1. ボーン・レガシー
《ネタバレ》 ボーンの脱走とパメラの告発による失脚を恐れたCIAが、証拠隠滅として強化スパイ計画の資料と関係人物を抹殺しようとするが、運良く生き残ったスパイと研究員の女性が逃げるお話。 主人公が記憶喪失ではないので旧シリーズのような自分を探す的な謎解き要素は無く、末端とは言えヒロインも計画の関係者にするなど差別化を図ろうとしているのは分かる。 しかし、ではその代わりにアクションがより迫力を増したかと言えば全くそんな事は無く、上述した証拠隠滅や主人公を追跡する敵の捜索シーン等、必要ではあるが、正直そこまで尺を掛けずサラッと流せば良いような場所が偉く長くダレダレ。 敵組織も3つ(CIAとスパイ製造に協力する製薬会社と国不利益な情報を捜査する諜報機関)出るが関係性の演出が下手で、ゴチャゴチャして分かり難かった。 上述の理由で序盤は話が良く分からず(私の理解力不足もあると思うが)、中盤以降は『スパイ強化に用いた遺伝子組み換え能力のあるウィルスを探してフィリピンへ』となんか中途半端なSF設定が登場。個人的にボーンシリーズはそう言ったフィクション的設定が一切ないリアリティが売りだと思っていたのでガッカリ。 アクションは格闘、銃撃、車どれをとってもアクション映画としては普通だが、シリーズでは最低。敵も警官や常人スパイばかりで常に圧勝(圧倒仕方も普通)で面白くない。 終盤満を持して『最強のスパイ』が登場するが、格闘戦は一切なくカーチェイスのみで終了、しかもその死に様が『ヒロインにバイクを蹴られてバランスを崩し柱に激突』と、どう考えても中盤位のカーチェイス時に起こる雑魚の退場方法で、ショボイCGも相まって『これが最強かよ!?』と大爆笑。どんだけ良く見ようと思っても、これまでボーンが戦ったスパイの方が強そうです。 最後にCMでボーンが出てきそうな構成になっていたが、登場どころか絡みすらほぼありません。ああ言った詐欺PVは視聴後の評価低下を助長しますので止めた方がいいですよ広報さん。てか詐欺は犯罪です。 ただヒロインが中々の美人で、変装と言う理由のため色々な髪型やファッションが拝めるのでそこは良かった。 [ブルーレイ(吹替)] 4点(2013-02-23 08:30:39)(良:2票) |
2. ホーム・アローン2
《ネタバレ》 悪魔のトラップ・マスター・ケビンと鋼の心と体を持つ泥棒二人組が『活躍』する第二弾。 『ホーム・アローン』ではないがまぁ面白いですし気にしない気にしない♪ 地上十数mから地面に叩きつけられ、さらに中身ビッチリのペンキ缶の雨を食らうハリーとマーヴ、小学生ながら『これは普通死ぬだろ!?』と思ったが、怪我すら無く闘志も衰えることなく立ち上がるその姿は相変わらず勇者。 でもハトに負けちゃうのか・・・。 [ビデオ(吹替)] 7点(2011-11-19 20:47:01) |
3. ホーム・アローン
《ネタバレ》 コメディ映画の金字塔。 子供の頃に見ても満足できるが、大人になっても泥棒二人が『もう諦めなよ!』と同情をかけたくなるほど傷め付けられても向かい続ける姿は正に『悪の勇者』。 あの折れない心をもっと良い事に使っていれば間違いなく偉人になれたのに。 [ビデオ(吹替)] 8点(2011-11-19 20:41:09) |
4. 北斗の拳(1995)
《ネタバレ》 『パンチ1発で人間をコナゴナにする男の話』程度の知識しかなかった当時は、『へぇ、北斗の拳ってこう言う話だったんだ』的な感じで見てた記憶が・・・。 まだ映画の『え』の字も知らず、純粋無垢な少年だった当事は意外と楽しかったです・・・・まぁ今思い起こせば文句無しの0点。 ただ『あんな出来』の作品にも全力で演技していた神谷さん達声優陣の熱意に敬意を込めプラス1点。 [ビデオ(吹替)] 1点(2011-01-28 12:05:31) |
5. ボーダー(2008)
《ネタバレ》 アメリカの『ビッグスター共演』的な作品て大抵演者にストーリーや演出が喰われてしまいがちだが、本作に至っては喰われる以前に単純にストーリーが陳腐。 捜査に関しても何も手掛かりをつかめずただあっちへフラフラこっちへフラフラ。冒頭の『犯人の証言』も胡散臭さバリバリ、で事件の真相もカビが生えたような平凡オチ。脚本的にヒントも入れたつもりだろうが『俺はあいつが犯人で無いと思います(だって犯人俺だもん)』とかただのとんち、『推理』の『す』の字も無い素人以下な出来。 確かに二人の熱演は良かったが他の要素が完全におんぶに抱っこで見れたもんじゃない。あのさぁ『映画』って『プロモーション映像』とは違うんだよ? 後で評価者さんが紹介していたヒートを見てみたがあっちの方がまだ良かった。 [DVD(吹替)] 3点(2010-10-11 21:26:30) |
6. ホッタラケの島 遥と魔法の鏡
《ネタバレ》 『プロダクションIGによって描かれたCG女子高生のパ○チラ目的』という犯罪的でゲスなスメルをまき散らしながら映画館へ。 ガッツシは少々ですが、際どいシーンが沢山。このカメラワークを考えた方は天才だ!!『今のはアウト!いや、セーフか』。おかげでスクリーンにかぶりつく様に観させていただきました。 ん、ストーリー?う~~~ん・・・・普通。 母親の形見の鏡を探して異世界を探検。途中裏切られながらも、種族を超えた友情を芽生えさせながらの大冒険。後半のヒロイン救出大作戦もベタながら(ただヒロインの拘束具合が異常にエロかった)スピード感もあり『当初の目的』を忘れて魅入ってしまいました。 CGに関しましては、背景はトゥーン調の3Dと2Dを織り交ぜ(キャラの周りは3Dで遠方の背景は2Dとか)、細かさも相まってなかなかの出来ですが、キャラのモデリンに関しては若干荒くピクサーに軍配。よく見るとキャラが背景から浮き出しているように見えるところも残念。ただ、ただし。衣服(特にスカート)のヒラヒラ具合に関してはもはや完勝(まぁピクサーにスカートヒラヒラなんてシーンありませんが・・・)!!さすが日本国民!力の入れるところが変だ!!ただし、髪の揺れ具合がイマイチだったのでがマイナス。 演技に関しては、主人公以外は軒並みプロですし、綾瀬さんもかなり検討されていました(予告編の映画レントンたちに比べれば月スッポン)。 尺に比べて山場が多いため全体的に駆け足気味+キャラの掘り下げができないなど欠点も、2時間でも良かったかな。 ただ、いじめっ子集団や、人間嫌いな住民達を救出作戦に参加させるために用いたのが『友情や説得』ではなく『金の力』と言うのが斬新。まぁ最後はみんな仲良くなりましたしきっかけなんてそんなもんでいいのでは、いきなり仲良しよりは無理なくていいですし、なので+1点。 『日本のCG技術の確認』『異世界冒険記』を見たいと思う方にはまぁまぁ満足できると思いますし、『同志』の方には満足いただけるかと。 [映画館(邦画)] 7点(2009-08-30 09:39:52)(良:1票) |