1. ベルヴィル・ランデブー
《ネタバレ》 人間と建物のデフォルメのされ方が凄いですね。もはや人ではなく妖怪の類になってますよ。その割りに、ディティールにはこだわっていて、犬の仕草、窓ガラスをつたう水滴、指先の動きなどよく観察されています。ストーリーは、競輪の賭けのために、マフィアに捕まってしまった孫をばあさん4人と犬で救出に向かうというものだが、特に前半部分はフランス流、日常系アニメ。ストーリーよりも、目と感覚で楽しませるアニメで見る人を選びます。急にばあさんがピアノを弾き始めたり、犬の夢がでてきたりブニュエル映画的なところも結構あります。蛙料理は気持ち悪かったなぁ・・・ちょっとトラウマになりそうです。クライマックスのアクションシーンは弱いですね。臨場感もなく、緊張感が全くありません。フランス映画にアクションは似合わないですもんね。あらためて、日常アニメに「萌え」を取り入れ娯楽要素を高めた日本アニメって凄いと思いました。個人的にはアニメはやっぱり日本がいいですね。 [DVD(字幕)] 5点(2014-12-09 21:34:21) |