1. 蜜蜂と遠雷
《ネタバレ》 役者評になってしまうが、松坂桃李はすごい役者と思い知らされた。あれだけ沢山映画とテレビドラマに出演、加えてテレビバラエティにも多数出ているのに、 一切邪魔になるイメージを持たなかった。 一方、残念なのは斉藤由貴。彼女がタバコを吸うシーンが何度かあったが、これを見ると若い頃のエピソードが浮かび映画に対する集中力が削がれる。 あのシーンが必要なら他の女優で、どうしても斉藤由貴を使うならタバコではなくて、苦いコーヒー飲むシーンとかにすればいいのにと感じた。 主役の松岡茉優は上手かった、特にはピアノ弾くシーン。前日のNHKの番組で知ったが、小学一年生から中学一年生までピアノを習っていたらしい。その経験を存分に生かしていた。 ただ二十歳にはちょっと見えなかった。しっとりとした演技で実年齢より上に見えていたので、消えていた期間を7年ではなく、12年とかにしとけば良かったのにと感じた。 好きなシーンは松坂のピアノで触発されて二人がどうしてもピアノを弾きたくなって連弾したシーン。 新人の俳優鈴鹿央士は初めて見たが、素晴らしい演技をしていたと思う。 [映画館(邦画)] 5点(2019-10-06 22:40:21) |