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1.  フィーリング・ミネソタ 《ネタバレ》 
なんだかんだ言って、やっぱり、この作品好きだ。確かにドタバタで、バタ臭いんだけど、役者がそれぞれいい味出してるんだよね。一人の女を発端に吹き出る兄弟間の確執が、迫真でね。憎んでも憎み切れない。いっそぶっ殺してやりたいのに殺せない。道路挟んでの石の投げ合いがリアルで象徴的。何より、キアヌの役者としての力量が、凄い。演技巧者とか熱演とかいうのではなく、凄いリアルなのよ。確執し軋轢した兄貴が、結局は他人に殺されていくのを目の当たりにする時のキアヌ=ジャックスの表情は、上手いとかじゃなく、リアルなんだな。ドノフリオも、負けずに迫真に演じてるし。インディ系の映画だけど、キアヌの作品の中では、キアヌの持ち味が詰まってる一作だと思う。 売りは、キアヌ・リーブスとキャメロン・ディアスの共演らしいけど、本作は、ヴィンセント・ドノフリオとキアヌ・リーブスの共演が正しい。この二人&エイクロイドの掛け合いが、凄いのよ。
10点(2003-09-04 23:26:22)
2.  ファイト・クラブ
公開当初、「30年に1度の問題作」と評された作品だが、十分に頷ける作品である。何がと言って、黒服の男達が同じ主旨で集まり、同じ文句を合唱するシーンは、やっぱ、イッちゃってる感じが拭えない。現代のエリートがマジでイッちゃったら、こうなるなぁという一作。この際、タイラー=ジャックが組織したのがファシズム系で、作ったのがニトロなのは、ご愛嬌。これが宗教絡みの組織で、作ったのが神経ガス系統だったら、笑い話にならない。それにしても、今回、ジメジメとグズグズと悩む役は主演のエドワード・ノートンに任せておいて、ブラッド・ピットは最強・最高のNo.2の役の演技を存分に楽しんでいた。本作では、最終的にノートンに全部追っ被せられるせいか、それだけ役者として成長した為なのか、「ゼブン」の時以上に、狂言回しの役回りの演技を、ピット本人が存分に楽しんでいたように思えて、ファンとしては冥利に尽きる。ブラッド・ピットという役者は、舞台を浚う華があるだけに、作り手としてはある意味、非常に使い辛い役者だと思うが、デビット・フィンチャーは、ピットの魅力を最大限に引き出した監督の一人である。原作も邦訳本で読んだが、原作通りに進んだら、それこそ「サイコ」になってしまう。が、少女漫画世代としては、素直に萩尾望都の「アロイス」を連想した作品である。本作でしみじみ思ったのは、男の子って、やっぱ格闘技が好きなんだなぁ、ってことだ。
9点(2002-12-03 02:32:51)
3.  プリシラ(1994)
フル・モンティでも思ったけど、子供って、親が思ってるよりずっと柔軟で、そして手厳しくもあるんだよね。でも、ミッチの息子の子役が、変に賢しくなく、普通に子供してるのが良かったな。フェリシアとじゃれあう姿が微笑ましくて、好き。ピアースとウィービングは名が知れ渡る前の作品だけど、ピアースのあっけらかんとしたぶっ飛ぶ具合は、「メメント」や「LAコンフィデンシャル」の眉に皺な演技から見ると、目から鱗のよう。凄いぞ、ガイ。一方、ヒューゴは・・。む~ん、ヒューゴはやっぱりヒューゴ・ウィービングだなぁって感じ。いい味だしてるんだけど、やはりスミスの印象が強いのかなぁ。テレンス・スタンプは、上手いっす。何気な仕草まで、さすがに渋い。ボブとの関係が、淡々と、でも確実に深まっていく過程が、何気ない演技と仕草で説得力あった。作品も、変に差別を取り扱うわけでもなく、普通の人が普通の反応をするだけで、それだけに痛かったりもするんだけど、3人がそれぞれのキャパでもって歩んでいく過程が、どこか爽やかなんだよね。プリシラ号の上のハイヒールに陣取って、誰より目立つ衣装をなびかせて、荒野のど真ん中で声を張り上げて歌ったら、そりゃあ気持ちがいいだろうなぁ。
8点(2004-07-28 15:31:33)
4.  フル・モンティ
