1. ベスト・キッド(1984)
ロッキーの監督さんだけあってなかなかよい作品にしあがってます。ワックスがけやペンキ塗りさせるのはいわば躾のようなもの、老人は楽して力や技をえようとする少年に精神を磨くことを無言のうちに教えているんです。ラストの試合はラッキーウィンだったかもしれません、しかし、ダニエルくんはきっと真の力、真の勇気を学びそして更なる精進を続けると思います。そう言う意味で、武道の精神はうまく理解されていると私は思います。また、この映画はアメリカ社会の負の部分もしっかりと描いています。老人が日系の兵隊でアメリカ軍にいて恋人、もしくは奥さんを若くして失い以来、独身ですごしているということです。いつになくお酒によって悲しい姿をみる少年の光景がやきついています。 7点(2002-12-21 22:45:33) |