1. ボーイズ・ドント・クライ
《ネタバレ》 私は自分で後味の悪い映画が好きだと思っていたが、リアルに後味の悪い映画は苦手かもしれないと気付かされた。まさかここまで救いようのない話だとは思わず。ラストはラナがジョンとトムに発砲して、ブランドンのかたきを取るのかと予想して(願って)いたら、この映画はそんな甘さ許しちゃくれなかった。ところで、ラナ役の女優はこの映画で初めてお目にかかったが、顔の大きさ&造りと首の太さから「本当は男なんだろう」と終始思っていた。誰よりもブランドンに理解を示しているところも、自分も同じ障害に苦しむ者だからなのかなぁと(この考え自体差別的かしら?そんなつもりはないんだけど) しかし最後までそんな伏線はちらりともないままエンディングだったので驚いたのとともに、失礼にも疑ってしまいゴメンナサイ。これを観る前に『ミリオンダラー・ベイビー』は鑑賞済みだけど、ヒラリー・スワンクは本当にすごいね。むしろビバヒルで普通のシングルマザーを演っていたのが信じられない。※レビューを読んでいて思ったのですが、レズ(またはゲイ)と性同一性障害は根本的に違うと思います。レズはお互い女同士っていう認識のもとに愛し合うもので、性同一性障害は男と女が愛し合っているものだと思う。ただ、片方の「体」が認識とずれているので、結果的に外からはただの「男と男」又は「女と女」(つまり同性愛者)にしか見えない、ということじゃないかな。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-07 12:33:12) |
2. ボウリング・フォー・コロンバイン
ドキュメンタリーということであまり乗り気でないままに鑑賞しました。が、結構考えさせられた。観終わったあと友人とも意見を交わしたりして、なかなか興味深い作品でした。しかし、一映画として観た場合、果たしてどうなんだろう。映画館で観ようとは思わないです。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-13 15:42:52) |
3. ホーンテッドマンション(2003)
《ネタバレ》 うーん、物足りない…。自分が子供だったら面白かっただろうなぁと思う。DVDでメイキングも観たけど、屋敷のインテリアやおばけたちや、特にゾンビなんかディテールまで凝って作ってあっただけにもったいないなぁ。もっとホラーにもファンタジーにもできたと思う。アトラクションの要素が多く取り入れられていたとこと、歌う銅像たちはよかった。最後、銅像たちまで連れてっちゃうんだもんなぁ。一緒に暮らすのか? 私はやだぞ。 [DVD(字幕)] 5点(2005-04-05 11:12:00) |
4. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
《ネタバレ》 20年ぶりくらいに再見。思った以上に内容もシーンも何も憶えていなかった自分に衝撃。ゆえににラストの牧師には大衝撃。牧師の言うことはたくましすぎて、弱い私にはついていけないところもあったけど、ラストはスーザンの側に立ってみたらなんとも切なく涙が出た。リンダを亡くしたロゴにしろ、ベルを亡くした老人にしろ、愛する者を亡くすということは他に選択の余地がなかったとしても、苦しいね。それにしてもノニー、お前はなんなんだ。こういう奴が意外と助かっちゃうもんなのよね、世の中って。最後まで面倒見たマーチンに乾杯。 7点(2005-03-11 12:00:12) |
5. ホワット・ライズ・ビニース
《ネタバレ》 アラ、皆さん厳しいご意見が多いですね。私はこの映画結構ツボです。公開当初劇場でも観ましたが、ビデオで観直したらやっぱり面白かった。思ったよりもホラー色が強くて好き。私はホラーは邦画の方が絶対に怖いと思ってますが(洋画だとたいてい宗教が絡んでくるのでいまいち伝わってこない)、これは素直に怖がれたなぁ。手法が古かったり、脚本がセオリー通りだったりするとこが逆に良いんじゃないでしょうか。ラスト水中でマディソンの腐乱死体がきれいな顔に戻るところは、清清しささえ覚えます。教授への復讐だけじゃなくて、やっぱり本気で好きだったんじゃないかなぁ。。。なんて、おとめちっく過ぎますか? 8点(2005-02-24 12:25:14) |