2. 僕らのミライへ逆回転
《ネタバレ》 残念なことに最近、自称「映画通」が自分を語るためのツールとして映画を扱っている現状を目の当たりにすることが多い。だけど本当は、内容にかかわらず、映画をつくりたい、観たいっていう根本的な要求は実はものすごくシンプルなんだなと実感。手作りの映画を今から上映しようというときの、薄明かりに浮かぶみんなのワクワクした表情が胸にぐっときた。店中のビデオがダメになるというのは、物語の展開上必要なのでしょうが、このシーンはあまりに勿体なくて、別の意味で感情が揺さぶられるという。でも実際、ビデオって本当にもろい。だから扱いづらいというんじゃなく、大切にしたいものなのです。簡単に廃棄する最近のレンタルチェーンは大馬鹿者。彼らこそこの映画を観て欲しいものだ。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-13 19:36:07)(良:1票) |