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コメント数 2394
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1.  フリーダムランド 《ネタバレ》 
「ジュリアン・ムーアの息子が連れ去られる」というプロットで思い出すのが、忘れようにも忘れられない「フォーガットン」(監督のジョー・ロスはそれにも名を連ねてます)。本作はそこに「ドゥ・ザ・ライト・シング」を足した様な社会派サスペンス映画になってますが、テーマとして子供失踪のミステリーを強調したいのか、人種問題の緊張感を描きたいのかが判らず、中途半端で退屈な仕上がりでした。それに肝心の、ムーア演ずる母親の狂言の動機が理解できないので、物語として最後まで腑に落ちません。たぶん「黒人(若しくは黒人居住区)をサポートしている“良い白人”の心の奥底にも眠っている“偏見”」こそが本来のテーマだったんだとは思いますけど、とてもそんな映画にはなってません。という訳で、4点献上。
[試写会(字幕)] 4点(2007-01-19 01:05:18)(良:1票)
2.  武士の一分
「隠し剣鬼の爪」は「たそがれ清兵衛」の二番煎じでしかなかったので、キムタクを迎え、これまでと多少路線を変えた本作こそが真価を問う作品になると思いますが、今回は山田洋次の目指してる(らしい)「リアリティ」を感じられない仕上がりになってます。美術や下級武士の生活・所作等はこれまでの水準にありますが、キムタクは三村新之丞ではなく完全にキムタクのまま。そして、盲目の剣士が果し合いに臨むという設定以上にリアルさを感じられないのが、脚本から「めくら」という言葉がスッポリと抜け落ちている点。これは「リアリズム」よりも「地上波放送」を優先した為に他ならない。山田監督レベルの「巨匠」でも、こんな大人の事情に抗えない邦画界が情けない。やはり「たそがれ~」は奇跡的な作品でした、5点献上。
[映画館(邦画)] 5点(2007-01-04 00:05:15)(良:1票)
3.  ブラザー・ベア
この時期に「憎悪の連鎖の断絶」をテーマとして選定したのはタイムリーでしたけど、ディズニーらしく踏み込みの甘い仕上がりではある。子熊のコーダに、もう少しキナイに対する愛憎の葛藤があっても良かった気がします。ま、子供がターゲットの映画としてはきちんとツボを押さえた作りになってるので、これでも充分楽しめるし、子どもには得るものもあるでしょう。作画では熊のデザインが良かった。歩き方や唇の垂れ下がってる雰囲気等がホントに良く再現されてます。もうCGはピクサーに任せて、ディズニーはセルアニメの技術向上だけに励んで貰いたいですね。それにしても、途中の挿入曲は日本人がフィル・コリンズ風に歌ってるかと思ったら、本人が日本語で歌ってたんですか? そりゃ知らなんだ…、6点献上。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2006-12-08 00:10:12)
4.  冬の幽霊たち/ウインターゴースト
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2004」に因み、夕張市を舞台にWAHAHA本舗が総力を結集して製作したファンタジック・コメディ。行政区画としての夕張市内に忽然と現れた幽霊達と町の人々の交流を、ショート・ストーリーを積み重ねる様に描いてます(作りや設定は少し「黄泉がえり」風)。大した事件も起こらず、終始、淡々とほんわかムードで映画は進むので、私的には少し退屈でした。たぶん本作は物語を見せると言うより、そこに住む人達も含めた夕張という町を紹介する目的で作られたのでしょう。しかし本作の甲斐もなく、「夕張ファンタ」が無くなるどころか、財政再建団体へと転落した「市」自体が「幽霊」みたいな存在になってしまうとは…。今やこの映画は、かなり皮肉な作品になってしまいましたね、4点献上。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2006-10-26 00:03:54)