子供っていうのは、親がどんな職で金を稼いでいるかではなくて、どんな姿勢の生き方をしているのかを見ているんだよね。何より、子供に対する真摯さ。そして、妻と夫。職を失ったことを言えなかった夫と、職を失った夫を見守る妻。ブラックなテーマをユーモアに描ける辺りは、さすが英国映画。ダンスの練習中に、「なんだ、オフサイド・トラップか」で揃っちゃう辺りも、英国。欧州の、金欠のサッカー・クラブが、ストリップ・ショーをしてカンパを募る話をたまに聞くので、ストリップ・ネタは、さほど違和感はなかったかな。ゲイは・・・。英国はさすがに、オランダとか北欧の国と違って、まだ同性婚は合法じゃないよね。
8点(2003-04-23 23:20:35)
5.  フィラデルフィア
オープニングから、正統派社会派ドラマっていうのが分かる作品で、とにかくトム・ハンクスの熱演が凄い!! どれくらい凄いかっていうと、過熱気味なまでの演技が笑っちゃうくらい凄いのよ。特に、オペラの盛り上がりと共に自己陶酔としか思えないハンクスのシークエンスは、ワシントンの弁護士が席を立つのも分かるくらい、後は一人でやっててよって感じなくらい過熱気味。比して、ゲイのテーマの象徴でもあるはずの恋人(のはず)のバンデラス=ミゲールとの絡みでは、ハンクスはいきなりトーン・ダウンしてしまう。少なくともハンクスからのアクションとリアクションだけでは、はっきり言って人種の違う兄弟か?としか思えないくらいで、エイズで苦悩するハンクスの演技が過熱気味なだけに、バンデラスとの絡みは、バンデラスの真摯さが辛うじて救っているだけで、ハンクスの呆気なさは幼稚園児の御遊戯のようで、ゲイだゲイだと連呼されても、白々しさが拭えなかった。このハンクスの演技では、とてもじゃないが、同性の恋人を愛してるようには思えない。このバランスの悪さが笑えるんだけど、テーマの重さを思えば、エイズだけに集中した方がマシだったろうな。その方が、ラストの子供シーンも活きただろうし。ゲイへの偏見まで入れたければ、少なくとも、男との絡みに引いちゃうような、あるいは、それでセールス・イメージを壊されたくない役者は選ぶべきじゃない。法廷シーンも、結局、弱いもの苛めの御涙頂戴に収まってしまって興醒め。テーマの重さは分かるけど、それだけに、ハンクスの演技のバランスの悪さが、勿体無い。
6点(2003-09-07 00:21:01)
6.  ブレア・ウィッチ・プロジェクト
本作の利益率は現在も破られていないんでしょうか? 映画業界に口コミの凄さというものを改めて認識させた作品でしたよね。作品自体は、昔懐かしの川口探検隊みたいな乗りなんですけど、役者が素人揃いの割りには、結構マジ切れしてて、ああいった状況下に置かれた人間のエゴとか気遣いとかは、手振れする映像の相乗効果もあって、凄く伝わってきた。彼女の言い分は、マジ、ムカついたもの。ラストも、なまじ何か出てくるよりも、伝説や口伝に沿って終わっていて、余韻を残して上手く纏まってるんじゃないでしょうか。
5点(2004-12-07 21:52:30)
7.  フラッド 《ネタバレ》 
宣伝に偽り有りの典型でしたよ。邦題のフラッド(大洪水)でもなければ、原題のハード・レインでもなく、追う者と追われる者のチェイサー・サスペンスやん。しかも、皆々様そろって、追っているのは金・金・金。骨子はそれでもいいし、中々緊迫感もあったと思うけど、大自然の脅威の中で人がどう動くのかを期待してた分だけ、やっぱり裏切られたって感じだなぁ。初めから、「ダム決壊まで、リミット0。狙うは300万ドル。奪えるのか、阻止できるのか」っていう触れ込みの方が楽しめたような気がする。なまじ自然災害パニックだと思って見たのが、敗因だった。クライム・ムービーよね、これ。そう思って見てれば、まあ、そこそこ面白かったのにな。それに、大雨で河川が氾濫しただけだって家は流されちゃうことを実感していれば、ダムが決壊して、あんな鉄砲水が来たら、銃撃戦だの人助けなんて、そんな呑気なことしてらんないよ。はっきり言って、全て水に流して終わりよ。折角の緊迫感も、ラストで白々しくなってしまったよ。でも、やっぱり、モーガンさんは、いい人なんだねぇ。出だしで、悪役モーガンを見られると思ったのに。これも、ガッカリの理由かも。
4点(2004-08-11 00:49:39)
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