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1.  ぼんち
訃報を目にし、つい市川崑のベストは何か、なんて不毛なことを考えてしまった。おそらく何本もの作品が気分に応じて入れ替わり立ち現われてくることだろう。今の気分だと「ぼんち」だな。崑の女性映画のエッセンスが詰まっている。今なら誰もが船場吉兆の女将を思い出すであろう毛利菊枝、おとなしい役が珍しい山田五十鈴、ただただ「お嬢さん」な中村玉緒、しっかりしている指輪コレクターの若尾文子、ひたすら尽くす草笛光子(彼女のシーンで芥川也寸志はのちのNHK大河ドラマ「赤穂浪士」のテーマを使用)、モガの越路吹雪、色気なら京マチ子、女中の倉田マユミも大映時代の崑作品の貴重な配役だ。これら最強キャスティングに、男は雷蔵と船越英二で対抗。強い女に対する弱い男の抵抗のドラマは、当然のように男の敗北で終わり、女性への畏れと賛仰が後に残る。演出スタイルはもう完成しており、崑の一つの頂点だと思う。
[映画館(邦画)] 9点(2008-02-14 12:24:30)(良:1票)
2.  ポリー・マグーお前は誰だ
テレビが映画の題材になってくるのはいつごろからなんだろう。これなんか(66年)けっこう初期なんじゃないか。マスコミのイメージのなかだけで漂う現代のシンデレラ、それに実際おとぎ話的展開を付け加えて語っていく。冒頭の金属ファッションショーが、時代ですなあ。金属の時代の荘厳さ。アルミニウムの神。彼女がアメリカ人てとこにヨーロッパ人の屈折があるよう。ディレクターの家での嫌味の数々、アメリカへの蔑視だけではない。現実とイメージの対比というより、イメージの氾濫に任せてしまう手法。ディレクターが実は魔法をかけられていた王子だったと白塗りで出てきたとこはおかしかった。王子様と手に手を取り写真で旅してまわるとこ、ポリーの顔にどんどんいたずら書きを重ねていくとこ、などなど当時はおそらく「ポップだ!」というだけで肯定されていただろう時代の香りがぷんぷん。
[映画館(字幕)] 6点(2013-07-23 09:21:27)
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