5.  ブラック・ダリア
本作鑑賞中に思い出したのが「三つ数えろ」。1940年代後半の雰囲気の中(「三つ~」の製作が46年、「事件」の発生は47年)、ハードボイルド且つノワールに話が展開しつつも、「三つ~」同様、肝心の本筋が一向に見えてこない。原作未読の身としては、いつになったら「ブラック・ダリア」が始まるのかって感じ。多分この物語は、ジョシュ・ハートネット演じる主人公が友情と恋愛、そして自らの正義感の間で苦悩するというのがテーマで、ブラック・ダリアなんかどーでも良かったのかもしれない。だったら、何でこのタイトルなの? 今回はデ・パルマ演出にも必然性や流れが感じられず、長回しや一人称視点も終盤のストーリー展開同様、唐突でチグハグに感じただけ。隣の人なんかほとんど“The Big Sleep”でしたよ、3点献上。
[映画館(字幕)] 3点(2006-10-18 00:17:35)
6.  ファミリー・ゲーム/双子の天使
父母のどっちに引き取られたとしても超~リッチという、正にアメリカ的お伽話。もう少しコンパクトにまとめても良かったとは思いますが、ディズニーらしく家族で安心して鑑賞できる仕上がりにはなってます。そして何と言っても本作で特筆すべきは、双子のシーンの違和感の無さ。子供向けの作品であっても最高度の品質を提供してくる、これぞハリウッドの底力。すっかりお騒がせセレブに成長してしまった当時11歳のリンジー・ローハンも、中々のリアクション演技を披露してます(名子役って感じじゃなかったですけど)。唯、曲がりなりにも結婚まで考える女性なんですから、父親の婚約者をもう少し魅力的に描いても良かったんじゃないかな。これじゃデニス・クエイド演じる父親は馬鹿なスケベ親父です。そんな訳で、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-18 00:02:01)(良:1票)
7.  フラガール
(少し長めにお邪魔します) 流行の昭和ノスタルジーに、やはり流行の女の子の爽やかスポ根要素を組み合わせた、イギリス映画風の「負け組」再生物語。感動的実話だし、松雪泰子を始めとした出演者は踊りも演技も上手かったし、特にダンス・シーンは、全てに於いて「バックダンサーズ!」なんかとは比べ物にならないほど良く出来てましたが、私的には背景描写の不足に不満が残りました。「ALWAYS/三丁目の夕日」では「建設中の東京タワー」という有無を言わせぬヴィジュアルがシンボリックに配置されてた訳ですが、本作では「建設中のハワイアンセンター」や建設作業員、そしてダンス係と椰子の木係(?)以外のセンター職員等が一切描写されない。たぶん推進派の人達は希望を持って仕事に従事し、反対派の人達はそれを苦々しい思いで眺めてたことでしょう。こういった町全体を象徴する背景の中でフラガール達の葛藤と努力を描いていけば、更に大きな感動が生まれた筈だし、富司純子が娘の為にセンターを受け入れる過程にも、もっと説得力を与えることが出来たでしょう(最後のトヨエツのスローモーションも意味なし!)。予算の関係だったんでしょうけど、やっぱり映画ならではのスケールにはちゃんと金をかけて貰いたい。それにしても、確かに何でこれを米アカデミー賞に持ってくかなぁ? 順当に考えれば本年度は断トツで「ゆれる」だと思うんですけど…、6点献上。
[映画館(邦画)] 6点(2006-10-04 00:04:28)
8.  ブラインド・ホライズン 《ネタバレ》 
