1. 舟を編む
《ネタバレ》 本屋大賞の作品は、原作は良い物が多いが、映画になるとちょっととというものがあったが、これは、良い脚本、キャスティングで良い映画になっている。馬締という青年は、あまりにも生真面目で、話しが苦手だが、度をこしたような粘り強さ、そうかなと思っていたらアスペルガー症候群として書かれているということで納得、そういう彼は気の遠くなる作業を綿密にやることが天職だったんですね、辞書づくりのこの過酷さ、頭が下がります。その彼を取り巻く、辞書編纂室、下宿のみんなの彼を受け入れ、変人であるが仲間として取り巻いている、おそらく正反対で社交的なオダギリジョーまで、出来すぎかもしれませんが、いい話に仕上がっています。 [DVD(邦画)] 8点(2013-11-14 22:10:52) |
2. 風来忍法帖
《ネタバレ》 さて、なにがしたかったんだ、この映画。原作の小説は面白かった、山田風太郎の中でも面白い本だった。何故こうなったのだろう、脚本がおかしい、予算の都合か、主要キャラが少ない、渥美清を主役に据えながら殆どのキャラが立ってない、ああ、渥美清コメディでここまで酷いのは観たことがない。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-11-05 20:31:37) |
3. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 あえて、あらすじとか一切見ずに、ファイト・クラブという名前だけで観始めた。このくたびれた主人公が、フィジカルでなにかつかみ、大きくなるのかとおもったら、精神系のものになっていて、タイラーを追い出した頃には分かってきたけど、なかなかよかった。 [DVD(字幕)] 8点(2013-09-05 21:32:39) |
4. 復讐するは我にあり
《ネタバレ》 実録映画ということで、淡々としたドキュメンタリーで、事件の陰惨さを強調なんて、観る前は考えていたのですが、良い方に裏切られました。最後まで、何故最初に殿山泰司を殺して犯罪者に入っていったのか分かりませんでしたが、役者さんの体当たり的な演技、特に緒形拳なんかは素場らしい。逆に、こんな奴にはなりたくねえな、と、強烈に思える。犯罪実録ものとしては良かった。 [DVD(邦画)] 7点(2013-08-24 22:03:41) |
5. フロント・ページ(1974)
《ネタバレ》 ただ笑おうとして観ると、なんか違うね。しかし、ちょっとキャラとイベントが多すぎてさ最初はややこしいが、脱獄あたり、一度キャラが引いて落ち着いてきて、楽しめるようになりました。しかし、最後の最後、酷いけど、アリですね。読めなかったな、これは。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-18 20:56:39) |
6. 風流交番日記
《ネタバレ》 警察日記を以前見た物だから、風流とついたこっちの映画は洒落た映画なんだろうと、勝手に勘違いしていました。ところが、至って真面目な人情ドラマにやられました。当りです、佳作です。新人の野心家でもてるという宇津井健、人が良すぎて貧乏くじをひく小林桂樹、とにかく渋くて相手をさとして事件をしめる志村喬の三人と、街のみんなとのドラマが全て良くてなかなかいい。また、駆け出しの天知茂や、丹波哲郎など面白い顔ぶれも観ることが出来るのも面白い。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-07-27 23:03:53) |
7. フォーン・ブース
《ネタバレ》 みなさんおっしゃってるので、詳しく解説見ずに観賞してみたが面白い。話者が話している間動けないという盲点を旨くもりこんだものだ、けれど、こういうアイデア物は次作が出来ないのが難点だな。 [DVD(字幕)] 7点(2013-06-18 00:19:42) |
8. 4TEEN フォーティーン<TVM>
《ネタバレ》 やっぱり、石田衣良による今のスタンドバイミーなんだろうな。けど、理想像なんだろうけど、少年達も、全てのイベントもできすぎていて、なんか、現実感が薄い気が。ドラマと割り切っていても、なんか、しっくりこない。 観終わってすがすがしい、いい話なんだけどさ。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-04-05 20:31:21) |
9. ブルース・ブラザース
《ネタバレ》 キャストの凄さや、R&Bなど黒人音楽をリスペクトし、ノリの良い音楽はわかりますが、大味なストーリー進行がはいり込めません。残念です。 [DVD(字幕)] 5点(2013-02-20 20:39:32) |
10. 不毛地帯
《ネタバレ》 リメイク版ドラマを観て、次にこの映画の順に観賞しました。原作ができあがった作品がどう映画になるか楽しみでした。唐沢さんのドラマもそれなりに良かったんですが、何か違和感があったんですが、これを観てああそうかと思いました。ドラマはリメイクしてきたせいで、スタイリッシュというか洗練しすぎの感があったんですね、壱岐はああじゃないといけません、感情を殺し尽くした普段の演技なんか合ってますね、なにか、野暮ったい昔のドロドロした感が、この世界ですよね。面白いですね。 ただ、三時間で原作の三分の一もいってないのは残念。映画単発ではなにか物足りないですね。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-01-10 01:42:41) |