1. 普通の人々
《ネタバレ》 父親と息子が家族としての再生を果たす様には涙した。しかしそれも母親が家を出ることで可能になったのならばどうにもやるせない。ただラストで息子が母親を何気なく抱擁したシーン。母親は思いがけない愛情を示され、今までの己を省みたのだろうか。それまで自己弁護に終始していた母親が、その直後に父親にボロクソ言われても何も言い返さないのであった。母親にとって家を出たことが再生への第一歩となってほしい。 7点(2004-07-03 11:30:01) |
2. ブルー・イン・ザ・フェイス
「スモーク」もめっちゃ好きなんですが、この映画もいいっすね。行きつけの飲み屋に行くような感覚で映画を観てました。別にハラハラドキドキすることはないんだけど、そこには知ってる顔が大勢いて、いつものお喋りがある。その雰囲気が妙に心地いいっていうか。気の合う友達とうまいタバコがありゃ、人生はけっこー楽しいぜっていう映画ですかね。タバコを吸いながら観てましたよ(笑) 8点(2004-06-28 10:18:52) |
3. ブレードランナー
《ネタバレ》 雰囲気を楽しむ映画なのだろうか。描かれていた退廃的な近未来は、ロマンティシズムを感じさせるものでそこそこ楽しめた。しかし如何せん、そんな雰囲気が強すぎたのか、人物の心理や諸々のテーマが心に響いてこなかった。あるいは私が感じ取れなかった。最後のどしゃ降りのシーンは強烈ではある。あの場面のためにこの映画はあったのか。またリベンジします。 7点(2004-06-28 10:16:47) |
4. ブラウン・バニー
《ネタバレ》 茫洋と疾走するバイク。行くあてはないけど留まることはできない。悲しみに追いつかれてしまうから。若かりし頃、好きだった子に恋人ができたショックに耐えられず、思わず原チャリで家出してしまったことを思い出しました(笑)最後の謎解きで、それまで腑に落ちなかった点の全部が分かり、そういった意味で観終わった後に衝撃が来た。 7点(2004-05-15 05:44:15) |