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プロフィール
コメント数 2404
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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1.  マルタの鷹(1941) 《ネタバレ》 
S・スペードを取り巻く男も女も誰もがウソをついているのかホントのことを言っているのか、超高速のストーリー展開もあってさっぱり判らんと言うのがこの映画の持ち味なんです。フィルム・ノアールはこの映画から始まったと言われるだけあって、その後のハード・ボイルド映画に多大な影響を与えたことも確かなんです。でもストーリーや判りにくいプロットなんてどうでもいい、始めから終りまでH・ボガートを堪能するのがお奨めの鑑賞法です。とにかくこの映画のボギーは喋る喋る、セリフを覚えるのが大変だったろうなと感心します。登場人物の喋りでストーリーを展開させるというフィルム・ノアールに特有の作劇法は、たぶんこの作品が後の映画に与えた悪影響だったんじゃないかと思います。 ラスト、M・アスターの乗ったエレベーターの格子扉が刑務所暮らしのメタファーになっていたりして、セリフだけでなく映像面でもJ・ヒューストンの才気を感じさせられるところが随所にありました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-07-25 23:25:04)
2.  真昼の暴動 《ネタバレ》 
ジュールス・ダッシンが『裸の町』を発表する前年に撮った脱獄もの映画の佳作。主演はバート・ランカスターで、これも『殺人者』でデビューした翌年で若々しい姿と言いたいところですが、この人ほんと若い時から風貌が変化しなかったんだなと改めて感嘆しました。脱獄映画のお約束通り看守長のヒューム・クローニンが陰湿なサディストなのですが、風采の上がらない小男であるクローニンを使ったところが上手い(ランカスターと違ってこちらは実に若々しいのが可笑しい)。ランカスターや仲間の囚人たちの入所前の生活をフラッシュ・バックで挿入する演出が効果的です。それぞれのシーンに女との因縁を絡めて描いており、普通おとこばかりで殺伐とした絵柄になりやすい脱獄ものなのに三人の女優が色を添えてこれはなかなか良いアイデアです。 看守長は囚人をスパイに仕立て、正体がばれたスパイは囚人たちに処刑されるなど、けっこう当時としてはショックな描写が見られます。ラストは脱獄に合わせて囚人たちが暴動をおこし、ランカスターたち脱獄犯とともにクローニン看守長も死んで鎮圧されてしまいます。このシーンでは刑務所側は重機関銃で囚人を撃ちまくり、まるで捕虜収容所のおはなしみたいな荒っぽさです。でも脱獄しようとする囚人の心情は『ショーシャンクの空に』なんかより切実に伝わってきて、バッドエンドな結末ですが監督の力量が感じさせられる一編です。
[DVD(字幕)] 7点(2010-10-02 23:01:22)
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