1. ベニスに死す
たとえば美術館に行っていろいろな名画や彫刻を見てもすべての作品に感銘を受けるわけではないように、名作と言われる映画を見てもあまり感銘を受けないことも多々あります。そういう時は思わず自分の感性を疑ってしまうけど…ここはあえて主観で。ベニスの美しい街並、美少年ビョルン・アンドレセン、それが客観的に見て美しいものだとはわかるけど、個人的に心奪われるような感覚はありませんでした。主人公に感情移入もできなかったし、となるとこの抒情詩風な流れはややもすると退屈でした。つまらなかったわけではなく、わからなかったのです。 6点(2004-09-19 14:10:04) |