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ロイ・ニアリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 681
性別 男性
年齢 58歳
自己紹介 点数基準
芸術点、技術点、俳優点、個人的感情移入度の4要素の比重で決めています。
芸術点とは、主に脚本、演出が映画の各要素、美術、音楽、などをどれだけ高次元でまとめ上げたか
技術点とは、撮影技術、特殊効果、音響効果など、技術的な部分のレベル、完成度。
俳優点とは、出演俳優の演技、存在感、作品とのマッチングなど。
個人的感情移入度とは、作品テーマや登場人物などが自分自身の価値観や好みに対してどの程度影響するか。
これらの比重を勘案して点数を出しています。
有る項目が0点に近くても、別の項目が突出して良ければ点数は上がります。
映画としての及第ラインは6点です。それ以下は落第点、マイナス評価です。

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1.  ぼくのエリ 200歳の少女 《ネタバレ》 
カテゴライズすればホラーなのかもしれないが、オスカーの成長物語、エリとのラブストーリーでもある。一見ハッピーエンドのようでいて、ふたりの未来を想像するとちょっと切なくなるという鑑賞後に色々な感情がじわじわと沸き上がってくる作品だった。それからスウェーデン映画というのもなかなか観る機会がないので彼らの暮らしぶりが観られるのも興味深かった。はやくもハリウッドでのリメイクが決定したということだが、ハリウッド的価値観に翻訳されてしまうと映像は派手でもつまらない作品になってしまうような気がする。
[DVD(吹替)] 8点(2011-02-20 03:07:35)
2.  ボーン・アルティメイタム 《ネタバレ》 
皆さんの異常なほどの高得点に興味を惹かれて観て参りました。 前2作はDVDでの鑑賞でしたが、あの手持ちドキュメンタリータッチ超畳み掛けハイスピードカット割り演出を劇場で観ると酔って目眩がするのではないかと思いましたが、良い意味で酔わせていただきました。 観客をスクリーンの向こう側に強引に引っ張り込む、息つく暇さえ与えない展開は衰えるどころか益々冴え渡り、心臓がバクバク、手に汗握り、ボーンはもちろんのこと、ヒットマンやCIAの黒幕まで、彼らが映画俳優であることなどすっかり忘れてしまいました。 ただ惜しむらくはボーンという怪物を育て上げたあの計画が、米国政府が国家の利益のために米国民をも含む暗殺プロジェクトであったというのは、それ程のスキャンダルなのかと、そのあたりがナイーブ過ぎないかなと思いました。 だって現実はもっと酷い事してるでしょう国家ってものは。国益のためなら暗殺どころか裏から手を回して他国を分裂させ、戦争をしかけるなんて、良くやる手です。 その犠牲になった人々の数なんてとてつもない数ですから。
[映画館(字幕)] 9点(2007-11-25 00:16:58)
3.  ポセイドン(2006)
オリジナルの壮大な人間ドラマは影を潜めて、人物紹介もそこそこにいきなりポセイドン号をひっくり返してしまった。リメイクではあるのだが、まあオリジナルのとおりやっても現在のテンポの速い物語運びに慣れている観客には冗長に感じられると割り切ったのだろうが、かわりに後に何も残らない単なるパニック映画になってしまった。ペーターゼンは「Uボート」が最高峰で、そのあとずっと右肩下がりだと思ってしまうのは僕だけだろうか。
[DVD(吹替)] 6点(2006-12-31 11:28:01)
4.  ホテル・ルワンダ
この映画はどんなホラー映画よりも恐ろしい。本当に恐ろしい存在とは、モンスターでも悪霊でもなく、人間そのものだということが良くわかる映画です。しかし家族を愛し、平和を願うセサバギナ達の存在もまた人間の一面です。この映画はルワンダで起こった悲劇に対して、国際社会がいかに無力で無関心であったか、先進国はじめ世界各国が己の国益のみに汲々として、ルワンダの人々の叫びに鈍感であったかということを告発しています。と同時に、危機に瀕した時、家族を守る男としての生き方を描いた優れた人間ドラマでもあります。戦争に限らず、危機的な状況に置かれたら、自分は家族や隣人を守ることができるのかと自らに問いかけながら観ました。 この映画は映像云々をあまり言う映画ではないとは思いますが、照明が平板で、編集がもっさりしていたのがちょっと残念でした。
[DVD(吹替)] 7点(2006-09-10 15:49:49)
5.  ポーラー・エクスプレス
「不気味の谷(壁)」という言葉があります。CGや人形などを生身の人間に似せれば似せるほどかえってその微妙な違いが際立ってしまい、人はそれを不気味に感じてしまうという現象です。この映画の最大の失敗はまさに「不気味の谷」に嵌ってしまったことにあると思います。とにかくキャラクターが皆表情に乏しく気持ち悪い。動きはモーションキャプチャーしているのだが、それでもぎこちない。CG技術的には髪の毛や衣服の表現など、画期的なものもあるのですが、いかんせん、蝋人形のような子供たちには感情移入出来ませんでした。実写でやるか、もっとデフォルメしたキャラクターで映像化した方が良かったと思いますね。物語はそこそこ面白かったのに残念です。
[DVD(吹替)] 5点(2005-12-19 19:43:22)
6.  炎のメモリアル 《ネタバレ》 