意外にも出演者は豪華な顔ぶれながら、恐ろしく地味に、それこそTVドラマみたいな感じに仕上がってるサスペンス映画。ユラユラした流行のカメラワークも鬱陶しいだけで、ちっともスタイリッシュには見えず、2003年の作品とは思えない古めかしさがある。ストーリーは何者かに襲われて記憶喪失になった男のミステリーなんですけど、はっきり言ってネタは最初っからバレている。なのに、どうにも話の骨子が掴めない。最終的に主人公は記憶が戻ったんじゃないの? 何で急に正義の味方みたいになっちゃうのかなぁ? とにかく良く解らない映画でした、3点献上。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-09-14 00:01:45)
9.  PROMISE プロミス
(ちょっと長めに監督、心の声) 李安の野郎、地味なホームドラマばかり撮ってたのに、「臥虎藏龍」たった一本でハリウッドの巨匠の仲間入りかよ。蒋介石の落人のくせにアカデミー賞候補にまでなって、うまいことやりやがったなー。畜生、「温柔殺手」なんか引き受けるんじゃなかったぜ…。こうなったら俺も武侠映画を撮ってやる。うかうかしてたら張藝謀に美味しい所を持ってかれちまいそうだからな。そういや、奴の「十面埋伏」は香港スターと日本人を使ってたな。だったら俺は韓国人も使って、東アジアを制覇してやるぜ。そうだ、「武士」に出てた奴隷をそのままパクって使おう。名前は知らんが人気はあるらしいからな。ヒロインだって章子怡よりずっと美人の張柏芝を、更に美人に撮ってやる。ついでにダミ声も矯正してやる。それに、李や藝謀みたいに芸術振ったアクション映画も流石に飽きられてるだろうから、俺は心の師・徐克を目指すんだ。伝統ある本物の武侠映画スタイルを世界に示してやるぜ。どんなに馬鹿馬鹿しい映画になろうと、俳優を火達磨にしようと構うもんか。俺はカンヌのパルムドールを獲った陳凱歌なんだ! …3点献上。
[DVD(字幕)] 3点(2006-09-01 00:18:13)(笑:2票) (良:1票)
10.  Bridget[ブリジット]
この監督と主演女優コンビの前作「ファストフード・ファストウーマン」とほとんど同じ印象、てか、ストーリーの根幹自体が全く同じです。社会の底辺でもがいてる女に、突然、金持ちの遺産が降ってきて幸せになるという現代のおとぎ話。しかし脇役の魅力や語り口は、とても「ファストフード~」には及ばない。ショッキングな展開とアンナ・トムソンの人工的なヌードでキャッチーな導入部にはなってますけど、かなりまとまりが悪く、アンナの人となりや事の成り行きは良く判らない。中盤の「冒険」も如何にもインディ臭い演出で、全く盛り上がりに欠ける。使い古されたおとぎ話的展開を全くアレンジすることなく、そのまま流用してる為、私は前作も気に入らなかったんですけど、今回は更に印象が悪いです。そんなことで、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-08-07 00:25:57)
11.  プライドと偏見
終始「女性寄り」の視点が貫かれてた所為でしょうけど、私も思ったほど楽しめませんでした。エリザベスがダーシー氏を好きになる理由は明示されても、ダーシー氏がエリザベスを好きになる理由が明示されず、単なる「一目惚れ」扱い。出来れば彼の方にもエリザベスの「良い部分」を発見させて欲しかった(「Emma」のヒロイン同様、私はエリザベスも余り好きになれん)。また、時代的に「結婚」だけが女性の生きられる道だったとしても、逆に言えば、女性にとっては男も生活保障以上の価値はない訳で、何か全体的に寒々しい印象です。気づいたのは、本作には一切キス・シーンが無かったこと。そういう時代だったにしろ、これでは余りにもアレだったので、アメリカ版では無理矢理キス・シーンを挿入したのでしょう。あと、出演者ではジェナ・マローンの相変わらずのエロさと、20歳を越えてるとは思えない幼さに感心。そんな訳で美しい映像に+1点して、何とか5点献上。
[DVD(字幕)] 5点(2006-07-14 00:13:02)
12.  ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男 《ネタバレ》 
