1. マレーナ
この映画は好き嫌いがハッキリ分かれると思いますが、ここでは嫌い派が多いみたいで少し残念です。この映画は男と女の汚い部分を見事の描いていると思います。主役の男の子はマレーナに憧れていますが決して純粋な思いだけではありません、つまり彼も街の人々の予備軍なのです!”街の人々=大人”と”主人公=子供”のしっかりした対比にはなってない部分にもまたどうしようもない汚さがよく表現されています、でもそれでけではなく少年の想いもまたきれいに表現されているシーンがあり、その二つが”淡い憧れ=儚くも心に深く刻まれるもの”によってどこか自然に同居しているように描かれているのも上手いと思いました。 9点(2002-09-24 12:18:21) |