1. 魔女っこ姉妹のヨヨとネネ
アニメとしてのクオリティが段違いに高く仕上がっています。 キャラクターはとっても表情豊か、アクションシーンではめまぐるしいまでに動き、背景ひとつひとつも観ているだけで楽しくて仕方がありませんでした。 細田守監督の影響を多分に受けており、「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!(もしくはサマーウォーズ )」「おおかみこどもの雨と雪」に似たシーンを随所に感じました。 成熟した大人にはごちゃごちゃした物語に不満が残るかもしれませんが、アニメが好きな方にとっては劇場で観る価値が存分にある作品です。 アニメの面白さというのは、やはり「絵が動く」ことにあり、それだけでも突出した楽しさがあるものだと思い知らされました。 ちなみに自分の観た回は観客の9割がメガネをかけた成人男性でした。 アニメファン(オタク)にしか注目されていないのはもったいないことですし、まどか☆マギカみたいに実は大人向けということもないので、ぜひ家族連れや女性にもおすすめしたいところです。 [映画館(邦画)] 7点(2014-01-05 23:19:09) |
2. マダガスカル3
やべえ!超面白え!大人から子どもまで大満足できる素敵な娯楽映画です! 本作のストーリーの主軸は3つあります ①メインの4人の故郷のニューヨークに帰りたい!という願いのもとで繰り広げられる冒険 ②イカれた女刑事「デュボア」との攻防戦 ③落ちぶれたサーカス団の再建物語 そのどれもがお互いを邪魔することなく、むしろ相乗効果で各場面が面白くなっているのは見事。とってもボリューム感があって満足できます。 つーか、②の悪役のキャラがヤバいのなんのって・・・予告編でも相当なインパクトを残してくれましたが、映画本編ではそれをはるかに超える変態っぷりを見せてくれます。 そして本作の最も優れた要素は、迫力満点のアクション描写。 序盤のカーチェイスの面白さ、サーカスの練習シーンのワクワク感、終盤の伏線を生かしまくってくれた展開。 その全てが楽しいのですが、中盤にある予想もしなかったサーカスの映像は、観るものをとりこにするでしょう。 その美しさは「塔の上のラプンツェル」の名シーンを思い出させました。 自分は時間が合わず2D版で観ましたが、これは3Dで観ればよかった!と若干後悔。これから観る人は3Dをオススメしたいと思います。 音楽もこれまたハイセンス。 「Firework」「Wannabe」などの有名な曲とのシンクロっぷりも抜群です。 映画自体は前作を観ていなくても全く問題なく楽しめます。この夏のイチオシとして、オススメです! [映画館(吹替)] 9点(2012-08-09 00:59:31)(良:2票) |
3. マイティ・ソー
《ネタバレ》 で、どの人がアイルトンセナでジャッキーチェンでロビンフッドなんでしょうか。 浅野さん=ジャッキーなのでしょうか。全然違うだろ。 あとヒゲのおっちゃんは「ロードオブザリング」のギムリだろ。 [映画館(字幕)] 6点(2011-07-12 21:15:23)(笑:1票) |
4. マイ・バック・ページ
《ネタバレ》 当時をまったく知らない自分ですが、この映画はものすごく面白かった。 「梅山」ははっきり言って、大うそつきのエゴイストでした。ダメな人間でもあります。 梅山は、結局何者だったかは(さんざん沢田が聞いたにもかかわらず)語られません。 でもこの映画はこれでいいのでしょう。 「きちんと泣ける男が好き」 映画のラストシーンで、忽那汐里演じる女子学生が言ったことばも、彼は思い出していたのかもしれません。 国家に反逆し、自分の信念を押し通している─そう思っていた梅山は、大ボラ吹きで、結局人を殺しただけだった。 そんな彼をかばい上司に激昂し、証拠は燃やして(真偽はわかりませんが)、それでも刑務所に入れられてしまった沢田は、哀れと言うほかありません。 この「期待の裏切り」が、とても意地悪で、とても面白いのです。 [映画館(邦画)] 8点(2011-06-05 18:16:24) |
5. 漫才ギャング
《ネタバレ》 批判意見もものすごく納得&自分も芸人の品川さんは大っ嫌いですが、この映画は面白く観れました。 下品なギャグや暴力的なシーンもありますし、狙いすぎ(テレビテレビしすぎ)な演出も好き嫌いが分かれるとは思います。 おふざけがすぎる内容でもあるので、若者にはストライクでも大人には少々きついというのもわかります。その上ギャグがしつこく、上映時間も無駄に長いです。 でも西代洋(ミサイルマン)の演じるデブタクのはまり具合は素晴らしいですし、 佐藤隆太も上地雄輔も本業芸人でもいけるんじゃないかと思うくらいの好演だと思います。 ストーリーとしては元相方は解散したことを気にしている、 飛男は自分から分かれると言った彼女とよりを戻そうとする、 という2つの事柄は全く同じように描かれているのが面白いです。 芸人のコンビというものは、恋人と同じくらい縁の切りにくいものなんでしょう。 少なくとも監督の漫才に対する思いは伝わりますし、劇中では四方からゲラゲラと笑い声が始終聞こえました。 「こんな映画もたまには悪くない」というスタンスで観ると悪くない作品だと思います。 [映画館(邦画)] 7点(2011-04-08 20:09:35)(良:1票) |
6. 魔女の宅急便(1989)
子ども時代、本気で「魔女」になりたかった。 おかげで台風の日にほうきに乗って倉庫の屋根から飛んで叱られた。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-12-05 00:03:50) |
7. マチェーテ
楽しい。 この映画は「グラインドハウス」の企画の中で誕生したニセ予告編を、本当に作ってみました!な内容。わざわざ撮り直しをして予告編にあったシーンを再現してくれるのです。大人が本気でバカバカしいのを作っている感がたまらない。 本作の意外な点に、こんなB級アクションくさいのに社会的な問題をテーマとしていること。しっかりと国境間の移民問題を考えさせる内容になっています。 R18+指定ですが描写はあっさりぎみなので後には残りません。デニーロやセガールという豪華キャストだけでも観る価値ありです。 ◆ネタバレはこちら http://kagehinata64.blog71.fc2.com/blog-entry-21.html [映画館(字幕)] 7点(2010-11-15 19:33:25) |
8. マイマイ新子と千年の魔法
《ネタバレ》 結論から言えば近年のアニメ映画の中でも傑作だと。大人こそ観るべきアニメでしょう。 でも意外に賛否両論ある作品で、理由はファンタジーの要素が少なく冒険ものとしてあまりわくわく出来ないこと、終盤の展開が現実的でシビアな点があると思います。 でも自分はこの作品が大好き。昔の子どもたちの遊びや生活を観ているだけでも楽しい。 古代の人たちのエピソードも、夢か、それとも新子の力によるものなのかはわからずじまいなのですが、この映画は「どっちでもよい」というスタンスをとっています。子どもたちの世界は、子どもにとって「ほんとう」であればよい、というふうに受け止めました。 ハッキリとした描写の映画が多い中、こういった作風は個人的にものすごく好きです。 [映画館(邦画)] 9点(2010-07-13 18:21:34)(良:1票) |
9. マルホランド・ドライブ
「わけがわからないのに面白い」という奇跡のような映画。 この映画の魅力は意味がわからないのに、わかりたいと思わせる要素がそこかしらにあること。言うなれば夢をみている感覚に近いんでしょうね。終わってみて「意味わかないけど、すげー面白かった!」なんて夢をしょちゅう観る自分にとってはこの上なく楽しく、中毒性のある映画でした。 [DVD(字幕)] 9点(2010-07-11 19:01:58) |