1. ペーパー・ムーン
《ネタバレ》 古典的であるということを意識的につくられた感じがして、ストーリーもすごく予想できるし、よくあるっちゃあるって手法なのだけど、子役が素晴らしいという点がすべてをぶち破ってしまったという感じの映画。「ペーパームーン」というタイトルだけで僕はもうぐっとくる感じになってしまうのだけど、それは、あの写真があまりにもせつなかったからで、そしてそれは、僕が子役の女の子に感情移入しまくってしまったということであり、それはもう完全に僕の負けです。最後も「200ドル返してもらってないわよ」って言うんじゃないかなーと思っていて、予想通りやっぱり言うんだけど、それはそれでばんざーいみたいな。オチがわかっていても笑える古典落語のレベル。やっぱり、ものすごくよくできた古典のような映画だったのです。それはこの映画が今後人類がどれだけ進化しようともおそらく価値が共有できるレベルのものだということだとおもいます。 [DVD(字幕)] 8点(2009-11-15 00:11:02) |