1. フィールド・オブ・ドリームス
《ネタバレ》 タイトルにもありますが、これは夢、それも男にとって最高の夢を描いてくれている作品です。 栄光を求めながら、手に入れられなかった、また栄光への道を途中で奪われた男たちの夢、そして親子の確執を後悔している男の夢、そういったものを、自らの生活を犠牲にしてまで叶えようとする主人公一家の姿・・・誰が何と言おうとも私はこの作品に満点をつけたい。 [地上波(吹替)] 10点(2015-09-30 21:43:28) |
2. フルメタル・ジャケット
《ネタバレ》 今まで見た戦争映画の中でも1、2を争う凄い作品でした。戦争というものが、如何に人間の存在を否定するような地獄であるかを、ちょっと突き放した感じで描いています。 そして、この作品の凄いところは、重いテーマを扱っていながら、まったく無駄の無いシーンの展開、効果的な音楽の使用等で考えさせるだけでなく、娯楽としても成立させてしまうところですね。特に、ラストのローリング・ストーンズの「黒くぬれ!」が流れるエンドロールは、本当に鳥肌がたつ位格好良いです(これも今まで見た中で1、2を争いますね)。 大スクリーンで見たい作品ですね。 [DVD(字幕)] 10点(2007-05-06 16:48:06) |
3. 芙蓉鎮
人間に感情や思考がある限り、もっと簡単に言うと人間に心がある限り完全な平等、完全なイデオロギーの実現などは絶対にありえないと思います。そういうことをある女性の姿を通じて描いてくれているとともに、中国の文化大革命とはなんだったのかということを伝えてくれる貴重な映画です。 まあ、文革の被害を描きながらも、体制側の人物は元々堕落していた一人を除いて断罪されることがなく、むしろ当時の世相が悪かったんだ的な流れになっているところが、今も続く中国の共産党一党独裁体制の状況を伝えてくれる形になっていて、いろいろ考えさせられますね。 また、恐らく数千年前からこういった権力の変遷を乗り切ってきた中国の人々の底力というか、適応能力の奥深さも教えてくれる映画だと思いました。 こういった素晴らしい映画を紹介していただいた、岩波ホール総支配人を長らく務めた高野悦子さんのご冥福をお祈りいたします。 [ビデオ(字幕)] 8点(2013-02-16 23:12:47) |
4. ブルース・ブラザース
ハチャメチャだけど常にクールなブルース・ブラザーズに、JBやレイ・チャールズ、アレサ・フランクリン等の超大物歌手たちが歌って踊る・・・・・何度観ても楽しい映画です。映画館で観たかった! [ビデオ(字幕)] 8点(2008-09-07 22:31:50) |
5. 普通の人々
《ネタバレ》 「普通の人々」というタイトル通り、まさに誰もが向かい合っているであろう「家族関係」について描いているので非常に見入ってしまいました。また、カウンセリングのシーンも結構心に響くものがありましたね(ずっと後の作品ではありますが、「グッド・ウィル・ハンティング」を思い出してしまいました。)。やはり家族といえども他人な訳ですから、(いろいろな面での)限界を受け入れながらやっていかなければならないんだなと感じましたね。 [地上波(吹替)] 8点(2008-01-29 12:41:24) |
6. ブルックリン最終出口
《ネタバレ》 まあ、NYの吹き溜まりのような下町の日常を描いただけの作品なんですが、それだけにいろいろと考えさせられる作品でした。決してハッピーな物語ではありませんが、不思議と希望を感じられる終わり方も良かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-07 14:36:32) |
7. ブロードウェイのダニー・ロ-ズ
《ネタバレ》 暖かい雰囲気に包まれた作品です。芸人たちの思い出話という形をとって話は進んでいきます。ちなみに、ダニー・ローズは架空の人物ですのでgoogleで調べてもこの映画関連の記事しか出てきません(笑) やはり、芸能界という厳しい世界の中で、冴えないタレントばかり抱えているウディ・アレンの人情味あふれる姿が良かったですね。(ピアノを弾く鳥は見てみたいですけどね。猫に食べられたみたいですけど・・・・) ヘリウムガスのシーンは面白かったですね。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-05 00:00:45) |