1. ブラザー・サン シスター・ムーン
映画館で見たのは、1974年。生まれたままの姿になるフランチェスコ、金髪の輝くクレアの断髪シーン、教皇インノケント13世との劇的な謁見が忘れられない内容です。そして、多くの人達がコメントするあの優しい音楽。それは、シンガー・ソング・ライター、ドノヴァン・レイチがギターを奏でて唄っている主題歌。静かな曲だけれどずうーっと耳に残っている。その後、この映画をテレビで何回か見たが、清らかになる気持は同じであった。 今度DVDが出たので、早速購入。見終わって、30年前と全く変わらない感想です。<アッシジのフランチェスコ>と言えば、殆どのカソリックの人達は巡礼聖人として良く知っている。彼を支えた聖女クレアの名前と共に。でもこの映画は、クリスチャンであるかどうかに関係なく、フランチェスコとその周囲の人達が示した暖かい思いやりに心を打たれる。フランチェスコを演じたグラハム・フォークナーも、クレアになった女優ジュディ・ボウカーも新人俳優で、二人とも新鮮そのもの、そして眼の輝きが素晴らしい。昨今の若い人達に是非見て欲しい秀作だと思いますね。 10点(2004-09-08 18:31:06)(良:1票) |