1. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 予想していた映画ではなかったが、いい意味で期待を裏切られた。予備知識なしでの鑑賞だったのでとても斬新なシーンの数々にこの映画の魅力を感じた。結局は二重人格の話だったのだが、冒頭からの不眠症に悩まされるナレーターの話の伏線がラストへとつながる重要なテーマで、なぜタイラーが石鹸を作っているのかが爆弾製造のための前置きだったのには気づかなかった。ナレーターがもう一人の自分に出会うまでに画面にタイラーが一瞬現れるシーンは目の錯覚かと思ったが、どうやらこれも話の根幹に関わる重要なシーンだったようだ。ただ、難をいえば最後の爆破シーンのチープさはいただけない。 [DVD(字幕)] 7点(2010-02-26 09:18:38) |