたらきりがないほど、よくぞここまで作り上げたものと感心。フクちゃんの漫画は知っていたが、プーサンは知らなかった。兄弟でもこうも違うか。 ところで血のメーデー事件や紀元節復活論など若い人はご存じだろうか。奇しくも2月11日にレビュー。 [地上波(邦画)] 7点(2013-02-12 08:46:01) |
5. 風流交番日記
風流交番日記か、東京新橋駅前交番のごく普通の日常を描いたものだが、風流という形容詞がつくだけあってさすがに奥深いものがある。コメディ要素を控えめに押さえ、人情味あふれた映画になっている。そういえば、同年製作に「警察日記」という日活映画があったが、それと並ぶなかなかの秀作。よっぱらい、けんか、人捜しに風俗取り締まり、民主警察も楽じゃない。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-09-24 07:31:37) |
6. ふしぎの国のアリス(1951)
身体が大きくなったり小さくなったりするし、へんてこな動物やトランプのカードなどの登場でおもしろくさせているが、ややドタバタしすぎのように思う。しかしアニメを使って子ども向けにみせても、原作の会話の妙(風刺、かけことば、言葉遊びなど)にはついてこれないだろう。そのあたりがちぐはぐにも思える。仕方ないことかもしれないが・・・。 [DVD(字幕)] 5点(2011-12-20 23:38:56) |