自ら立ち上げたローリング・ストーンズから追われた直後、自宅プールで謎の死を遂げた伝説のミュージシャン、ブライアン・ジョーンズの死の真相に迫る実録映画。観てみれば「ストーンズから消えた男」と言うより、「ブライアン・ジョーンズを殺した男」って感じの内容になってました。原題の“Stoned”は、今風に訳せば「ラリる」って感じでしょうか。カリスマ性のある魅力的アーティストであると同時に、精神的にまるで未成熟のジャンキーでもあるジョーンズに振り回され、彼のお目付け役を仰せつかった建築家も徐々にラリっていく。これは、たぶん愛憎半ばでの「犯行」だったのでしょう。映画としては、ジョーンズの伝記部分と「犯人」の内面描写が共に中途半端になってしまい、少し残念な仕上がりでした、4点献上。
[試写会(字幕)] 4点(2006-07-14 00:05:17)
13.  普通じゃない
今更、誰も手を付けない様な余りにもクラシックなストーリーだったので、観てて呆れた…。それならそれで換骨奪胎するなり、パロディにするなり、オマージュ風に演出するなりすれば良いものを、話はクラシックなまま、エピソードとキャラクターをポップに飾り立てただけで終わってる。だから演出に反し、映画がちっとも弾けずに、血生臭さだけが鼻について笑えない。いっそ全編クレイ・アニメにしちゃえば良かったのに…。本作の唯一の見所は、文字通り粉骨砕身の活躍を見せるホリー・ハンター(もしかしてキャリア中、一番美人に写ってるかも)。従って、彼女にのみ3点献上。
[地上波(字幕)] 3点(2006-06-23 00:01:17)
14.  ブレイブストーリー
もの凄く簡単な上、最初から最後まで以前プレーしたことのある様な、全く意外性が無くつまらない亜流RPG。たぶん原作では、それなりにテーマや世界観の書き込みが為されてるんでしょうけど、脚本が非常にお粗末だった為、何もかもが唐突で、既存のRPGから設定を拝借して切り貼りしただけという印象で終わってます(原作自体も、こんなにパクリっぽい仕上がりなんでしょうか?)。「銀色の髪のアギト」よりは随分マシだし、作画レベルも高度でしたけど、キャラクターや「ヴィジョン」の魅力も乏しく、アクション・シーンでさえ余り楽しめません。「ロード・オブ・ザ・リング」を経験し、「ファイナル・ファンタジー」も「XII」というご時勢に、いくら子供向けとは言え、こんなRPGゴッコでは誰も満足しないんじゃないですか、4点献上。
[映画館(邦画)] 4点(2006-06-15 00:05:01)(良:1票)
15.  不撓不屈
映像、音楽、脚本、演技と、全てに於いて凄く古臭い雰囲気を漂わせる、昭和38年に起こった国税庁による飯塚毅税理士弾圧事件、通称「飯塚事件」を描いた高杉良原作の実録映画。高度経済成長から置き去りにされつつある「負け組」の視点や、「内部告発」等といった題材は現在との共通点が感じられますが(正にこれこそが本作の製作意図だと思う)、如何せん、映画の作りが前述の通り甚だ古臭く、まるで視覚障害者向けの多重音声みたいな江守徹のナレーションも白ける。「不撓不屈」の精神で国家権力に挑んだ飯塚税理士の如き「誠実」な映画であるとは思いますし、「初恋」なんかと比べれば遥かに時代を再現できてますけど、はっきり言って仕上がりは三流です。ということで、「誠実さ」に+1点して、4点献上。
[試写会(邦画)] 4点(2006-06-09 00:16:52)
16.  ブギーマン(2005)
サイコな雰囲気を引きずりつつ、ミッシング・チャイルド等も絡めながら、結局はC級モンスター・ムービーへと流れていく退屈なホラー映画。まぁ、確かに怖くも面白くも(ついでに言えば残酷でも)ないんですけど、それ以上に、私はブギーマンの設定(正体)が良く解らなかった。要するに、子供の頃に怖かったり不気味感じた物の複合体がブギーマンってことなのか? ならば被害者は子供であるなり、怖がる本人だけの筈なのに、映画では大人や関係ない人達がバンバン生贄になっていく。それに、決着(克服?)のつけ方も良く解らん。この公開はDVD発売の宣伝だな、2点献上。
