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1.  ブラス! 《ネタバレ》 
金管楽器を演奏する者としていつかちゃんと観ておかなければ、と思いつつやっと(!)観ました。  まず感心したのは本当に吹いてるように見えること。音を当てている奏者が上手すぎる、というかいかにも別録りの「完成品感」があるのが難ではあるが、吹く演技はできている。(運指については自分が知らない調性管や替え指を使っていると思えばよろしい)  『トレインスポッティング』と同じ年のこの映画でのユアン・マクレガーはまだ明らかに演技が下手。なのにスターの輝きがある。なのにまったく普通の若者感。相方(?)のタラ・フィッツジェラルドが妙に上手い演技なので若干のちぐはぐ感はある。  この映画は音楽と社会問題をブラック・コメディの雰囲気に包んでスポーツ映画的サクセス・ストーリーに仕立ててあるので、観終わって何を語ればいいのかいまいち分からないところがある。社会の変化に対する政治の役割を考えさせられたりもするが・・・  音楽映画としての見た場合の最大の問題は、クライマックスであるロッシーニを練習する場面がまっったく出てこないところ。個人練習とか単なる音出しとかも(映像では)ない。とにかく「練習」という、アマチュアバンドに必須な要素が足りない。その他の演奏も音を外すところ以外はすべて完成品の別撮りなので、なんなの、この人たち全員天才集団なの?という感じになる。それが「大会で優勝して大逆転」というスポーツ映画的カタルシスをもの足りないものにしてしまっている気がする。  全体としてみれば、重さも軽さも派手さも地味さも丁寧さも適当さも全てにバランスが取れた良い映画で、ヒットするのはわかる。ただ自分のように表現の意味や置きどころを探してしまう人間にはどうも咀嚼しきれないところがある。ただ、良い映画だ。音楽というか演奏が良いしね。そして金管楽器やブラスバンドの魅力を世界に知らしめた功績は計り知れない。
[DVD(字幕)] 7点(2021-11-28 12:47:45)
2.  フィフス・エレメント
リュック・ベッソンが実はフザけた野郎だということはもうみなさん周知の事と思うが(『グラン・ブルー』だって結構ひどいネタあるぞ)、この映画は重々しいオープニングから一転して最初のシーンが始まった瞬間に「あ、これ真面目にやる気が一切ないな」というのがわかる。そのままラストまで延々フザけ倒し。正直ギャグというより「フザけ」なのでこれで笑うには「徹夜明けのテンション」みたいなのが必要だろう。ブルース・ウィリスが終始うんざりした顔してるがこっちも同じ気分なので共感できる(笑)。ミラ・ジョボビッチに対した時だけ演技のテンション上がるがそれもこちらと同様だ。  結構テンポ良くサクサク進むし終盤の展開はなかなか熱い。スター・ウォーズのパロディが目立つがコントロールルーム?などはスター・トレック風味か。他にもブレードランナーや2001年などの雑な引用がカラフルな画面に押し込まれてデタラメな未来世界観を構築している。個人的に観終わった後の後味が良かったので良い目の点付けるが、うっかり人に勧めるとどう思われるか予想できない映画。
[インターネット(字幕)] 7点(2018-01-14 01:30:37)
3.  ファースト・コンタクト/STAR TREK 《ネタバレ》 
TNGシリーズ未見なのでもっと置いていかれるかと思ったが意外に分かりやすかった。むしろくどくど説明しすぎないのが良い。全体的にしっかりとした緊迫感があって、これは前作や旧シリーズにはいつも足りなかった要素。ホログラム小説のシーンなど単なる息抜きシーンかと思いきやしっかりと必然性を盛り込んでいる。(無茶ではあるが)  恐ろしくも美しい女王、頼りになるアンドロイドとクリンゴン人、そして普段は冷静だがいざとなると暴走する艦長(笑)。コクレーン博士がいいキャラ過ぎるが、偉人の素顔はこんなもの感を魅力的に描いている。人間の描き方はどれも隙がない。  プロットはやや大雑把でタイム・パラドックスの扱いが能天気(これはおそらく全シリーズ共通なので致し方なし)、なにより宇宙戦闘の特撮がしょぼ過ぎる(『スター・ウォーズ』1作目から何年経ってるんだ)のは残念だが、21世紀半ばの人々という微妙な未来の人間風俗をしっかり創り出しているのは感心する。スター・トレックはいつだって正面から未来に向き合う。そしてそういうSF作品は意外に珍しいのだ。
[インターネット(字幕)] 8点(2018-01-11 21:30:09)(良:1票)
4.  梟の城 《ネタバレ》 
原作の大ファンだったため、かえって敬遠していた作品。最近意を決して見てみました。結論から言うとやはり予想通り、中井貴一は重蔵のイメージではなかった。風間五平には野望のために平気で仲間を売る冷酷さ、伊賀全部を敵に回しても斬り抜ける不遜な自信というのが表現されていなかった。これでは単に可哀想なやつではないか。あと五平役の上川隆也には申し訳ないが、再三美貌を強調されるキャラとしては少し見た目に説得力が足りなかった。女性2人はほぼ原作のイメージどおり。摩利支天洞玄の永澤俊矢も良かった。映画全体にはとにかく時代背景を説明するためだけの無駄なシーンが多い。「歴史に詳しくない人にも分かるように」という配慮は無用だと思う。その分小萩に関するプロットがずいぶん省かれていて、時間上仕方ないとはいえ、これでは映画だけ見ている人にはあの2人が惹かれ合う理由が分からないのではないか。原作では死なない木さるを死なせたのはそのためだったのか。もともと司馬文学はあっと驚くストーリーがあるわけではなく、歴史に翻弄される人間描写が全て。この作品は人間描写が甘かった。映画としては3点。女優2人と永澤、あと凄みのある服部半蔵を演じた根津甚八に+1。
4点(2003-11-23 18:17:42)(良:1票)
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