1. フライト
デンゼル・ワシントンの葛藤を描く脚本は見事だった。(もちろん演技も) しかしラストはどうかな~。ラストがあれだから、アレッ?何言いたかったの?となってしまったんじゃないかなぁ。何でもかんでも結局家族が第一、となってしまうのがハリウッド映画の弱さですね。 [映画館(字幕)] 6点(2013-03-24 15:36:27) |
2. ブラック・スワン
ホラー的表現とスポ根ものをかけ合わせるというのは面白い試みだったけど、肝心のホラー表現が、「ドキッ」とか「メリッ」とかすごく即物的というか表層的というか、見てて生理的嫌悪感はあるけど心理的には全然迫って来なくてゾクゾクしないのですよ。 なんだか残念ですね~。 [映画館(吹替)] 6点(2011-07-04 20:55:30) |
3. FLOWERS フラワーズ
ここまで内容のない映画を作れることがある意味すごい。 時代の変遷に合わせてモノクロ、テクニカラー風、現代風?とルックを変える意味のなさ。モノクロ、カラーはまだ意味はわかるが、昭和30~40年代のころの映画風のライティング、フィルムルックをわざわざ作るのに何の意味が? それが美しいというならまだしも、ライトを生で当て陰影の強い映像は、その時代光量が足りなかったため仕方なくやっていたに過ぎない。それを再現したところでパロディにしかならない。 金と時間をかけるところがまるで違う。最も内容を練っていない、ずさんな脚本にこそ金と時間をかけるべきだった。 [映画館(邦画)] 1点(2010-06-26 17:44:20)(良:1票) |
4. プレシャス
空想シーンは面白いんだけどね。 シリアスにしたいのか軽妙にしたいのか、思い切ってどっちかにしたほうがよかったね。 [映画館(字幕)] 4点(2010-05-13 22:54:24) |
5. フィリップ、きみを愛してる!
ジム・キャリーの抑えた演技もよく、ユアン・マクレガーも素晴らしかった。下品になりすぎず、エンターテイメントに徹した楽しい作品でした。 [映画館(字幕)] 7点(2010-05-01 15:20:30) |
6. ブタがいた教室
批判的なものはみな、映画ではなく妻夫木聡演じる先生の教育の仕方を批判してるんですよね。それこそがこの映画の問いかけているテーマなのに。 小学生たちの演技でない素晴らしい表情を捉えた今作は、それだけでも一見の価値があると思います。 [DVD(邦画)] 7点(2010-04-12 04:58:24)(良:1票) |
7. フローズン・リバー
サンダンス映画祭グランプリに納得。スターは出てないので一見地味っぽいけど見事な映画だと思います。下の方とかぶるけど、監督コートニー・ハントには女クリント・イーストウッドの称号をあげたい。「アクトビラ」での封切りという形で見たのですが、あの風景はやっぱりスクリーンで見た方がよかったのかなと少し後悔しました。 [地上波(字幕)] 8点(2010-02-09 20:30:31) |
8. フューリー(1978)
何十年かぶりに見たが結末は忘れていて、驚いた。なるほどね。超能力でなければただの息子を捜す父親の愛の話だが、最後の最後に超能力話だった意味がわかる。まあそんなところで。 やっぱりブライアン・デ・パルマらしい映画ですね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-09-22 12:14:46) |
9. ファニーゲーム
この映画を観て「不快だ」というのは、ミュージカルを観て「歌の映画だ」というのと同じぐらい馬鹿げている。 唾棄するつもりで「不快だ」ということが、この映画にとっては最大の賛辞だからだ。 [DVD(字幕)] 9点(2009-05-27 14:52:14) |
10. 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
実に楽しく哀しい映画だった。ほとんど最後まで完璧と言って良かったのに、ラストのシークエンスが長い!それがほんとに残念。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-02-22 07:04:24) |
11. プレステージ(2006)
映画の主眼がどこにあるのかいまひとつわからなかった。それは原作のせいなのかどうかわからない(原作未読)。だが、予備知識なく見たので、前半は二人の男の執念の戦いの姿を描いているように見える。あとなってみればここそこに仕掛けられた伏線の張り方に気づけばそういった類のモノではないことはあきらかなのに、オチに気づかせないようにしたいためか、それらがさもさりげなく描かれていて、気づかない人には退屈に感じられるし見過ごしてしまいがちだ。映画というのはどういうジャンルの映画なのか最初に示すことが大事なんだなと思った。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-21 09:23:06) |
12. ブレードランナー/ファイナル・カット
昔オリジナル版を初めて劇場で見たときの感動がよみがえった(内容的には違うが)。画質、音質がクリアになるとはこういうことか。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2008-06-22 16:06:52) |
13. ブラックブック
ナチを描いた戦争映画として、題材はけっこうシリアスなのだが、エンタテインメントとしてよくできている(安っぽい部分もなくもないが)。ヴァーホーヴェンらしい乾いたタッチがいい。 それにしても、女ってたくましい…。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-04-27 05:35:06) |
14. ブロークバック・マウンテン
台詞や細かな表情ひとつひとつに無駄がなく、ストーリー的にはそれほど驚くような展開をしないのに飽きさせない。ストーリーを説明するような描写を極力避け、ここぞというシーンだけを見事に抽出して描く。とても映画らしい映画だった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-02-29 07:35:40) |
15. プロデューサーズ(1968)
上演している舞台の「ヒトラーの春」だけを観てみたい。たしかにちょっと面白そうだ。第一部を、いかに上演にこぎ着けるかまで。第二部を、舞台まるまる…という構成にした方が面白いのではないだろうか。もっと面白くなりそうなのに全体的にバランスが悪くて残念。特にオープニングが長すぎて見るのやめようかと思った。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-10 04:53:17) |
16. 武士の一分
脚本を基本から勉強し直した方がいいというような内容だった。妻の葛藤を描かずただ告白にまかせるのはどうだろうか?盲目でありながらそこまで強くなれたのはどうやってだろうか?原作を知らないが、基本的な筋はそれとして、描写するべきはそういう場面ではないだろうか?俳優陣はがんばっていたと思う。特に桃井かおりは素晴らしかった。 [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 2点(2008-01-28 19:26:48) |