1. ミシェル・ヴァイヨン
映像と音響のコダワリは申し分なし。 しかし、それが皮肉なほどにストーリーがつまらない。 起承転結をそれなりになぞらえているが、どのパーツもどこかで見たような展開をなぞらえるだけだし、悪役も姑息なだけなので、観終わった後の爽快感もないに等しい。 脚本リュック・ベッソン?中学生が執筆したのかと思った。 [DVD(吹替)] 2点(2013-04-28 07:09:15) |
2. Mr.インクレディブル
《ネタバレ》 良かった。ピクサーということで、テンポの良さと脚本の良さに目が行きがちだけど、 ヒーローモノをシニカルに扱いながらも家族愛の描き方が、 上手いことマッチしてて、間違いなく傑作といえるのものに仕上がった。 たぶん、全部が全部狙ってやったことでは、ないんだろうけど、 たまに、こういう奇跡としかいいようがない、何をやっても上手く転がってしまう作品って出てくるよね。まさかCGアニメでお目にかかるとは。 子供向き?いやいや、大人こそみなきゃダメでしょう。 [地上波(吹替)] 9点(2012-07-28 23:23:19) |
3. Mr.&Mrs. スミス
《ネタバレ》 うーん、結局出オチですよね。 夫婦が実は殺し屋で敵対する組織。 ストーリーは、誰もが想像したとおりに進んでいくし、 どんでん返しを用意するにも難しい設定。 派手な銃撃戦とか、アメリカ映画だからこそ成り立っているのであって。 コメディタッチだから、笑って観てられる感じかな。 韓流みたいに、これをシリアスタッチで無理矢理泣かす仕上がりだったら、 失笑ものだったけど。 [地上波(吹替)] 5点(2012-04-22 21:45:58) |
4. ミスティック・リバー
少年時代に起きたある事件と、25年後大人になってから起きたある事件。 この2つの間に、起きた事件。3つの事件が絡んでいるのですが、 前述の2つの事件を軸に話を進めていくので、どうにもバランスが悪く思えた。ストーリー自体には2つの事件の間に起きた事件も重要なポイントであるはずなのに、 まぁ、尺が足りなかったといったところでしょうか。 話の全体的な感じは良く出来ていたのに、料理しきれなかった印象が残った。 [地上波(吹替)] 5点(2011-11-08 03:10:34) |
5. ミザリー
《ネタバレ》 このジャンルでは間違いなく傑作の一つと言える作品。 アニー役の女優さんの怪演、ストーリー、展開と作品に引き込まれるとはこういう事を言うんだろうなぁ。 一つ不満があるとすれば、主人公の救われる展開が、強攻策だったこと。 ここまで精神描写を緻密に作られたのなら、華麗なる罠でも仕掛けて欲しかった。 まぁ、これこそがリアリティってものなのかもしれないですが。 [地上波(吹替)] 8点(2011-03-04 21:29:49) |
6. 壬生義士伝
《ネタバレ》 決して悪い出来ではない。 むしろよく作り込まれているし、演者の演技もベテランや実力派を取り揃え見応えタップリ。 ただ話が美談すぎるというか、押し付けがましすぎる。 個人の意見として言わせてもらえば悪しき日本映画の風習をモロになぞっている。 これで無意味なヌードシーンでも出てくれば決定的に馬鹿監督だったけど、まぁそれをせずに硬派に貫き通した姿勢は評価したいところ。 ただ、この手の美談話に高得点は付けたくない。 [地上波(邦画)] 5点(2010-01-03 10:28:25) |
7. ミスター・ルーキー
《ネタバレ》 シナリオ自体は悪くないと思います。むしろビッグコミックオリジナルとかで、こういう漫画が載ってたら読みふけってしまいそうなお話です。 ただ映画としては、やはり破綻してますね。 野球シーンにリアリティを求めての一茂氏や駒田氏の起用も、正直そこまで上手く行ってるかと言えば空回りです。体格は立派なアスリートでも、元・投手というわけでもないので、フォーム自体は演技面に目をつぶって元プロを使った効果は残念ながら無かった。 駒田のスイングもシーズン40本塁打打つような迫力もないし。ないなら、もうここは素人でも演技の出来る人たちでやっても良かったのか?どっちが良かったのか? 最終決戦で突然現れる阪神の実在選手も豪華な計らいとはいえ、先発の藪はいつのまにか消えたと思えば胴上げにまた姿を現し、矢野もいつのまにか違う捕手になってるし。 八木は外野フライだし。挙句にバースまで出てきたら唯一シナリオで許せていたラインまで大崩壊。 桧山だけは美味しかったかな。 鶴田真由の「ばぁ~~~か~~~!!」の言い方が面白かったので3点。 [DVD(邦画)] 3点(2009-06-06 17:01:28) |