1. ヘルタースケルター(2012)
《ネタバレ》 全身整形のモデル・りりこを介して、女性がもっと美しく、そして美しくあり続けたいという想い、この映画はそれだけだと言っても過言ではないくらいそこに焦点をあてて表現していると感じました。 社長と出会うことで、トップモデルとなり夢を叶えるりりこ。でも常にその栄光から陥落する日がくることに怯えている。 美しさと地位を守るためならなんでもするし、他人をも巻き込み犯罪に手を染めるあたりでは頭のネジがとんでしまっている。 結局、最後までりりこには共感できる所はありませんでしたが、彼女の抱いている気持ちというのは誰にでもあるものだと思います。 りりこ本人が望んだ人生ではありますが、まわりの人間(特に社長)の冷酷さや整形医の利益至上主義っぷりが酷かった。 やっぱり人生は出会う人間次第だなぁと感じさせられました。 でも、他人から見たら良くも悪くも、りりこ自身にとっては最高の人たちに出会えたんじゃないでしょうか。 [DVD(邦画)] 6点(2018-04-11 09:56:35) |