1. ヘヴン
山ほどいる教師の中でもとりわけ愛情深い教師であり妻でもあった人の必然と、全く理屈の介在しない愛情を秘めた人(父親の慈しみの賜でもある)の必然とが作り出した映像として、受け取りました.やはり A. ミンゲラが総指揮を執っていた、と思える映像の美意識がとてもとてもとても好きです. G. リビシの静かな揺るがない眼差しが C. ブランシェットの絶望をぴたりと凝視していて、今でも残像として残っています. 作り手が心を込めて作り出した映画だと思う. 9点(2004-05-05 11:10:53) |
2. ベティ・サイズモア
レニがほんとに魅力的.あのちょっとぽっちゃりな顔立ちと独特な笑顔に降参.M. フリーマンはキャラと役柄とのギャップが苦しかった.複数の人が脚本を書いたような何処へ行くのか予測がつかないストーリイもある意味新鮮だった. 6点(2003-08-17 23:50:38) |
3. ベン・ハー(1959)
当時としては大迫力だし、スケールが壮大. C. ヘストンの旬の映画でしょうね.ガレイ船をひたすら漕ぐときの彼の目が底知れず青かったことをはっきり憶えています.流れ星が落ちるところの、「ちゃちさ」には目をつぶろう.最後の騎馬シーンは、当時スクリーンで観た口としては、手に汗握る(怪我人も出そうなくらいの)ド迫力でした. 8点(2001-11-02 19:15:26) |
4. ペーパー・ムーン
オニール父娘の絶妙な絡みが楽しくって、大好きな映画です.モノクロなのもタイトル曲もぴったりのハマリ方.T. オニールの、これでもかと繰り出す、こまっしゃくれた達者な演技には、舌を巻くのみ.おとーさんも彼女の存在があって光ってます.楽しい映画って、こういうのをいうんじゃないだろうか. 10点(2001-11-02 19:03:35) |