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プロフィール
コメント数 107
性別 男性
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1.  マトリックス
今更ながらDVDで観賞。本作以降、似たような映像をよく見かけるようになったが、それでもオリジナルはやはり違う。かつて見たことがないような斬新な映像が、洪水のように画面から迸り出る様は圧巻である。監督はジャパニメーションからの影響を公言しているが、ただ単に影響されるのと、実写でやるのとは訳が違う。さすがハリウッドである。映画館で観たらさぞかし楽しいだろうと思う。カンフー、禅などの東洋趣味に、コンピューターによる人間支配と、いかにもヒッピーくずれのコンピューターオタク趣味でもあり、サイバーパンクの典型でもある。そういえばここまでストレートなのは、今まであるようであまりなかったかもしれない。というよりも一度廃れたものが、撮影技術の進歩とネットの普及によって復活したような形であろうか。終末思想、「眠れる森の美女」に「不思議の国のアリス」などの古典、ワイヤーアクションと様々な引用をぶち込みつつ、SF特有の難解さをなるべく排して、徹底的に娯楽作に仕上げている点には好感が持てる。と同時に、コンピューターと仮想世界からの開放を隠喩とすると、強力かつ深遠なメッセージ性が読み取れる。「人間は苦痛がないと生きられない」は名セリフだと思う。「ニューロマンサー」「功殻機動隊」に続くサイバーパンクの系譜に新たな歴史を刻み、映画の表現技法に革新をもたらし、社会現象まで巻き起こしたという点で名作であることは間違いない。
[DVD(字幕)] 10点(2006-07-06 03:43:52)
2.  マン・オン・ザ・ムーン
オープニングで多少、というかかなり不安になったがそれも杞憂だった。実在のコメディアンの伝記映画で、作品中では彼のプライベートよりも、彼の芸やステージのシーンの方が多いにもかかわらず、一番笑えたのは彼が癌を患ってそれを告白したのに、家族にさえ信用されないというエピソードなのは実に皮肉だ。国民性の違いか、あるいは単なる趣味の問題だろうか?しかし感動作としてはあまり笑えない方がいいのかもしれない。アメリカのエンターテイメントの中でも日本人には特に馴染みの薄い、お笑いの世界の一端を覗けるのは興味深い。彼の過激な芸の根底にあるのは、ただ単に人々を驚かせたい、楽しませたいという純粋な思いだったのだ。その純粋さゆえに、周囲の人々から見ると、彼は暴走し、芸は過激になり、観客は付いていくことができなくなった。この辺りエンターテイナーや芸術家が根源的に抱えるジレンマかもしれない。しかしエンターテイナーとして最後まで自身の芸に殉じる姿は立派である。過激さの中にも人々や世界に対する大きな愛情みたいなものが見え隠れしていて感動させられる。それにしてもジム・キャリーは上手い。
9点(2005-01-02 02:03:47)
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