1. 魔女の宅急便(1989)
《ネタバレ》 ジジの声はキキ自身の声でもあり、それが聞こえなくなったのは自立のきざしということか。 空を飛べなくなったり、絵を描けなくなったのは、本物にステップアップするための準備期間。 こじんまりとしているけど素直でわかりやすい作品で、ユーミンもピッタリ。 キキが淡い恋心を抱く相手としては、トンボにそれほど魅力が感じられないのが残念。 [DVD(邦画)] 6点(2013-12-08 21:03:21) |
2. マスカレード/甘い罠
《ネタバレ》 B級サスペンスの要素が満載。 莫大な遺産を継ぐ女を狙って男たちの陰謀。 たくらみから生まれた真実の愛、そして悪党の仲間割れ。 金と情欲が渦巻く展開に、エロティックシーンは付き物。 主演のメグ・ティリーは控えめなチラリズムだが、ロブ・ロウと不倫関係の人妻役キム・キャトラルがしっかり脱いでいる。 特に印象に残るような映画ではないが、そこそこまとまっているので最後まで見れる。 [地上波(吹替)] 5点(2015-04-22 22:30:36) |
3. マッドマックス2
「北斗の拳」に設定がよく似ていると思ったら、本作の方が先で影響を与えた側のようだ。 前作よりも近未来での世界観がはっきりとしていて、シリーズだけれど別物のようになっている。 カーアクション好きにはたまらないだろうが、ストーリーがシンプルすぎて少し物足りない。 [DVD(字幕)] 5点(2014-09-16 21:06:17) |
4. マスク(1984)
《ネタバレ》 醜い外見ではなく中身を見てほしいという痛切な願い。なのに、盲目の金髪美女に一目ぼれして声をかける。それこそ外見で判断してるみたいで、ちょっと興ざめ。人間らしいといえばそうなんだけど、惹かれない。 その死も唐突に感じられた。ジャンキーの母親にもさっぱり共感できない。同じ家にいる自分の息子が学校に行ったかどうかも気づかなくて、学校からの電話で知らされて最期に涙を流されても… 同じ病気のテーマでは『エレファントマン』のほうが好き。 [DVD(字幕)] 4点(2017-01-23 22:07:33) |
5. マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ
《ネタバレ》 イングマルを見てると、子供ってつくづく面倒臭いものだと思わされる。 でも、自分も多かれ少なかれ幼い頃はそうだったのかも。 決して悪気はないけど、空気が読めずに面倒なときに面倒な事をしてくれる。 イングマルと母との間にはもちろん愛情はあるものの、病気や父の不在などの影響もあって噛み合わない部分が感じられたが、イングマルより母の方に同情してしまう。 余裕のあるときには温かい目で相手をしてやれるが、ないときはイライラしたりもする。 それがこの作品に出てくる都会人と田舎の人の違いで、イングマルへの対応にはっきり出ていた。 不幸な境遇にある少年は、いつも宇宙船に乗せられたライカ犬よりはマシだと自分を慰める。 母や愛犬の死で傷ついた心も、一風変わった人達に囲まれた田舎での心豊かな生活でずいぶんと癒されただろう。 この年代なら男同士のエピソードがメインのはずだけど、お国柄が違うのか異性とのエピソードばかり。 雰囲気は悪くないのだけれど、琴線には触れなかった。 こういう子供が主人公の話は、その頃の自分と重なる部分がないと共感するのが難しい。 [DVD(字幕)] 4点(2014-08-12 21:09:29) |