1. Mr.&Mrs. スミス
フツーの夫婦を演じているジョンとジェーンでいる間は、たいした会話も反応もないまましらーっと過ごしてるのに、本来の任務についた途端、ものすごいアクションとリアクションの応酬がはじまり、二人とも感情むき出しで生き生きとしてくる。殺し合いしてるのに、会話だけ聞くとフツーの夫婦のそれだという、大変にシニカルな内容になっております。それと、オトコはオンナの過去の経験をやっぱり気にする、と。で、数で負けると卑屈になるってのは普遍なんですね。この二人の場合は殺した人数ですが。この映画って、何も考えずに観られるという方は幸せで、実は、配偶者のことをすご~く考えさせられ、すご~く共感を覚えてしまった人って結構いるんじゃない?“もっとやれー!手加減するなー!”と内心ヒーットアップしてる奥様旦那様がわんさかいるよ、きっと。で、ラストにあーすっきりしたー、フフッ♪と笑えず、なんだよ、あの終わり方!とリアリティの欠如を感じるご夫婦は、ちとヤバイかな、と。 [映画館(字幕)] 8点(2005-12-08 16:13:07)(良:2票) |