1. BEST GUY
《ネタバレ》 今となっては超懐かしいですね。バブル経済末期の所産でしょうが,私のような不逞の輩にとって,こうした作品に期待するのは勿論構成やストーリーじゃありません。「絵」として,どれ程我が空自が世界に誇るF15Jの細部が撮られているか,この一点に尽きます。その点ではあのお気楽そのものの「トップガン」よりも高得点と言えるでしょう。アフターバーナーのノズルの動きなんて,こうした映画でしか見ることができませんから・・・。ただ,空自全面協力なのは良いとしても,役者の人選は何とかならんものだったのでしょうかね。織田裕二くんにしてもお相手役の財前直見さんにしても,演技は勿論,何よりもあの空自のブルーの制服・制帽が全く似合っていませんでしたから・・・。ラストのトマムのホテル前のシーンなんか陳腐を通り越しています。あと,「空自ではこの度,トップガンの上の称号としてベスト・ガイを設けた」みたいな科白が有りましたが,その設定に一気に脱力してしまいました・・・。 3点(2003-12-29 23:39:21) |