[試写会(字幕)] 2点(2006-06-02 00:04:37)
17.  ブラック・ダイヤモンド
功夫、人気ラッパー、高級車、セクシーなマイノリティ美女、Xスポーツ、そしてお馴染みのヒップホップで彩られた、ティーンエージャーの暇つぶし向け定型B級アクション映画。「よお、今日の放課後どうする?」「そういや、DMXの出てる映画始まったじゃん」「いくら持ってる?」「10$」「俺は8$ちょっと」「なら、スーパーサイズのポップコーンも買えるな」…てなノリで、貧乏な16~7歳の子が近所のシネコンへ観に行くべき映画です(間違っても、都心へ出て1,800円払って観るもんじゃない)。そう考えれば、全く可もなく不可もない出来。日本ではテレビでの鑑賞こそ最適です、5点献上。
[地上波(字幕)] 5点(2006-05-19 00:02:07)
18.  ふたりのトスカーナ 《ネタバレ》 
映画はずっと、両親を事故で亡くして叔母夫婦の家に引き取られた姉妹の物語として進んでいく。トスカーナ地方の牧歌的な雰囲気は、第二次大戦下であることも直ぐには感じさせない。しかしここにも、徐々に、そして確実に戦争の影は忍び寄る…。終盤に至るまでは確かに見慣れたドラマでしたが(邦題もセンス・ゼロ)、クライマックスの、一旦安堵させておいてからの非情な展開は結構衝撃的。ユダヤ人であることに何の支障も無く暮らしていた一家を襲う悲劇。あと一日、若しくは数時間の違いで命運の分かれる残酷さ。私は父親には、家族の分まで意地でも生き抜いて欲しかったです。それにしてもイザベラ・ロッセリーニ、歳と共にホントにイングリッド・バーグマンそっくりになってきましたね(驚)、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-13 00:02:17)
19.  ファイナル・カット(1998年/ドミニク・アンシアーノ監督作)
俳優ジュード・ロウの死の真相を、モキュメンタリー風に構成したサスペンス・ミステリー。葬式に参列した友人達の目の前で、追悼という名目で上映される、彼が生前に撮り溜めていた盗撮映像。ドロドロとした人間関係、羽目を外して晒す醜態、囁かれる陰口の数々…。これはこれで緊張感を高める設定ではありますが、全編これで、しかも、ずっとギスギスした友人達の姿を見せられるだけで、話が中々核心へ迫らないので、こちらとしては徐々に弛緩してくる。それに【FSS】さんのご指摘通り、人間関係を壊すということと、犯人を捜すということに全く関連性が無いのが痛い。むしろ殺人という設定はいらなかった。性格の悪い色男が、死んでからも友人達に嫌がらせをするという単純なコンセプトで良かったと思う、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-05-08 00:01:29)
20.  フェアリーテイル(1997)
何とも中途半端に描かれた「コティングリー妖精事件」の顛末。ファンタジーにしたいんなら、もっともっとファンタジックに描くべきだし、実録風に描きたいんなら、もっともっとリアリティを重視して貰いたい。少女達の成長を描きたいんなら、兄の扱いはもっと小さくても良いし、家族の再生を描きたいにしては親の描写が弱すぎる。コナン・ドイルやハリー・フーディーニも、単なる優しいおじさんで終わってしまってる。そして、最初から妖精を飛ばし過ぎ。こういうのは、最後の最後に登場するから感動するんでしょうに…(ま、「大人のための残酷童話/妖精写真」みたいな怪しい幻覚よりはマシですけど…)。もっとも本作では、少女達のイマジネーションとして登場させた方が良かった。そんなことで、私も中途半端な点数、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-08 00:01:00)
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