うーん、悪い映画じゃないです。製作者の映画に対する愛情や真摯な映像作りが画面に溢れています。ただ、脚本がなあ。消防隊員の仕事は過酷で、現実には命を落とす隊員も多いのだろう。しかし、映画として主人公を殺すのなら、物語のプロットや映画全体を貫くテーマと密接に繋がっている必要があるし、主人公の存在、死が触媒となって何かに影響を与えたり、物語を大きく動かしていくものではないだろうか。そこがいかにも弱い。
[DVD(吹替)] 6点(2005-10-18 19:59:15)(良:1票)
7.  亡国のイージス
原作未読なのだが、この映画の決定的な弱点はヨンファ、そして宮津と部下達の反乱の動機が不明瞭かつ弱いことであることだと思う。原作を読めばそのあたりは明確にされているのだろうが、ヨンファのその行動に至る背景や心理が今ひとつ伝わってこない。また宮津の動機もあまりに個人的過ぎはしないだろうか。それが日本全体を敵に回すようなテロ行為に走らせる原因とは、どうにも安っぽい。そして何かあると匂わせながらも結局本筋に何ら影響を与えずに死んでしまう工作員ジョンヒの存在も疑問。きっとこれは原作からの未練を断ち切れないまま残したキャラクターなのだろうが、未読の僕には彼女に何の意味があるのかさっぱりであった。結局脚本が原作をうまく再構成出来ていないと思われ、仙石や渥美が深く含蓄のあるセリフを言った所でいまひとつ上滑りしていて現実感がない。 精鋭の工作員であるヨンファの部下が仙石が艦内に侵入して計画を阻止しようとしているのになんとも危機感の薄いこと。しかも特殊工作員ともあろうものが一介の海上自衛官と白兵戦を戦ってあんなに苦戦するものだろうか。 もっと重箱の隅を突かせていただくと、如月が腹を打たれて瀕死の中で言うセリフが思い切り腹から声を出していること。腹を撃たれていれば声に力など入らないのだから、もっとか細い声になると思うのだが。 そしてとどめが劇場でもため息が出ていたのだが、いそかぜが撃沈する特殊効果があまりにしょぼいこと。 唯一息を呑んだのはイージス艦同士の戦いだろうか。現代戦がどのように戦われるのかということの一端が見えて緊迫感もあった。
[映画館(字幕)] 6点(2005-08-02 19:51:29)(良:1票)
8.  ボーン・スプレマシー
前作にも増して凄まじいカーアクションには敬服するほか無い。しかも安易なCG処理に頼らない肉弾アクション。それをおそらく米国とは勝手も違うし撮影許可を取るのも大変であろうモスクワでやってしまうのだからスタッフの苦労は大変なものだっただろう。また観客を傍観者にしておかない激しいカメラワークは賛否の分かれるところだとは思うが、これは成功していると思う。アクション部分の技術面や演出だけなら10点献上したい所なのだが、きわめて優秀な工作員(しかもただの工作員ではない極秘組織)であるボーンは命令には絶対服従、特殊工作、暗殺が主要任務、その為には多少の犠牲もやむをえないことと刷り込まれているはず。その刷り込みが揺らぐほどの衝撃があの事件だったとしたらちょっと弱い。命令とはいえ誤って殺した人間にこれほどまでに良心の呵責を感じるという心の弱さを作品の大きな機軸としてしまうのがどうも製作者の甘っちょろさというか安っぽいヒューマニズムが出ているようで残念だった。
[DVD(吹替)] 7点(2005-06-24 22:24:03)
9.  ボーン・アイデンティティー
マット・デイモンはこういう無敵キャラの主役を張るほどの華が無いと思うんだな・・・ 彼はもっと屈折してたり、人間くさい物語のキーになる脇役あたりで存在感を発揮して欲しい。
6点(2004-08-14 10:36:41)
10.  ボウリング・フォー・コロンバイン
本人も取材中に驚いたそうだが、カナダは1000万世帯中700万丁もの銃所持率だそうだ。しかし銃犯罪は少ない。では、銃を持つこと自体が危険なことだとは言えなくなってしまう。一方でNRAを米国の病根のように描く。結局答えは出ていないように思える。
6点(2004-02-18 23:36:05)
11.  ポワカッツィ
うーん、これは厳しい。コヤニスカッツィほどのインパクトはもはや無い。
3点(2004-01-22 07:59:58)
12.  星の王子ニューヨークへ行く
物語の展開がハリウッドのお約束にのっとってるようでした。
5点(2003-12-14 16:33:44)
13.  ポストマン(1997)
アイデアはとても面白いのだが、悪役があまりにもステレオタイプなので、B級然としてしまう。
7点(2003-12-12 23:55:24)
14.  暴走機関車
黒澤明はコンチャロフスキーが会いたいといってきたけど断ったらしい。気に入らなかったのかな。それなりにおもしろかったぞ
6点(2003-12-12 22:54:50)
15.  ボルケーノ
トミーは名優なんだからこんなB級SFにでちゃだめ。
4点(2003-12-12 19:49:14)
16.  火垂るの墓(1988)
兄の行動に批判があります。確かに彼の行動は賢いとはいえない。でも中学生なんてあんなものだろうと思って観ていたので、違和感はありませんでした。逆に彼のそんなところが切なく思えました。半世紀以上も前の出来事になってしまいましたが、僕が生まれた昭和40年から20年前と考えると、今から20年前なんてついこの間のことなんですよねぇ。
8点(2003-12-12 19:48:26)
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