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ザ・チャンバラさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1274
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

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1.  ペイバック
身震いするほどかっこいいイントロにはじまって、すべてを失ったヤクザが大暴れをはじめる前半部分は最高。ポーターを裏切った後悔からヤク中になった妻は、死んだと思っていた夫が生きて帰ってきたショックから致死量のクスリをやって命を落とします。そして、妻の死体と一晩添い寝したポーターは復讐を決意。「俺はもう生きてる必要がないんだ」と言わんばかりに、どんなヤバイ連中を相手にしてもまったくひるまず、ただひたすら復讐のために突き進む。これぞ復讐映画の醍醐味です。これまで悪人役をほとんどやってこなかったメル・ギブソンが、恐ろしいほどよくハマっています。そして、仇役のグレッグ・ヘンリーはそれ以上のハマり方で、卑怯で変態で恐ろしくむかつく小物ヤクザを完璧に熱演。画面に映るだけで心底イラっとくる素晴らしい悪役ぶりは、仮に作品自体が評価されていればオスカー候補にでもなりえたのではと思うほどです。しかし、グレッグ・ヘンリーを殺して以降は、作品がガラっと変わってしまいます。映画の軸が復讐からロマンスへと移り、前半の殺伐とした空気が突然なくなります。ポーターなどまるで別人で、「リーサル・ウェポン」のマーティン・リッグスのような人格になってしまいます。アクションも突如として派手になり、爆破あり、銃撃ありの普通のアクション映画に。当時流行っていた二丁拳銃まで披露するサービスぶりで、もはや同一の映画とは思えないほど。これは製作時のゴタゴタが原因で、ブライアン・ヘルゲランドの脚本が気に入らなかったメル・ギブソンが「マッドマックス2」のテリー・ヘイズを呼び寄せて脚本を書き変え、実質的に監督権も奪ってしまったため、前半と後半でまったく別の映画になってしまったのです。そのために発生したのが「7万ドル」問題で、どれだけ金額を吊り上げられても7万ドルに固執するポーターがバカにしか見えないという問題は、後半の方向転換により発生しました。前半における「7万ドル」はあくまで復讐の口実のような意味合いで使われていたのに対し(だから金額は重要ではなかった)、復讐の意味合いが薄まった後半においても7万ドルという数字にこだわると、妙な違和感が残ったのです。。。前半の殺伐とした復讐劇のまま続けていればバイオレンスの佳作にはなったはずなのに、どうして後半を変えてしまったのか、不思議で仕方ありません。
[DVD(吹替)] 7点(2010-02-19 22:29:55)
2.  北京のふたり 《ネタバレ》 
私は中国の司法制度に詳しくないのでこの映画がどこまでリアルなのかはわかりませんが、とりあえず中国をバカにして作ってることはわかりました。拘置所という国家の施設で、将軍の娘殺害容疑がかかっているアメリカ人が襲われる(ギアを殺すことが目的なのに凶器を持って来ず、回し蹴りで殺そうとする世界一間抜けな殺し屋)、殺人容疑者と弁護士が打ち合わせをする場所が弁護士の自宅、中国の法廷なのに英語で熱弁を振るう弁護士等々、どう考えてもおかしなことが目白押しです。異国の理不尽な法廷に突如放り込まれたらという面白くなりそうなネタを扱っているにも関わらず、細かい部分があまりに杜撰で都合よく作られているため、中国を下に見た適当な映画にしかなっていません。中国人にとっては気分の良くない題材なのですから、せめて細部にまでこだわってウソは極力入れないという製作側の良心は必要だったと思います。法廷ものとしても、容疑者とその弁護士が何度も命を狙われるという大変なことが起こっているのにそれが裁判に影響を与えない、検察側の主張が一切描かれない、ラストは状況証拠とその場で飛躍していく推理のみで片がついてしまうという、かなり強引なものとなっています。論理を戦わせるという裁判ものの醍醐味をすっかり放棄してしまっているのが残念なところです。また、ドラマ部分も的を射ておらず、最悪の国選弁護人しか付かないと言われたこの裁判の弁護を、なぜ有能なバイ・リンが引き受けたのかというそもそもの部分がまずスッキリしないし、彼女がキャリアを捨ててまでこの事件に挑む理由づけも不十分です。一度は米大使館に逃れたギアが、バイ・リンのために再び中国の土を踏む心変わりも唐突。追い込まれた現場で突然心情の吐露をはじめるハリウッドお決まりの臭い展開には笑うしかありません。結果、リチャード・ギアのブリーフしか印象に残らない作品となりました。
[DVD(字幕)] 3点(2009-06-06 13:23:23)
3.  北京原人 Who are you?
あまりの衝撃作だったので、北京原人同様、その面白さをここで甦らせたいと思います。この映画は日中戦争のシーンから始まりますが、意外と出来がいいのでどうでもいいです。そして現代になって北京原人が復活するのですが、ひとつのDNAからなぜか親子3人が復活するというすばらしさ。このどんぶり勘定こそがこの映画の味なのです。この時点で「おい、どういうことだよ」と大人の意見を言ってしまうあなたは、途中で見るのをやめる方がいいかも。そんで北京親子の入ったカプセルが無人島に落下、緒方直人と片岡礼子がその回収に向かいます。警戒する北京親子を見るや「僕たちも生き物だということを見せるんだ」と言って服を脱ぎ、体に泥を塗り出す直人。片岡礼子もそれに続き、胸丸出しで北京原人との初コンタクト。その熱意に応えて北京親子も彼らを受け入れ、無事回収は成功。そんで研究室に連れて行かれる北京ですが「そう言えば名前がない」ということで彼らは「タカシ」(北京・父)「ハナコ」(北京・母)「ケンジ」(北京・子)と、じつに安易に名付けられるのでした。研究室の責任者丹波哲朗が「世界が驚くぞ」と、自信満々に北京原人を初披露しますが、その場所が「関東実業団選手権大会」。どうしてもこれに出したかったんですよ。しかし北京原人はなかなか言うことを聞いてくれず、スタートラインにも立ってくれません。それを見た実況「ゼッケン13番の選手、少し様子が変です」。少しどころじゃないと思うんですが。そうこうしつつも北京達は次々と記録を出し、丹波所長もさぞ満足だったのでしょうが、その間にケンジが中国政府によって誘拐されてしまいます。その理由は、原人の骨は中国で発掘されたんだから北京原人は中国のものだということらしいです。パニックに陥るハナコ、怒り、一味の車を猛然と追うタカシ。それを追う直人。この途中で突如引田天功が登場。マジックで原人を消してしまい、直人は原人を見失ってしまいます。衝撃の展開に私は唖然としてしまいました。天功は中国の手先だったんですね。そこから話は中国へ移動。シベリアで佐藤蛾次郎が研究していたゾウマンモス(ゾウのDNAを使って蘇らせたマンモスのことだそうな)に乗って、北京親子は赤い山へと帰って行きます。それで終りなんですが、天功が登場してからの話に私はついていけなかったので、ぜひ自分で確認してみてください。 
0点(2004-06-29 19:50:17)(笑:4票) (良:2票)
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